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6月7日天気に恵まれ、第2回鏡川 ホタルの学校in 久礼野 観察交流会 開催しました

2012-06-08 | 鏡川早朝ウォーキング

6月7日天気に恵まれ、第2回鏡川 ホタルの学校in 久礼野 観察交流会 開催しました。

明日は雨の予報で、夜空は月も星もない、闇の中での・・・ホタルの絶好の観察日和に恵まれました。

第2回鏡川  ホタルの学校in 久礼野 観察交流会 のご案内

19:00~20:00 久礼野公民館で、鏡川流域でホタルの里づくりに取り組まれている皆さんの取り組みの交流や

大石桂三さんにパネルを使いながら”ホタルの生態の話”をしていただき、

20:00~21:00 現地で観察会を行いました。

久礼野公民館の外では、ホタルの観察会に来られた若い家族が数組待っておられて、皆さんで車に分乗して観察会場に向かいました。

夜空は月も星もない、闇の中での・・・ホタルの絶好の観察日和に恵まれ、参加者一同ホタルの乱舞を楽しみました。 

 

高知市環境保全課・片岡さんに司会をしていただき、

開会ご挨拶  橋詰 一さん (久礼野公民館長)

久礼野公民館長の橋詰さんは、館長になったとき何か楽しめるものがあったら・・・と、以前に大石さんが 久重小学校のこども達とホタルを飼育していた事を知り、公民館に大石さんを招いてホタルの話を周りの方達と聞いたそうです。

地元の皆さんの取り組みで、以前のようにホタルが沢山飛び交うようになったこと、昨年に続いて観察会が開けたことを感謝されていました。

 

ホタルの生態の話         大石桂三さん(鏡川ホタルネットワーク代表)

パネルを見ながらホタルの生態について、大石さんより楽しく聞く事ができました。

ホタルの光は合図、コミュニケーション。飛び回っているのはオスで、メスは草むらで小さな明かりを出してオスとの交尾を待っている・・・1匹が普通、500くらいの卵を時間をかけて産んでいく・・・(参加者からはホタルの羽化に時間差があるのは、時間をかけて卵を産んでいるせいなのか?)など、大変勉強になりました。

高知小学校でのとりくみ    橋本正博先生(高知小学校校長・高知県環境教育研究会会長)

校庭の一部にビオトープをつくり、子ども達とホタルの飼育を通した環境教育の取り組みなど、時間をかけた今後の取り組みなども踏まえながら報告されました。

久礼野地区のとりくみ       橋詰辰男さん  (地元住民)

務めながら稲作をしている地元住民としての、気張らずちょっとだけホタルのためにもなっている草刈の話をされました。

川の中の草刈も昔はやっていたが、今は水田の周りだけしか刈らない傾向にある。川の中の草刈をして、冬場に川の水面に太陽が当たるようにすると、藻が発生して生きものの餌が増え、カワニナも増えるし、自然の力でホタルを発生させる。

適当な時期に、川の中や周辺の草刈をすることで、「川の生物多様性」を確保できるのでは・・・と話されました。

ホタルが乱舞する現地では、竹が繁っていた川べりの竹を伐っただけで、ホタルが発生するようになった・・・と話していました。

このように草刈と言う、人間の手が加わることで、絶滅危惧種といわれる植物が生き残っている例も話されました。

 

 会の始まる少し前に、観察場所へ行って写真を撮りました。

ここは地元の方たちが水田の周りの小川の草刈をするなどの保護活動をされていることを話していました。

今年も沢山飛んでいました。

高知市内の各地からこども連れや若い人達もホタルを見に来られて、飛んでいるホタルを手でつかめるなど、じっくりと観察できました。心が癒される一時を、周りの皆さんと共有しました。

 

高知市久万川でのとりくみ     北村清孝さん (高知市初月地区の住民・守る会)

高知市の初月地区でホタルの保護活動をされている北村さん、5月29日の高知新聞夕刊に「高知市久万川  ホタル500匹一網打尽」の記事がのりました。

取っている人を見つけて、関係機関に連絡しても動いてもらえなかった! 前には、同地区で育てているホタルの餌になるカワニナが大量に取って行かれている事も報道されました。

そして、今の高知市が定めている”ホタル保護条例”では、このような取り組みに対してほとんど役立っていないことが強調されました。

今夜は、高知新聞の記者も参加されて、県下の高知市以外の”ホタル保護条例”の取り組みや、先進県の取り組み等もお話いただきました。

新聞報道を見て、近くの小学生から”おんちゃん、ホタルの取り組みをやめんとって!”と言われるなど、複雑な気持ちも吐露されていました。

高知市も効果的な”ホタル保護条例”となるよう、条例の改正に向けて取り組みましょう!!と話が進みました。

鏡・吉原地区のとりくみ       川村貞夫  (元鏡村村長・市会議員) 

高知市の鏡・吉原で「ホタルの里づくり」をされている川村貞夫市議、第4回 吉原ふれあいの里ほたるまつり(鏡地区)のご案内もあわせて・・・

今年も高知市鏡の「吉原ふれあいの里」にてほたるまつりを開催いたします。 当日は地元の新鮮な山菜などの食材を使ったバイキング料理を堪能することができ, また地元の方のご案内による吉原渓谷の川沿いのほたる鑑賞会が実施されます。

皆様,ぜひお越しください。*参加には予約が必要となりますのでご注意ください。

 日 程 : 平成24年6月9日(土曜日)
   時 間 : 午後6時30分から(小雨決行)
 場 所 : 吉原ふれあいの里周辺( 高知市鏡狩山95付近) 
 当日受付 : 吉原公民館
 参加費 : 1,000円(食事代含む)
 問い合わせ・申込み先 : 吉原ふれあい交流館 電話→088-896-2022

*受付・問い合わせは午前11時から午後3時(月・木曜以外)にお願いします。

 

ホタルのパネルを所蔵している、高知市環境保全課の担当の方たちのサポートもあって、鏡川ホタルネットワークも年輩の大石さん(鏡川ホタルネットワーク代表)を中心に、流域でホタルの保全活動をしている人達とゆるやかな連携を組んで、少しずつ手を入れることでホタルが住める環境に出来る取り組み・・・を求めて、「ホタルの里づくり」を応援していくことも話し合いました。

 

20:00 ホタル観察会場へ移動   ホタルの乱舞を楽しみましょう

21:00 ホタル観察会場で解散

 

 (昨夜のホタルの写真です) なかなかうまく撮れません!

 

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