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4月14日、「現代の名工」樹木医の野島幸一郎さんに、築屋敷の桜並木でお話をしていただきました

2013-05-07 | 鏡川早朝ウォーキング

〇4月14日(日)は、朝7時に鏡川みどりの広場に集合して、ウォーキングの途中で

「現代の名工」樹木医の野島幸一郎さんに、築屋敷の桜並木でお話をしていただきました。

 桜はすでに”葉桜”ですが、昨年から桜のテングス病の話や手入れの仕方など、分かり易く説明をしていただいております。今年は、桜の葉の付け根にある”蜜腺”などについてのお話が・・・

出典:生きもの歳時記 万葉の生きものたち

~夏でも冬でもサクラはサクラ~

 それでは皆さんに「花のない時期のサクラの見分け方」を伝授しましょう。

  サクラの仲間は葉の付け根の辺りに、丸い小さな「ぽっち」がついています。この「ぽっち」は蜜腺(みつせん)と言い、そこから蜜が出てきます。ただし、ハチミツのように甘くはなく、表面に少しだけ蜜が浮かぶ程度しか出ないようです。

ソメイヨシノの葉っぱ

 皆さんがよくご存知のソメイヨシノの蜜腺は、葉柄(ようへい:葉の付け根の細い部分)の上部に大きいものが2つ並んでいます。

  ただし、サクラ以外の植物でも稀に「ぽっち」がある植物もいます。サクラかどうか見分けるには、樹皮に皮目(ひもく)が多いことや葉が交互に出る互生であることなども同時に確認してくださいね。
これで、来年の花見はつぼみの前からお目当ての木を探せますね。

~なぜ葉っぱに蜜腺!?~

 サクラの蜜腺にはアリがたかっていることがありますが、アリは蜜をもらうと同時に葉についている昆虫の卵や毛虫なども巣に持ち帰ります。桜にとっての害虫をアリが退治してくれるというわけです。サクラにもアリにも、オイシイ話ですね。

 

 

 

 

木の勢い(樹勢)が弱くなるとできる 「地衣類(ちいるい)」、桜の木にできてもウメノキゴケだそうで、 空気のよごれのひどい場所では,見つからない・・・身の回りの環境を知る手がかりになる生き物を,「環境指標生物」なんて呼んだり・・・

梅の木や桜の木に生えているウメノキゴケ。空気のきれいな場所にしか生息できず、大気汚染の指標にもされる・・・とのこと。

ウメノキゴケで空気のよごれを調べよう

 

 

樹木医の野島幸一郎さんは、高知市内の「葉山庭園」の会長として、造園業を営んでおられます。 

昨年 卓越した技能を持った人を厚生労働省が表彰する「現代の名工」に県内から1人選ばれました。

 樹木医の野島幸一郎さん(樹木医・土佐の匠・現代の名工)連絡先 088-831-0214

 http://hayamateien.com (葉山庭園取締役会長・高知樹木クリニック代表)

事務局長の嶋本さん(土佐観光ガイドボランティア) から、築屋敷の説明なども聞くことが出来ました。

  

 

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