【モノクロ版特報】
『ゴジラ-1.0/C』(1/12上映開始!)
ゴジラはワタクシが生まれる前の年に誕生した。
昭和29年だ。
残念ながら初期の二作は観ていない。
ワタクシがはじめてゴジラ映画を観たのはモスラからだ。
ピーナッツがやつるモスラがゴジラと戦う設定だった。
その後、中学生になるまで観続けた。
途中からゴジラはなぜか人類の味方になっていた。
昭和30年代の子どもたちはゴジラともに大きくなった。
世の中は高度経済成長の渦に巻き込まれていた。
おまけに、昭和40年代に入って、学生運動やら赤軍やらで、世の中がグッチャグッチャになってしまった。
フォークソングで慰め合う世相があった。
ゴジラを観て育った昭和30代の子どもたちはまるで大怪獣を観るかのような目で彼らを遠くから見ていた。
「ノンポリ」とバカにされながら・・・
しかし、昭和30年の子どもたちは、昭和20年代に負けていなかった。
嘆いたり、悲しんだりなかった。
集団と団結の世代に個人と協調で立ち向かった。
再びノーベル賞受賞者が現れるのはその世代からだ。
ゴジラをつくった人々は戦前の人たちだ。
戦争を生き延びて、必死で想像の翼を羽ばたかせたにちがいない。
ありがとう!
ありがとう!