こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

外国人による土地取得に関するPT、初会合

2011年01月21日 21時48分42秒 | Weblog
昨日17:00~、私が事務局長を務めている
「外国人による土地取得に関するPT」の初会合が行われた。
国会閉会中であったが、40人近い議員が出席、代理出席も含めると
100名を超える議員事務所からの出席があり、関心の高さを
あらためて認識した。

第1回目の昨日は、平野秀樹氏の講演と質疑とさせていただいた。
平野氏は森林に関する著書多数、中でも昨年3月に出版された
「奪われる日本の森」に記されている内容が報道機関等の話題を呼んだ。
このままでは私たちの貴重な資源である森林が失われていくことへの
警鐘を鳴らし、その根源にある土地制度の問題点を指摘されている。

このPTでは、まずは土地所有に関連する法律をチェックし、
他の法律や条約・協定の状況を把握することから始めたい。

外国人・外資が森林などの我が国の土地を所有することの
何が問題なのか、冷静な議論を行う必要がある。
山においては、日本人が所有者であっても手入れがされない、
荒れ放題の森林が多い。
それ以前に、我が国にはいかに所有者が不明な土地が多いことか。
境界が確定していない土地が多いことか。
問題の根源は我が国の無防備な土地制度にあるのではないか。

自由貿易によって私たちが受けるメリットは沢山ある。
けれども、このままの無防備な状況で自由に外資・外国人が
我が国の土地を取得できる土地制度のままで良いとは思わない。
人・モノ・カネが自由に行き来するこれからの時代だからこそ、
日本としてどうしても守るべき土地もあるはずだ。

このブログにおいて、今後のPTの議論の経過をご報告させて頂きます。