大正七年夏場所初日の東関脇●
源氏山(寄倒し)三杉礒〇西前頭二
の相撲手捌きについての『國民新
聞』(大7.5.14)の記事を転載する。
源氏が最初右差しで得意の二本差し
となるべく更に左を差さうとするのを
三杉が能く防いで遂に差させなかつた
のは餘程苦心もし研究もしたのであら
う是れまでの三杉の相撲振には似氣な
い器用さであつた而して右を左すや勢
ひ込んで或は足癖を見せ或は投げ氣味
を見せ奮鬪努力の結果遂につり身に寄
切つたのは非常の元氣で源氏は自ら云
つた通り果して元氣負けがした觀があ
つた
2箇所ばかり問題にしたい表現・表記
があります。
「似気ない…」は、なにかの誤植かな。
尚、「右を差す」が「…左す」と誤謬だ。
「元気負け」なる表現は初めて眼につ
いたのです。
読者諸賢の御意見を伺いたいと思います。
源氏山(寄倒し)三杉礒〇西前頭二
の相撲手捌きについての『國民新
聞』(大7.5.14)の記事を転載する。
源氏が最初右差しで得意の二本差し
となるべく更に左を差さうとするのを
三杉が能く防いで遂に差させなかつた
のは餘程苦心もし研究もしたのであら
う是れまでの三杉の相撲振には似氣な
い器用さであつた而して右を左すや勢
ひ込んで或は足癖を見せ或は投げ氣味
を見せ奮鬪努力の結果遂につり身に寄
切つたのは非常の元氣で源氏は自ら云
つた通り果して元氣負けがした觀があ
つた
2箇所ばかり問題にしたい表現・表記
があります。
「似気ない…」は、なにかの誤植かな。
尚、「右を差す」が「…左す」と誤謬だ。
「元気負け」なる表現は初めて眼につ
いたのです。
読者諸賢の御意見を伺いたいと思います。
>>https://kokugo.jitenon.jp/word/p38779
「元気負け」は記事を書いた人の造語(というほど大層なものではないだろうが)か。