酒豪力士列伝

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　今日のS紙「歴史の交差点」に…。
〔前略〕大相撲の或る親方に「現役時代は
一晩で１斗(10升)ほども飲みましたか」と
尋ねたことがある。酒豪の親方は、「いやあ、
流石に１斗は」とはにかんで、５、６升かなあ
と破顔一笑〔後略〕
　この「或る親方」とは矢張り二子山(元横綱
初代若乃花)のことだったのでは……❔

　著者より進呈頂戴した『…なんでも七傑事典』
に「一斗酒も辞さない酒豪列伝」なる項目が…。
　先ず、当地長崎の「上小島」〔？〕での日・清
酒合戦の一方の雄━雷電爲右エ門が２斗呑んだと
云われる。遺憾ながら、その“証跡”が一切のこらず。
　次に、幕末の大関 猪王山森右エ門。“酒気”を帯び
て土俵へ上ったそうな。
　明治になって、大関の一ノ矢藤太郎。続いて初代
朝汐太郎。さらに大関の鳳凰馬五郎。
　大正期は、小結の若湊義正。
　昭和に入って、関脇の大邱山髙祥。
戦後は、大鵬・北の湖両横綱が挙げられている。