昨今、高度成長期など昭和30年~昭和50年代
に造られたコンクリート構造物(ダム、トンネル、橋梁、港湾、ビル等)
や鋼橋などの損傷度合いを調査し、長寿命化を図る目的で、
コンクリート構造物の補修補強、塗装技術が盛んに行われている。
しかし、まずはその構造物の現状把握、損傷度合い把握であり、
適切な対策の選択が望まれる。人間で言えば医者と患者のようなものである。
人間も齢50年も経てば、あちこちにガタがくる。その際に早めに治療対策
するかで健康年齢の長さが変わってくる。日本人の平均寿命は女性が87.14歳
男性が80.98歳であるが、健康年齢はいかほどであろうか。
タイムリーかつ効果的なメンテナンスをしながら、健康な強度や性能を維持
するのは、家もビルもコンクリート構造物も同じである。
そんな知識の習得や研鑽は建設技術者として、失くしてはならない。
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