out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

白馬岳再び ~振り返りつつ下山~

2017-09-14 09:46:19 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(月)
小蓮華山へと続くトレイル

 たくさんのトウヤクリンドウを見ながら小蓮華山を越えてきました。 下りながら「坂の上の雲のトレイルを歩いているんだよな。」と思いつつ、何度か振り返りながら確認するも何だかちがう。 前回は雲に覆われ、トレッキングさんとしては「不本意だったその眺め」だったようですが、今回はどうだろう? 雲はかかっていないのだけど。。。
 などと思っていると船越ノ頭へ登り始めたその時「はい、ここから見て!」とトレッキングさん。

 おぉ~! すっきりと山頂まで見上げるその眺め! まさに登ってゆきたくなるような稜線です!


さらに、後方には白馬の山並みも見えているではありませんか。
雲が増えてきたけど、間に合って良かった~!


富山県側の山々も良く見えるし。 この辺の斜面、草紅葉の赤も濃くなってきた。





ライチョウ坂を越えて大池に向かいます。
この日私はライチョウは見られませんでしたが、yukoさんは飛んで行くライチョウを見れたみたい。


そして大池に近づくと。 8月に咲き誇っていたチングルマは花穂に。
しかも、その奥にはまだ白や黄色のお花がたくさん!
ウマノアシガタやハクサンボウフウでしょうか。


さらに、チングルマのお花まで! これにはビックリ!!

ここでお昼ご飯を食べ、とうとう本当に下山です。


photo by トレッキングさん
白馬大池から延々と歩きにくい大岩のトレイル。
乗鞍岳山頂付近から振り返ると歩いてきた山並みは既に半分くらい隠れている。


平原のような乗鞍岳を下るのは案外至難の業なのです。
もっと大きなゴロゴロの大岩や濡れて滑りそうな岩をトントンと越えてゆきます。
最後に来て気力、体力を使い果たす感じ。


ここの残雪も随分小さくなりました。
でもシャーベット状で歩きにくく、一回尻もち。

更に向こうの大岩を越え、下りきると天狗原。 そこからは木道の安全地帯です。
ホッと一息、木道のベンチで休憩をしました。
タイムは良い感じなので、レーズンサンドクッキーを出しておやつタイム。
休憩を終えザックを背負い歩きだそうとすると。。。


キツネ!
すごく近くに寄ってきて、私たちが食べこぼしたクッキーのカスを食べています。
どんなに近くかというと。。。


photo by トレッキングさん
こんなに近く。
始めはあまりに馴れ馴れしく寄ってくるので犬かと思い、
「そんなわけない! キツネだ!」と思うとちょっと足がすくみ動くことができませんでした。
野生動物ですから、急に声を上げたり動いたりしたら牙をむいてくるかも、と本当に思いました。
が、お菓子のカスを食べ始めたので慌てて写真を撮った、というわけです。

その後そっとその場を離れましたが、キツネはまだそこにいました。


天狗原を越えてあと一息。


実になったものもたくさん見ました。 ゴゼンタチバナ


タケシマラン


アカモノ


そしていよいよゴールッ!!


オニシオガマ


チョウジギク


みんな2日間良く頑張りました~! 今回わたしは最後まで体調も良く、本当に快適に楽しく過ごせました!
またもや栂池山荘さんのさるなしソフトでかんぱ~い!!


16:20 のロープウェイに乗れました。
乗客も少なく一番前に立てたので、写真が撮れた。
たくさん見えるのはオオシラビソの木。
この木のことを栂と呼ぶので栂池という地名なのだそうです。


オオシラビソと言えばこのマツボックリ。 めったに実らないのだそうです。
今回はこれも撮れてラッキ~!!\(^o^)/

この後はイブに乗り、栂池ゴンゴラ駅すぐ近くの「栂の湯」で汗を流して帰路に着きました。


 今シーズン2回行くことができた白馬岳でしたが、コースも違いましたし、見る物も全く違うようで本当に感動新た、でした。 なんとか体調管理もできるようになったようで、この先の登山もまた楽しみになってきました。
 今回も大変お世話になったトレッキングさん、yukoさん、ありがとうございました。m(_ _)m



白馬岳再び ~トウヤクリンドウ咲く秋色の尾根~

2017-09-13 21:58:06 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(日)
白馬岳山頂付近 紅葉した葉とトウヤクリンドウ



白馬岳山頂からの朝景を撮り、朝食をいただき、食後のコーヒータイムもとり、
その後も朝の山荘付近の撮影および身支度&トイレタイム、など、
せかされることなくゆっくりとして、ようやく下山です!w(7:50ごろ)


下山とはいっても、まずもう一度白馬岳山頂に登ります。
心配していたトウヤクリンドウは斜面いっぱいに咲いています!
黄色くチョンチョンと見えるのはすべてトウヤクリンドウ!








本当にいっぱい咲いています!


山頂では3人で記念撮影!


この日は薄曇りで、この時間地上付近の雲ははけてきたので、
白馬の町や田んぼが良く見えます!








日本海の方も能登半島までずっと見えています。








前回8月は日の出後早い時間に大きな雲が湧いてきてしまったので、
稜線の両脇の景色が見られませんでしたが、
今回は遠くまで良く見渡せます。 「こんな景色だったのだなぁ~。」と思いながら歩きます。

この先いったん下り、三国境を通過して、右前方高くなっている小蓮華山へ登り返します。


三国境。 遠く前方には日本海が望めます。
糸魚川の方ではないかと思うのですが。。。


下ったらまた登ります。
歩いてみればそれほどの傾斜ではありません。


小蓮華山まで来ると白馬大池が見られます。


photo by トレッキングさん
小蓮華山山頂。
残念ながら佐渡島はわかりませんでした。 


来た道を振り返れば、右手前から白馬岳、下方には大雪渓、その先に杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳の右奥には槍ヶ岳。 白馬鑓ヶ岳の右奥には立山が見えています。
いやぁ~、今回はこれが見られて良かった! 感無量です。


そして下ってゆく先には栂池自然園がこんなに近くに見える。
まだまだ遠いのだけどねぇ。w


船越の頭を越えてゆくトレイルも美しい。
周りの山々もずっと見えていて、本当に素晴らしい眺め。
大池を過ぎるとそんな山々も見えなくなり、険しい岩道が待っています。
あと少し。 素晴らしい時間を楽しみましょう。



白馬岳再び ~山頂の朝~

2017-09-12 23:16:07 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月4日(月) 5:17a.m.
白馬岳山頂から望むご来光



5:01a.m.
前日の意外な夕焼けに気を良くして、4日朝も4時に起きて支度を整えます。
夜明けは5時過ぎで、人も少ないようですから白馬岳山頂を目指します。
パーカー、ダウン、レインウェア、フリース帽子、などで暖かくして、ヘッデンを付けて登ります。
風はなく、それ程寒くはありません。
8月の朝はそれ程焼けませんでしたが、この日空は曙色。








5:16a.m.ごろに陽が昇り始めました。
(yukoさんの記録を見ると 5:02 には昇り始めていたようです。(^^;)





この日は富山湾、能登半島まで良く見えています。


剱岳にも陽が射してきましたが、あまりクリアではありません。


白馬鑓ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、槍ヶ岳が並びました。


奥の左方には八ヶ岳、富士山、南アルプスも見えます。


早朝はそこそこの雲でご来光も拝むことができ良かったですが、予報ほど午前中は晴れないようです。 
なんとなく高い空に雲が張っています。 けれど、お天気は良さそう! 
いったん朝食をいただきに山荘に戻りましょうか。

と、その時。
7時ごろまで朝食時間かと思っていたら、「6時終了です。」という放送が聞こえる。
あわてて食堂へ走りこむ!w


間に合いました~。w
あら。 お味噌汁が入ってない。w
美味しくいただきました~!!

朝食後もスカイプラザ白馬でコーヒーをいただき、まったりタイム。
その後荷物や身支度を整え、7時過ぎに外に出て再び撮影タイム。


槍ヶ岳~剱岳あたりの景色もクリアになってきたようです。


photo by トレッキングさん
のんびりとしていた私たちはおそらく山荘ラストの出発。
テラスには誰もいなくて、とても静か。


良い眺めを十分に堪能します。





photo by yukoさん
名残惜しいですが、本当にそろそろ下山しましょう。



【 追 記 】
トレッキングさんより「影白馬」のコメントをいただきましたので、その写真を掲載したいと思います。


2017年9月4日(月)5:25


この写真です。
始めに掲載しなかった理由は、「これを白馬岳の影」と言ってしまっていいのだろうか?、「白馬岳の影ならこんなにくっきり三角なわけないじゃん。」「白馬岳以外の山々の影はどうして見えないの?」
など不可解な点が多く、載せなかったのです。
それがトレッキングさんのおっしゃる「奇観現象」なら驚きです。 が、そうなら納得もいきます。

「なぜはっきりとした三角形の影になってしまうのか」「鳥海山だけでなくほかの山にも起こることなのか」など調べたのですが、あまりよくわかりませんでした。

が、「白馬山荘 お知らせ」でも「影白馬」と言っているので、「白馬岳の山影(影白馬)」で良いようです!
良いものが見られましたね! トレッキングさん、ありがとうございました!!


白馬岳再び ~花の谷を抜け山荘へ~

2017-09-09 21:54:24 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月3日(日)
花の谷。 村営頂上宿舎までもう少し。


 無事に大雪渓を越え、お昼ご飯を食べました。 急で長い道のりで、なかなか山頂への稜線にたどり着かない、という感じです。 が、地図を見ればあの白馬岳を直登するようなルートなのですから当然です。 トレッキングさんからは「山荘まで8時間くらいかけている人が多いです。」と聞かされていました。 気長に行きましょう。


お天気は雨が降ったりやんだりであまり撮影には向きませんでしたが、
何しろこの曇天でも景色が美しい!
水が流れ、斜面いっぱいに花が咲き、岩々までが芸術的に見える!


オオハナウド。 美しい花弁です。


お花の中を縫って歩く。


大きな岩の周りに小さな花たち。


お花畑に到着しました~!
お天気が良ければこんなところでのんびりとお茶休憩でもしたいものです。


このあたりではまだオタカラコウが生き生きと咲き、
8月にも斜面を埋め尽くしていたイワオウギが見られます。


振り返って。 あの雲の下から登ってきました!


たくさん咲いていてとても目立っていたのがこのカンチコウゾリナ(?)。
総苞(花の下の部分)が黒く、つぼみの状態では真っ黒のイガイガなので、とても目立ちます。
さらに花が咲くとその黒の上に鮮やかなオレンジ~黄色なので、本当によく目立ちます。


とても魅力的なお花です。


ハクサンフウロもたくさん咲いていました。 とても色の濃い物もありました。 秋だからですか?

そして。。。


頂上宿舎直下に来るとようやくトウヤクリンドウに会えました~!ヾ(≧▽≦)ノ
この時カメラは雨よけのカバーの中でしたが、「もう見られないかも!」と思い、急いで撮りました。


もう傷み始めていますが、エゾムカシヨモギ。
愛らしい花ですね。

その後村営白馬岳頂上宿舎を経て、さらに少し登り白馬岳山荘に至ります。
この辺から yukoさんが本当に辛そうでしたが、もうゴールは目の前です。
「どれだけ休んでもいいから、ゆっくり登ろう!」と進んでゆきました。
その道のりには私の心配に及ばず、斜面いっぱいのトウヤクリンドウが咲き誇っていました!
白馬岳山荘には午後3時15分ごろと~ちゃ~くっ! 上出来です!(*^▽^*) 


 私が受付を済ませ、「だいたい到着してから具合が悪くなるんだよね~」と思いつつ部屋に移動。 800名収容の大山荘はこの日100名強ほどの宿泊者しかおらず、普通料金で個室をいただけました。 濡れた荷物を拭いたり、乾燥室に持って行ったりなどしても余裕があります。 
 体調は変わりなく、談話室のストーブで暖まったり話をしたりしました。 楽しいひとときです!


夕飯は5時から。 すべて美味しく完食いたしました~!


その後レストランでコーヒータイム&お土産購入。


ゆったりできて楽しいです! しかもここのコーヒー、本当においしいですよ~!


コーヒータイムの後6時ごろ、一瞬雲が晴れ太陽が見えたので、急いでカメラを取りに行き戻ってくると。。。既に曇り空。


白馬山荘近くのトウヤクリンドウを撮って、部屋に戻り「ダメだ、ダメだ~。」とのんびりしていると、6時半ごろ。
ひとり外にいた yukoさんがバンッと扉を開け、「ゆうやけっ!!」と。w
トレッキングさんと私は「え~? マジ~?」という感じだったのですが、外に出ると。。。


photo by トレッキングさん
おぉぉぉ~っ!!(*''▽'')


photo by トレッキングさん
月も出ていたのです。


先ほどからは想像もつかない美しい景色。








杓子岳、白馬鑓ヶ岳、の麓には町の明かり。


剱岳もしっかりと鋭角の頭を出してきました。





さらに左方には槍ヶ岳も。

大興奮、大満足のうちに一日が終わりました。
今日来れて良かったなぁ。。。と布団の中では翌日の晴天を祈りながら眠りに落ちました。



白馬岳再び ~猿倉から大雪渓を越えて~

2017-09-09 10:37:51 | 山登り in 長野県エリア

2017年9月3日(日)
白馬大雪渓を登る

 9月3日(日)~4日(月)の日程で、8月に続き再び白馬岳に登ってきました。 ちょうど一か月前の白馬岳山行の後には「しばらく白馬はいいわ。」と思っていたのですが、ひと月経ちあの稜線のお花たちも秋のお花に変わっているだろうなぁ、と思うと無性に再訪したい気持ちにかられました。 この日程は以前より yukoさんが是非出かけたいと希望していたこともあり、yukoさんの希望地優先だと思っていましたが、8月に白馬に行けなかった yukoさんは白馬に行きたいみたい。 いぇ~い!(*^^)v

 ただし、今回のルートは大雪渓を登り栂池に降りるというもの。 「大雪渓」という響きは私にはとても怖いものがあったのですが、色々な話を聞いたり、レポを読んだりしているうちに、逆に非常に興味が湧いてきました。 大雪渓の良い時期は過ぎ、コンディションは良くないようですが、まだ登れるようなので行ってみましょう!


 3日朝は早朝に出発したほうが良いということで、2日の夜は前泊。 3日はあまり天気が良くない予報だったものの朝起きて歯を磨きながら外を見ると、なんとモルゲンロートの山々! あら。 何だか幸先良い!


栂池ロープウェイの駐車場に車を停め、猿倉まではタクシーで。
日曜日でしたが朝6時で駐車場はガラガラでした。


登山届を提出したら行きますよ~!(6:55)


猿倉荘の標高が 1,250m。 歩き始めるとブナやカンバなどの森がきれいです。
栂池自然園は標高約 1,900m。 八方池山荘は 1,850m。
白馬でこのような森を歩くのは初めてなんですね。
その分山頂までの標高差は増すわけですが、大丈夫だろか。


白馬尻までの林道を歩いていると木々の間から見えてきました!
いやぁ~、素晴らしいなぁ~!!


白馬尻小屋までは一時間ちょっと歩きます。


レイジンソウ?


白馬尻小屋が見えてきました!
ヤマハハコがまだきれい。 右端のピンクはカライトソウ?


photo by トレッキングさん
到着しました~!! ここで小休憩。 8:15
 
 そういえば、今回はバテ&高山病防止のため栄養補給に気を付けようと考えてきました。 秘策は「食べられなくなる前に食べる!」w
 朝も早起きでしたが、パン一個とバナナと野菜ジュースを詰め込みました。 おやつも小まめに摂るように心がけました。 加えてトレッキングさんがぶどう糖のキャンディーを持ってきてくれて、ちょくちょくいただきました。 高山病対策の薬も服用していました。 これは前回も使ったのですが。。。

 最近は普段の山行でもエネルギー補給、疲労回復のためにクエン酸やアミノ酸サプリを飲んでいますが、なんだか良いように感じます。 けれどやはり食事はとても大切だと今回本当に感じました。 具合が悪くなる前に食物で栄養補給をしていたせいか夜になってもバテることなく、以前まで感じていた高山病のような症状もまったく感じませんでした。 その時々の体調もあり、今回はたまたまだったのかもしれませんが、実際とても快適で、山荘での食事もすべて食べられ本当に良かったのです。


オオレイジンソウもたくさん!


オオバミゾホオズキ


いよいよ大雪渓のすぐ近くにやって来ました。
見ると中央の雪のない所からは下に川が流れているのが見えます。 大きく空洞のようになっているのです。
「紅ガラからは絶対に外れず、ピンポイントで歩いて」という注意書きも見たので、とても緊張します。
ただ、雪渓の周りは雪が溶けたばかりの場所からお花が咲き始めているようで、
初秋のこの時期だというのにまだまだ春の目覚めを見ることができます。


ミヤマタンポポ


だいぶ上部からのスタートだそうです。 9:15
雪渓中央へは歩いていけません。 端の方をそろりそろりと登ってゆきます。


登るとすぐに雪のない斜面を歩きます。 何度かこのような繰り返し。


手前のイガイガはなんでしょう? 奥の白いものは広大なオニシモツケの群落。


登ります。 右雪渓中央には横向きに大きなクラック。


白馬尻で少し感じていた雨がだんだん強くなってきました。
バラバラと降ってくるわけではありませんが、時折サァ~、と降り付けます。
視界もだいぶ悪くなって、周囲はほとんど見えなくなりました。

見る物もないので、落石に耳をすませ、足元に注意して淡々と登っていると。。。


突然サァ~ッと雲が流れてゆき、雪渓両脇の斜面が一瞬で現れました!
これには本当に驚かされました!!


この後も雲はまた押し寄せてきたり、引いて行ったり。
気が付けば雪渓のだいぶ上部まで来ていました。
その後すぐに右側の斜面にとりつき、アイゼンを外して山頂への稜線まで一気に登ります。


辿り着いた右側の斜面は 葱平( ねぶかっぴら)付近。 お花がたくさん咲いています。
本当にたくさん咲いていたうす紫色のミソガワソウ。


先がピンク色なのはクロトウヒレン。





葱平( ねぶかっぴら)の名前の由来となったシロウマアサツキ?


雪渓上部の薙ぎのような所を横切ってゆきます。 水も流れていて緊張。


雪が削り取ってゆく荒々しい斜面。 もっと広範囲で撮りたいのですが、大きくて近くて収まりきらない。


タカネナデシコもまだ見られました。


遠く雪の近くにはウマノアシガタでしょうか、大きな群落。


トリカブトは今を盛りに。


そして、ミヤマアケボノソウ! 残念ながら下の方の一輪しか咲いていませんが。


上部の方の雪渓が崩落し、雪の下は大きな空洞なのが良くわかります。
手前にはお花畑がひろがります。


ミヤマクワガタ


ヨツバシオガマもまだこんなにたくさん咲いていました!


標高が上がるほどお花の面積が広がり、うわぁ~と見入ってしまいます!


12:55。 ようやく避難小屋まで来ました。 大雪渓通過からここまで3時間40分。
避難小屋内部はとても狭く、きちきちで4人くらいが座れるようになっています。
外は寒いし雨も降るかもしれないので、室内でお昼ご飯をいただきました。
体調は良く、お昼ご飯もしっかり食べられました。 つづく。


至仏山 初グリーンシーズン♪ #2

2017-09-07 23:21:51 | 山登り in 群馬県エリア

2017年8月27日(日)
至仏山山頂直下より尾瀬ヶ原を見下ろす



至仏山山頂に向け中間地点までやって来ました。
大きな岩を手も使って登るような場所も出てきます。


険しい登山道も、そばにはたくさんのお花。


振り返れば素晴らしい眺め!


山頂方向は青空!
この辺から階段続きですが、この階段が斜めだったり、割れていたりで、
ちょっと怖い所も。


ホソバコゴメグサ?


イワショウブ


いよいよ登ってきたなぁ~!


と思うのですが、なかなか山頂に着きません。w





で、ようやく山頂にと~ちゃ~くっ!! 10:56


山ポーズッ!
以前残雪期に来た時は雪に覆われ広々として見えた山頂も、
この時期は木々と岩で囲まれ、とても狭く見えました。
が、場所を見つけ山頂でお昼ご飯。
残念ながら空は真っ白で展望もなかったので、
11:30 ごろ下山開始です。


「ここからの稜線はさらにお花が多いよ。」とトレッキングさん。


山頂からこちら側に行くのね?、という方向へ。


雲で霞んできましたが、
ハイマツの合間にたくさんのお花。





この小さなスペースにミヤマシャジン、ミヤマウイキョウ、ホソバヒナウスユキソウ、など。


ホソバヒナウスユキソウ





そして案外遠かった小至仏山。 12:25


残雪期には小至仏山山頂には来ず、直下でトラバースでしたから、
今回はお初の登頂です。





コバノトンボソウ


グングン下ります。


オヤマリンドウ


エゾシオガマ





下山しながら、残雪期にトラバースしたところはどの辺だろう、
と見ながら歩いたつもりでしたが、全くわかりませんでした。
もうこの辺ではとっくに通り越していますね。


そろそろ尾瀬ヶ原も見納めでしょうか。


近くに咲いていたキンコウカを撮っていると、一人のご婦人が
「この黄色い花をアヤメと間違えてアヤメ平の名前が付いたそうですよ。」と。
後日調べてみると、キンコウカの葉をアヤメの葉と間違えて名付けてしまったようですね。


オヤマ沢田代を越えてゆきます。


豊作はタケシマラン?


鳩待までのトレイルも結構長いです。
ただ上り返しがないのは良いですね。





14:25 ようやく鳩待にと~ちゃ~くっ!


午後2時半前に終了は上出来でした~!(*^▽^*)


 この後鳩待で花豆ソフトをいただき、乗り合いタクシーで戸倉まで下山。 お風呂は「花咲の湯」へ行き、トレッキングさんと解散しました。
 至仏山らしい花盛りの山ではなかったのでしょうが、それでもたくさんのお花を見ることができ、秋の入り口を感じながらさわやかな空気の中を歩くことができました。 本当に朝夕は寒いくらいでした!
 来年こそは初夏の至仏山に登りたいな~、とここで振って終わりにします!