out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

唐松岳を目指して ~下山まで~

2017-04-22 21:57:32 | 山登り in 長野県エリア

2017年4月16日(日)
白馬三山と雪に覆われた八方池



八方ケルンまで来ましたが、八方池まではもうひと登り。


白馬の山々の雲が取れたので、早く池からの山の姿を見たい気持ちでいっぱいです。


photo by トレッキングさん
頑張って歩きますが、そんなに速くは歩けません。


美しい景色に思わず記念撮影。 後ろのほうにケルンが見えるからもう少しだなぁ~、と。


ようやく八方池上の第3ケルン。


photo by トレッキングさん


一番上の写真もそうですが、こちらも八方池の上から撮っています。
一番上の写真は池越しに白馬三山ですが、こちらは池越しの不帰ノ劍から天狗の大下り方面。
池と言っても。。。通常池や湖が氷結した姿って水面の部分がまっ平らになるイメージがあるのですが、
八方池はおそらく雪がたくさんつもり、風の影響などで平らではないので、池があるとは一見わかりにくい。
夏に見た祠やわずかに見える対岸の階段でここが八方池なのだとわかりました。


さて、よく白馬のトレッキング情報などではここ八方池までがトレッキングゾーン、
この先は登山ゾーンなので準備は万全に、と書かれています。

確かに、夏もこの先が大変でした。
しかし、登山のだいご味はこの先さらに濃厚に詰まっており、ここを楽しめなければ意味な~い、という感じ。
なのに私はこの日も丸山までの尾根線を見上げて「あ~、遠いな。高いな。」と思っていたのでした。
第3ケルンで標高 2,080m。
朝の頭痛が少しずつよみがえり、身体も重くなってきました。


可愛い足跡を見つけ、なんとか頑張ります。
この辺からは白いライチョウも見られるかもしれないしね。


さらに近づく鹿島槍ヶ岳と五竜岳も素晴らしい。


振り返るとこんなに登った。 がんばれっ!、自分。


トレッキングさんに「丸山まで着けば、山頂はもうすぐ!」と励まされ登ってゆく。
けど、少し頭が痛く、身体がとても重い。 脚がなかなか進まない。
丸山がとても遠い。


photo by yukoさん
で、ようやく丸山ケルン。


しかし、この先さらにこの長さ。 この登り。
今写真で見ればここが最高に良い場所、山頂に向け一番ワクワクする場所だと思うのに、
あの時は「いつ辞めようか」とばかり考えてました。


でも、途中で諦めるとしても、もう少し二人についてゆこう、と一歩一歩登ってゆきます。


山にはだんだん雲がかかってきちゃいました。


この辺に来ると風も強くなってきました。
前に登った人の足跡がこんなにくっきり盛り上がっている。


そして身をかがめて登るほどの強風の中、唐松山荘上までの最後の登り。
木も岩も凍り付き、その上にエビの尻尾ができたりしています。


ようやく唐松山荘の上、唐松岳山頂へ続く尾根に出ました!
向こうには雲が多いながらも劔岳の姿が!


岩もこんなに凍り付いています。
山頂への尾根に出たとたん、それまでとは比較にならないほどの烈風です。


photo by yukoさん
トレッキングさんが「この岩のところに座ったほうがいいよ。」と言ってくれました。
本当に支えがないと飛ばされそうなほどの風です。


その風と、自分の身体を考えるともうこれ以上は登れない、と思いました。
目の前に見えている唐松岳山頂はとても鋭く、遠く感じました。
なので山頂には yukoさんとトレッキングさんの二人で行ってもらうよう頼みました。
が、二人もこの風では山頂到達は無理と判断し、みんなこの日はここを最終目的地としました。


五竜岳の方向。 下には唐松岳山荘が見えます。
夏道はこの山荘の前庭に出る、斜面をトラバースするようなルートでしたが、
冬道はずっと一番高いところを歩いてきたのですね。


photo by トレッキングさん
一応記念写真。 山頂には到達できませんでしたが、よくここまで頑張りました!


さぁ、慎重に下ってゆきましょう。


帰りはさすがに登りほどつらくはありませんでしたが、八方尾根、やっぱり長いです。


photo by トレッキングさん
みんな時々ヒップソリやお尻で滑りながら降りてきました。


photo by yukoさん

 八方池山荘に着いた時間は 14:00頃で、リフト、ゴンドラとも動いており、良い時間に帰ってこられました。 私も夏の時の様に帰路で寝込むようなことはなく山荘まで歩き切り、リフト、ゴンドラで平地まで戻るとずいぶんと元気も回復し、みんなで炭酸水の温泉に入りトレッキングさんの車で爆睡して藤岡まで帰りました。 本当に助かりました。(^^;) トレッキングさんもお疲れだったのにすみません~。

 しかし。。。昨年夏と今回、二回とも唐松岳登山で体調不良になってしまったことを考えると、私は高山病になりやすい体質なのかもしれない、と三人で話していました。 頭痛、吐き気、全身の倦怠感など、高山病に近いものがあります。
 そうはいっても今までも何回か2,000mを越す山には登ったことがあり、唐松岳の時ほどひどい症状になったことはありません。 山小屋など標高の高いところで宿泊し、息の浅い眠っている間に高山病になってしまうことはあるようです。 が、会津駒の小屋は標高 2,060m位にあるそうで、八方池山荘の 1,830mより高いのに、駒の小屋で不調になったことはないのですよね。 ま、数年前に二回、今より若い時期だということもありますが。

 八方池山荘も夏は朝起きたときに頭痛、ということはなかった。 今回は夜中に具合が悪くなった。 唐松岳登山で具合が悪くなったことは事実ですが、あまりこれだという決め手は考え付かず。。。とりあえず「何か悪い要因が重なると高い所に順応しにくい体質かもしれない」ということくらい。
 高山病に対する手立てを今すぐとることもできそうにないので、まずは日頃からの生活改善(早寝早起き習慣)、身体を絞って体力増強に心がけ、山に登ること自体に負担をかけないようにしてゆこう、と今まで以上に思います。 今までもやろうと思ってできていなかったこと。 本当にきちんとやらなくてはなぁ、とこの機会に真剣に取り組んでゆこうと思います。
 だって、やっぱり唐松山荘や白馬山荘、泊まって歩いてみたいもの。 それがダメなら中腹で景色を撮って、お花を撮っているだけでも結構満足できそうな気もするけど。w まずは長く歩けない、体力ない、というのはずっと思ってきたことなので、地道に取り組んでゆきたいと思います。

 yukoさん、トレッキングさんにはお世話になり、ご心配もおかけしました。 今後もいっしょに行けそうなところはお付き合いください。 今回も大変楽しかったです! ありがとうございました。

唐松岳を目指して ~八方ケルンまで~

2017-04-21 23:46:04 | 山登り in 長野県エリア

2017年4月16日(日)
八方尾根からの日の出

 やっとこさ、ラッキーな待遇もあり八方池山荘に到着した前日。 それでも風は時に山荘を揺らすほどの強風。 お天気は良くなるのか? 空は晴れても歩けないほどの風だったら高いところまで登るのは無理だろうなぁ。 それより駐車場まで歩いて下山しなくてはいけないかもしれない。 などと考えながらもすっかり眠りについてしまいました。 土曜の宿泊で、団体さんの利用もありましたが、山荘は割とすいており私たちは二段ベッドの上段6人利用の場所を3人で利用できました。
 快適な宿泊条件でよく眠っていたのですが、私は頭痛と身体の痛みで夜中に目が覚めました。 布団やマクラが違うとこういうこともあるよなぁ。。。と思ったのですが、翌日の登山に差し支えるといけないのでトイレに行って鎮痛剤を飲みました。 起き上がって歩くとなんとなく吐き気も。。。


夜明けの空を撮ろうと 4:30頃起きました。 頭痛もほとんど収まっていたので支度をして外に出る。
団体さんたちは既に食堂でお弁当朝食を食べていました。
前日もそうでしたが、風があっても冷たく寒いものではありませんでした。
この朝も寒さはそれ程なく、快適な早朝撮影。 雲はあるものの東の空はいい感じ。


栂池方面の山には雲がかかっていません。


ふと気づくと月の空に向かって団体さんたちが登り始めていました。
風はほとんどなく、午後に向かって風が吹きそうなこの日はこんな風に早く出発するのが良かったかもしれません。


白馬三山頂の雲はまとわりついたまま。


けれど美しい朝陽が昇ってきました。
こんな風に朝陽が拝める機会もそうそうないかもしれません。(昨年夏も見たけどw)


陽が当たればこちら側も。 なんて美しいモルゲンロート。








photo by トレッキングさん


続いて何組かの人たちが出発してゆきました。
私たちも朝ご飯を食べに戻りましょう。


私たちの出発は6時半ごろ。 山荘の食事は6時からでしたが、少し早めに出してくれました。


まだ冬眠中の自販機。w
向こうの尾根はきれいに見えていますよ。


では、しゅっぱ~つっ!!


一日白馬三山の頂は見えないかもと思っていましたが、白馬岳の山頂が見えてきました!


夏はお花でいっぱいだった尾根もまだ雪が。


景色もどんどん良くなってきているので張り切って登りましょう!


すると白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、全てが顔を出してくれました!


揃い踏み~!!\(^o^)/


振り返っても美しい~!


鹿島槍ヶ岳、五竜岳もなんて白くて美しいんだろう!!


photo by トレッキングさん
と言っているうちに石神井ケルン到着。
風はほとんどなく、すっかり良いお天気になりました!!


photo by yukoさん
さてどんどん行きましょう!


この辺から、登るに従いだんだんと不帰ノ劍や唐松岳への尾根が大きく見えてくるのが楽しい。


鹿島槍ヶ岳と五竜岳もどんどん大きくなってくる。


ふと見ると、鹿島槍ヶ岳の左奥にはさらに遠くの白い山々が。
どこなのでしょうねぇ? 燕岳とか常念岳とか?


ようやくトイレの場所まで来ました。
前回夏に私は具合が悪くなっていますし、この日も本調子ではなかったので、
トレッキングさんが無理のないようにゆっくりゆっくり行ってくれます。
本当に助かります。


トイレを過ぎたら八方池まですぐ、と思っていましたが、まだ八方ケルンがありました。
その先も登るんだなぁ。 こんなに遠かったっけ?、と思っていました。


顔のような八方ケルン。 八方池まであとひと登りです。



唐松岳を目指して ~八方池山荘まで~

2017-04-21 00:21:47 | 山登り in 長野県エリア

2017年4月15日(土)
八方池山荘近くから遠見尾根と麓の町を望む夕暮れ

 昨年7月、夏の唐松岳に登りました。 どこから見ても美しく、迫力のある北アルプスの山々を間近に望みながら、自分自身も北アルプスの山の中に身を置いているという感動。 そこには美しいお花が咲き乱れ。。。 多くの人が虜になる理由がよくわかりました。 できれば山が真っ白な時期にも登ってみたい、とこの春の計画の一つに入れました。
 天候の都合などでなかなか実現しませんでしたが遂に 4/15~16 で決行! メンバーは yukoさん、トレッキングさん、私の三人。 予報では天気は良さそうなものの、強風の心配が。 案の定白馬への道すがらネットでチェックすると白馬全域のリフト、ゴンドラが運転見合わせ状態。 現地に着くと平地はほとんど風がないのですが空はあまり思わしくなく小雨も降っている。 仕方がないのでお昼ごろまで温泉に入ったり、ショッピングなどして楽しみ、ゴンドラ、リフトが動かなければほかの場所に行く設定までしておりました。
 が、なんと午後1時より運転復旧のお知らせが! 「それ~っ!」と!\(^o^)/


無事アダムに乗り込むと、下方には虹の祝福アーチ!!

もっとも、この後兎平でお昼ご飯を食べている間にその上のリフトが再び運休になり、あわやの危機となりましたが、
「山荘宿泊者の方だけ早く乗ってください!」と言われバタバタと乗り込む!


そして無事八方池山荘に到着しました~!
いやぁ~! まずは一安心!!(*^▽^*)

しかし「明日リフトが止まっていたらどうするの?」って。(^^;)
ま、それは翌日考えましょ~!


山荘でしばらく休憩をしてから、夕暮れの空を見に行く。
天気は回復予報でしたが、まだ時折強烈な風が吹きつける。
トレッキングさんのはポーズですがw、yukoさんのように前かがみ、もしくは座り込むほどの風も吹いていました。


戸隠方面の山々は良く見えています。


栂池方面にも雲はかかっていません。


遠見尾根もきれいです。


が、白馬三山の頂は雲の中。
翌日は予報通り好天となるでしょうか。
予報通り強風にならないと良いけど。。。


photo by yukoさん
まぁ、何はともあれ夕食をいただき、早く寝て翌日に備えましょう!
ブッフェスタイルでおいしくいただきました~!



小さな巨人 ~大小山~

2017-04-11 23:59:29 | 山登り in 栃木県エリア

2017年3月29日(水)
麓の田園から見上げる大小山

 両崖山に続き、大小山にやって来ました。
 東北自動車道を浦和から車を走らせ、渡良瀬川を越えると栃木県。 平らな関東平野の田園地帯を走り抜け、一番初めに近づく山が三毳山。 この辺で関東平野の北端に来たのだなぁ、と実感できるポイントです。 そんな関東平野の北端の一部を形作るのが三毳山や先に登った両崖山、そしてこの大小山など。 最近歩いている多摩、秩父あたりから見られる一番手前の山々だと思うと興味もわきます。
 あちこちのレポで拝見したこの「小大」の掲示。 実際見ると感慨深いものがありました~!


さらに、大小山登山口に向かう道中には広々としたこの田んぼ。
いい風景ですね~!!


田んぼの畔には可愛らしい草花が花を咲かせているもので、
登ることも忘れ座り込んでしまいました。


登山口には大きな駐車場、トイレ、そして上の写真の様にベンチ、杖まで用意されています。
では、「妙義山廻り」からスタート。


スミレがかわいい。


急斜面もありますが、お花を見ながら
登ってゆきます。


一見するとまだまだ冬木立だと思っていたのですが、
こうしてみるとすでに新緑でした。


「小大」が見えた!


そして広がる空と平野も美しい!


さてもう少し、と思っていると。。。


ロープ。 おぉ。 小さいながらも侮れない。
なかなかスリリング。


同じような画像ですが、平地から近い分、登った分だけ見ている角度の違いが判って面白い!
左奥が三毳山。


三毳山の左を寄せてみれば岩船山と左のほう、高いのが晃石山?


「小大」の表示が同じくらいの目線に。


最後のロープを登ると山頂標識が見えました。


妙義山山頂到着~!
標高 313.6m なのですが、登った感ありました。w


こちらもクリアな空なら遠くの山々まで見晴らせるのでしょうが、
この日は残念。


それでも絶景な様子は十分に伝わってきます。


うまく機会が取れれば、水の張った田んぼの時期に
下からも上からも眺めてみたい。


景色を楽しんだら大小山に向かって下山します。
とても急な斜面です。


大小山山頂。 お先の二人が休憩されていたので私はサッと。
この辺から次の予定も気になりだしたので。。。


展望台。


そして足早に女坂へ。
本当はもっと雄大な景色が眺められるお山なのでしょうが、
この日の景色でも十分に楽しむことができました。
またある晴れた日に登り「わー!こんなだった!!」とびっくりする日が来るような気がします。
この後は初春のお花見へ。