トヨタのメディア対応が相変わらずらしい。要するに、不都合な情報を流される可能性のあるメディアに
対しては、貝のように口を閉ざしているということだ。
だが、きちんと対応して自分の言い分を言わなければ、「反論の意思も能力も無い」とされて一方的に
報道されるというのが世界のルールだ。特に海外メディアは容赦ないだろうから、こういう判断を
している理由がまったく理解できない。
それはともかく、こういう問題においても、労使が揃って「取材拒否!」と足並みを揃えているのは
こてこての日本企業らしくて実に微笑ましい。
会社の直面する問題に対して、労使ががっちりとタッグを組む構図こそ、日本型雇用の真の姿だ。
終身雇用で他に逃げ場がないのだから、こうなるのは当然。
愛社精神だのチームワークだの言われているものの正体は、
経営的な手法でも何でもなくて、 ムラ社会の副産物の一つにすぎない。
ところで、このアングルは、そのまま他の“課題”に対してもあてはまる。
たとえば、リコール問題を派遣切りに置き換えてみてほしい。派遣切りを追及され過ぎて困るのはだれか。
同一労働同一賃金が実現して困るのは誰か。
偽造請負だってそうで、これを労組が関与せずに受け入れるなんてことはありえない。
実際、この問題を追っていた某紙の記者は、松下の労組に何度取材を申し込んでも逃げられると
こぼしていた。
労使対立という言葉は、こういうアングルがばれてしまうと不都合な人たちが利用しているカモフラージュ
にすぎない。騙されて共産党や社民党に投票しちゃったような人は、これを機に目を覚まそう。
このままだと連合の既得権強化に利用されるか、
赤旗という名の(御利益ゼロの)お札を売りつけられるだけだ。
ついでに言えば、こういう体質のトヨタがこれまでまったりと繁栄してこられたのは、大手メディア自身
もまた、強固な終身雇用システムで保護されたムラ社会だった点が大きい。
労働市場が流動化しているアメリカなら、彼らはジャーナリズムという共通のスコアカードを持っているが、
日本の記者もテレビマンも、実体としては「オラが会社が日本一」
という普通のサラリーマンでしかない。
だから、広告料という鼻薬にはだれも逆らえない。
そう考えれば、実はトヨタというのはグローバル企業でも何でもなく、ムラのメディアを上手く
コントロールしつつ、ムラ社会式に作った車をムラ社会中心に売っている巨大な一つのムラだったのだろう。
さて、ムラ社会トヨタは変われるだろうか。
言うこときかない海外メディアは一切取材お断り、という姿勢からは、
「よそもんは来るでねぇ!出てけ!」といって引きこもる村民のイメージしかわいてこない。
三河の田舎企業がグローバル企業になる日は遠そうだ。
対しては、貝のように口を閉ざしているということだ。
だが、きちんと対応して自分の言い分を言わなければ、「反論の意思も能力も無い」とされて一方的に
報道されるというのが世界のルールだ。特に海外メディアは容赦ないだろうから、こういう判断を
している理由がまったく理解できない。
それはともかく、こういう問題においても、労使が揃って「取材拒否!」と足並みを揃えているのは
こてこての日本企業らしくて実に微笑ましい。
会社の直面する問題に対して、労使ががっちりとタッグを組む構図こそ、日本型雇用の真の姿だ。
終身雇用で他に逃げ場がないのだから、こうなるのは当然。
愛社精神だのチームワークだの言われているものの正体は、
経営的な手法でも何でもなくて、 ムラ社会の副産物の一つにすぎない。
ところで、このアングルは、そのまま他の“課題”に対してもあてはまる。
たとえば、リコール問題を派遣切りに置き換えてみてほしい。派遣切りを追及され過ぎて困るのはだれか。
同一労働同一賃金が実現して困るのは誰か。
偽造請負だってそうで、これを労組が関与せずに受け入れるなんてことはありえない。
実際、この問題を追っていた某紙の記者は、松下の労組に何度取材を申し込んでも逃げられると
こぼしていた。
労使対立という言葉は、こういうアングルがばれてしまうと不都合な人たちが利用しているカモフラージュ
にすぎない。騙されて共産党や社民党に投票しちゃったような人は、これを機に目を覚まそう。
このままだと連合の既得権強化に利用されるか、
赤旗という名の(御利益ゼロの)お札を売りつけられるだけだ。
ついでに言えば、こういう体質のトヨタがこれまでまったりと繁栄してこられたのは、大手メディア自身
もまた、強固な終身雇用システムで保護されたムラ社会だった点が大きい。
労働市場が流動化しているアメリカなら、彼らはジャーナリズムという共通のスコアカードを持っているが、
日本の記者もテレビマンも、実体としては「オラが会社が日本一」
という普通のサラリーマンでしかない。
だから、広告料という鼻薬にはだれも逆らえない。
そう考えれば、実はトヨタというのはグローバル企業でも何でもなく、ムラのメディアを上手く
コントロールしつつ、ムラ社会式に作った車をムラ社会中心に売っている巨大な一つのムラだったのだろう。
さて、ムラ社会トヨタは変われるだろうか。
言うこときかない海外メディアは一切取材お断り、という姿勢からは、
「よそもんは来るでねぇ!出てけ!」といって引きこもる村民のイメージしかわいてこない。
三河の田舎企業がグローバル企業になる日は遠そうだ。
想像するに(本物の)村人の集会の方がよっぽど建設的だと思う
部品会社にも大きな
影響を持つから、慎重になるのは私は分かります。
となると、海外へ行けばガンガン情報公開するが、日本では特定メディア以外は口を閉ざす、ということをするのが当然の対応なのかもしれません。
日本は市場も縮小していますし、あえて改革する必要性は少ないでしょう。いや、日本に住む我々からすると辞めて欲しいことではありますが…
総評時代だってそうだったが、内部でも結構対立してる。
ましてや連合と赤旗をごっちゃにするなんて、USA nissanにプリウスの文句を言ってるようなもん。
(どっちも日本車だけどな)
ああ、トヨタ労組に名を借りたレッドパージか、、、orz
JALの方は最近のニュースで数秒見ましたが…
オバマ政権のグリーンニューディール政策、スマートグリッド構想の中で、電気自動車の実現は加速を増しつつあります。そして、自動車メーカーにとって北米市場は重要。
電気自動車は、部品の中核はモーターですが、どんな完成車メーカーもほぼ共通でかつ汎用的なモノを使います。パーツを集めて、自作PCを作るのと、ノリがほとんど同じ。だから、ベンチャー企業が電気自動車の開発に名乗りをあげています。
ガソリン車における、「トヨタ車用のエンジン」や「日産車用のエンジン」といった、完成車メーカーに合わせたエンジンのような考え方は、電気自動車では通用しません。
電気自動車産業は水平分業型になる見込みなので、ケイレツが生き残る保証は無い。
トヨタが自発的に変わるとは思えないですが、外圧(アメリカ発の自動車のパラダイムシフト)で、変わらざるを得ないのではないでしょうか?
日本の自動車産業が崩壊する可能性もあり、雇用環境は悪化するかもしれませんが、トヨタ的ムラ社会がなくなるのならば、悪いことばかりではありませんね。
価値観や集団の利益を守るために、行事を遂行したり異物を排除したり……そういうことが有効だった時代もあったのでしょう。でも今は……。
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入社式や研修が続く季節に、ふと思いました。
>JALの方は最近のニュースで数秒見ましたが…
私もニュースで数秒~1分くらい見ただけです。
それだけで村ぶりを感じずにはいられず・・・
(可能だとしても、全部見るのはちょっと怖い)
個人的にはトヨタはまだましかなと。
もう一方はイタイ・・・と思いました。
一応トヨタの方のリンク
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100401/t10013566241000.html
服が作業服なのは結束を高めるためだそうです。