Joe's Labo

城繁幸公式。
というか避難所。移行か?
なんか使いづらいな・・・

2020年、日本が破綻する日

2010-09-30 13:11:06 | 書評
2020年、日本が破綻する日 (日経プレミアシリーズ)
小黒 一正
日本経済新聞出版社

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既に各所(こことかこことか)で本職の方が取り上げているので、いまさらながらという気も
するが、本ブログ読者向けに紹介しておこうと思う。
『世代間格差ってなんだ』の共著者である小黒氏の新刊だ。
世代間格差という大きなテーマに沿いつつ、財政と社会保障の課題と改革の方向性について
解説する。

本書も指摘するように、日本の財政が急速に悪化している原因は、増大する社会保障給付に
ある。75年、給付12兆円、保険料収入10兆円に過ぎなかった社会保障予算は、07年には給付
91兆円、保険料収入57兆円の規模にまで拡大し、公費で負担しなければならない差額は34兆円
にまで拡大した。
しかも、この差は、毎年約1兆円ずつ拡大すると予測されている。

医療や年金といった社会保障の見直しもせず、かといって保険料引き上げや増税による財源確保
にも手をつけないことで、何が起こっているか。
聖域なきコストカットの対象とされているのは、教育や子育てといった現役世代向けの給付
である。著者の言うとおり、まさに「二重のツケの先送り」というわけだ。

そういった負のスパイラルを断ち切るためには、社会保障を一般財政から切り離し、財源を
規定する“ハード化”が必要だというのが、本書の提案である。制度としては、賦課方式
ベースから事前積立方式への移行が望ましいとする。
高齢者にとっては、社会保障の見直しも財源確保もされない方がトクだろう。今の日本では
どうやっても給付カットにつながるからだ。そういう意味では、政治がこの問題に目をつぶる
のも当然かもしれない。

もっとも、既に終わりは見えている。多くのエコノミスト同様、著者も2020年に家計が財政を
ファイナンスできなくなると予測し、それまでに何らかの異変が起こると指摘する。
ただ、ギリシャの例を見ても分かるように、必要なあるべき改革は、そういう形で危機が
顕在化しない限り不可能なのかもしれない。

非常に充実した内容で、ある程度関心のある人から学生まで、幅広い層に推奨できる良書だ。

さて、本書では全編通じて、様々な“民間信仰”について、オーソドックスな立場からの
解説が加えられている。以下、よく目にする迷信とそれに対する回答をピックアップしてみよう。

・「景気回復まで財政再建は進めるべきではない」
→不況だから安定しているにすぎない。むしろ好況になればより痛みは大きくなる。

・「経済への影響から、段階的な増税が望ましい」
→むしろ一度に増税した方が、経済的損失は少ない。

・「国の債務は、資産を引いた純債務でみればそれほど多くは無い」
→売却できない河川や道路、企業であれば負債に計上すべき年金預かり金までカウント
するのは間違い。さらには、社会保障における暗黙の債務1150兆円を、これからの世代は
負担しなければならない。

・「なんだかんだいっても、厚生年金は払った以上に返ってくる仕組みだ」
→企業負担分は結局は本人負担と同じであり、そう考えると45歳以下は既に払い損。

・「借金してでも景気対策を優先すべき」
政府借金の増加で世代間格差が拡大すると、経済成長率は低下する傾向が
ある。

前回の参院選に際し、若者マニフェスト策定委員会の出した各党マニフェスト採点において
「みんなの党」の財政・社会保障政策に対する評価があまり高くはなかった(11党中5番目)。
結構、あちこちで理由を聞かれる。
確かに、小さな政府を目指す政党なので若年層にとっては魅力ある政党には違いないのだが、
“みんな”の一部の政策は上記のようなスタンスからは若干ずれたものだ。
特に「純債務でみれば財政危機ではない」といって財政再建を先延ばし
にするのは、若手 からすればとうてい看過できない誤魔化しである。

何か別の意図があるのだと思うが、自民党などがきっちりとオーソドックスな政策を
打ち出している以上、我々としてはその部分は減点せざるを得ない。
これが、同党の評価を下げた理由である。

雑感@中国人船長釈放

2010-09-25 13:07:25 | その他
僕が二十歳の頃、初めて海外旅行に行った先はインドだった。

友人とホテルに入る時、従業員にチップを要求されて、まあお世話になるからと払った僕の
ところには、翌日からも理由をつけてはしつこくたかりにきた(しかも、金額が上がる)。
断った奴のところには二度と来ない。
それやこれやを通じて、バックパッカーとしてユーラシア横断する頃には、主張しないと
徹底的にカモにされるのだということを肌感覚で理解していた。
良し悪しでは無くて、一部の先進国以外ではそういうルールになっているのだから仕方ない。

もっとも、たいがいの日本人もそんなことは百も承知だろう。
総会屋にお金払えば、来年はどうなるか。
不良にカツ上げされてお金出したら、次に会った時にどうなるか。
駄々っ子のおねだりに負けてオモチャを買い与え続けたら教育上どういう影響があるか。
誰だって知っていることだとは思うが、日本にとって不幸なことに、そういう人間関係の
イロハを知らない人たちが政権に居座ってしまっている。

とりあえず、これで平和憲法など何の役にも立たないという事実が
はっきりしてしまったわけだ。

ご利益がないとばれたわけだから、平和憲法を拝む信者は減るだろう。
逆に、いち早く日本支持を打ち出した米軍神社は参拝客でにぎわうはず。

もっとも、米軍という柵がより強固になったらなったで、平和憲法はその中で箱庭的に栄える
かもしれない。今までそうだったわけだし。
そういう「柵と箱庭のダブルスタンダード」をどうするか、
というか「柵を低くしたうえで箱庭をもうちょっと現実的なものに直しましょうね」
というのが鳩山さん以降の民主党の外交スタンスだと思っていたのだけど、今回の流れを
見ていると、どうもそこまで深くは考えていないようだ。

とりあえず今確実なことは、市民運動出身が売りの総理と全共闘OBの官房長官は、過去20年で
もっとも日本を保守化させたコンビとして、歴史に名を残すだろうということだ。


NHK『特報首都圏』及び『ニュース おはよう日本』

2010-09-23 20:20:32 | work
先週オンエア予定だったのだけど組閣で一週間遅れになってしまったので再告知を。
明日24日(金)19:30~のNHK総合『特報首都圏』にスタジオ出演予定。

そして翌25日(土)朝7:30~ NHK総合『ニュース おはよう日本』にも、VTR出演の予定。

なぜ最近NHKづいているかというと、実は先週、夕方6時台の首都圏ネットワークという
ニュース番組で『ミドルエイジクライシス』という一週間通しの特集が組まれていて、僕や
若者マニフェストのメンバーが何人か出演してコメントさせてもらったのがきっかけだ。

それがローカルとは思えない反響があったため、急きょ土曜日に後追いのVTRを流すことに
決まったというわけだ。
番組の特設サイトに寄せられた感想は150件以上。
番組で一部紹介することになると思うが、かなり衝撃的な内容だと思う。
僕自身、ここまで30代が底抜けしているとは思わなかった。

確かに、贅沢を言わなければ仕事はあるだろう。
「僕たち私たち、全然不幸じゃないです」っていう30代もいっぱいいるとは思う。
でも、その一方で、こういった状況が出現しているという事実は忘れるべきではない。

「要領が悪い」というだけでは、とても説明がつかない格差だ。
そして、このまま見過ごせば、その格差はさらに拡大するだろう。

ピースボートに乗ってみたくなりました

2010-09-20 11:22:39 | 書評
希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)
古市 憲寿,本田 由紀
光文社

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僕は正直いって社会学系の本というのがあまり好きではなくて、
「そんなこと実社会で働いてれば誰でも知ってるだろう」的なことをぐだぐだ書いている
という印象しかない。
そんなわけで、本書も東大の総合文化研究科博士課程在籍の若手社会学者の本ということで
あんまり期待せずに読みだしたのだが、途中でやめられずに一気に最後まで読んでしまった。

一言でいえば、ピースボート乗船日記である。

ピースボートといえば、辻本センセイ率いる左翼団体というイメージしかなくて、よく
わからないけれども代金払って数カ月して帰ってきたときには筋金入りの活動家にされて
そうな印象しかなかったが、全然そんなことはないらしい。
一応「9条勉強会」みたいな自由参加式のイベントはあるらしいが、熱心に参加する人は
少数で、実態としては若者から定年した団塊世代まで、いろいろな年代、職業の人達の参加
する賑やかなツアーだそうだ。

著者は乗船する若者を、4つに分類してみせるが、九条や世界平和など、政治的な関心を
抱いているのは全体のごく一部だという。
では、大多数の人にとって、ピースボートに参加する目的とは何なのか。
お祭り好きタイプや観光目的など人によって違いはあるものの、そこには大きく共通した意識
が横たわっている。それは“自分探し”だ。
そして著者は、その自分探しが、けして最近の若者だけに限られた風潮
ではなく、若者に普遍的なものであり、たとえば学生運動なども
一種の自分探しだったとする。


「カニ族」(70年頃の貧乏学生旅行者)たちは、北海道で「現代的不幸」に
向き合った後は、ちゃっかり髪を切って企業戦士になっていった。
つまり旅は子供から大人への通過点、通過儀礼としての役割を果たしていた
とも言える。若者たちは旅を終え、色々な夢や希望をあきらめた。
そして、企業社会の一員となるというレールを歩んでいったのである。
しかし、今やそのレール自体がなくなってしまった。


団塊世代ってなんであんなに節操無いのか不思議だったが、学生運動を自分探しと考えると
よくわかる。

さて、問題は現代だ。
卒業旅行やなにやらで旅という儀式はしてみたものの、帰ってきても乗るレールはない。
レールなんてないのだから、旅なんて行くわけないじゃん、でも、これからどうすればいいの?
そんな悩める若者たちにとって、ツアーほど丸投げするわけでもなく、かといって自分の足で
歩きまわる必要もなく、通常の半値以下の格安料金で世界一周引きまわしてくれるピースボート
はとても好都合というわけだ。

そんな四か月にわたる旅も終わりをつげ、彼らはそれぞれの現実に戻っていく。
興味深いのは、ほとんどの人が、海外で得た交流や知見ではなく、船内での人間関係を印象
に残ったとあげている点だろう。結局、彼らが獲得したものは、アフリカでもアメリカでも
なく、濃密で逃げ場のない集団生活から得たものだったというわけだ。
「四ヶ月間横浜沖にでも浮かんでれば良かったのではないか?」と思う人もいるだろうが、
人間関係にせよやりたい仕事にせよ、何かに気づくためには、やはり“旅”というキーワードは
必要だと思う。

実際、そうして得た交流関係は、その後も長く続くという。ルームシェアや共同事業等、
様々な形で共同体を発展させるものもいる。著者は中でも、200人近く参加した一周年記念
パーティに注目する。
200人も集まるということ自体凄いと思うが、かつて九条や世界平和といった政治性を熱く
語っていたグループから、そういった熱がきれいに消え去っていたという事実はとても重要
だろう。

つまり、ピースボートは「社会運動や政治運動への橋渡しをしよう」という創設時の理念と
はまったく逆に、元気はあるが発散方法を知らない若者たちを船腹いっぱい詰め込んで世界中
を連れ回し、その希望や情熱を放棄させる機能を担っているわけだ。
著者はそんなピースボートを「あきらめの船」と呼ぶ。
なるほど。自分探しは多くの人間にとって、何かを諦めるプロセスでもある。


著者はとかく抽象的になりがちな社会学というものを、ルポを絡めて生き生きと描く才能がある。
宮台先生あたりに染まることなく、これは大事に伸ばしていってほしい。


以下、個人的にツボだったポイント。

・「若者の性処理」に異様な関心を見せる上野千鶴子センセイ。

・基本的に草食系で大人しい若者に対し、船のトラブルに切れて団結、抗議運動を展開する
 元祖学生運動世代。

・わざわざ後書きで反論する肉食系の本田由紀さん。


それにしても、本書を読んでわかったことは、ピースボートというのはいっぱしの旅行会社
だということ。これだけ充実したツアーを毎年動かしているわけだから、そりゃ辻本さんの
実務能力がそこらの民主党議員なんかより高いはずである。
社民党という変な厄を落として、より現実的な目線からご活躍いただきたい。

受けるだけで若返る魔法の研修

2010-09-16 17:20:49 | その他
さっきたまたま見つけて思わず笑ってしまったのがコレ。
お馴染み、厚労省指定天下り機関「労働政策研究・研修機構」が、
職員募集で「33歳以下」と年齢差別しているじゃありませんか。


「求人出したいけど、ぶっちゃけ35歳以上はいらないよね。でも今は年齢制限しちゃ
いけない決まりなので、中高年がたくさん殺到してきてうざいよね」
と頭を悩ます全国の採用担当者には朗報だろう。
「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、特定の年齢層の労働者を対象とする」
と一筆書いておけば正々堂々と年齢差別が出来るわけだ。良かったね。

さて、厚労省や連合といった既得権層よりの論者の中には、流動化論に対して
「再就職訓練等のセーフティネットの充実が先だ」というロジックを弾よけに使うものがいる。
この手の言葉を出されると、まず正面切って反対されることはないから、この弾よけは
とても強力だ。

ただ、人事的な立場からすると、たとえば研修受けただけで人を採りやすくなるなんてことは
正直あまり想像できなくて、重要なのはあくまでも職歴である。
というわけで、雇用主責任を引き下げて雇用コスト下げて、とにかく職場に送りこみやすく
した方が、研修に何十億も予算つけるより効果的だと思われる。
(というか、研修名目で天下り用の組織を確保したいだけだろうけど)

たとえば、新卒向けに全国で研修やるよりも、「3年間は理由のいかんを問わず解雇可能」
とやった方が内定率向上には役立つし、本人達の人材価値も向上するはずだ。
要するに、正規雇用の規制緩和こそが、最大のセーフティネットなのだ。
「セーフティネットが先」と言っている間は、セーフティネットなんて出来るわけがない。

とはいえ、上記のような人達がそこまで言う以上は、求職者が年功序列の壁をパス出来る秘策
でもあるのかなと思っていたら、おひざ元で「33歳以下」「長期雇用前提」である。

とりあえず33歳より年上の求職者は、労働政策研究・研修機構にでも出むいて
「年齢制限に引っ掛かってるんですけど、どうやったら働かせてもらえるんでしょうか?」
と聞いてみるといい。
きっとここの研究部門というのは「受けるだけで若返る魔法の研修」
でも研究しておられるのだろう。

税金で食ってるわけだから、ぜひその成果をご公開いただきたいものだ。

小泉旋風と小沢フィーバーの共通点

2010-09-13 20:21:09 | その他
先日、若者マニフェスト策定委員会で実施した民主党代表選アンケートの結果がアップされた。
小沢支持が67.8%というのは他のネット調査と整合する結果だが、興味深いのは
「各候補に期待すること」という設問への回答だ。

菅支持層のトップが財政再建だったのと対照的に、小沢支持層のトップは
「既存体制の破壊」、それも実に5割が求めているわけだから、
ほとんど和製リーサルウェポンと言っていい。


この差はいったい何なのか。

実は、もう一つ注目すべき点がある。小沢支持層の16.7%が行革を期待している一方で、
菅総理にそれを期待している人は皆無である。
行革というのは、実は既存体制の破壊と表裏一体だ。
公務員制度改革の停滞を見ても明らかなように、自治労の既得権にがちがちに縛られた民主党
には、それを実行する能力は無いだろう。
実は小沢支持層というのは、無党派層を中心としたアンチ民主&民主に幻滅した有権者
ではないか。
そう考えると、やっぱり勝つのは菅さんかもしれない。
(民主のサポーターになるような人は、最初から行革も破壊も望んでいないだろう)

「自民党をぶっ壊す!」の小泉政権を支持した無党派層の期待も、やはり既存体制の破壊に
あったことは間違いない。日刊ゲンダイは例外として、小泉改革の支持層と小沢フィーバー
の担い手は結構被っている気がする。かく言う僕も、そうだから。

もっとも、小泉改革は「小さな政府」というとても分かりやすい方向性を掲げていたが、
“小沢政権”というヒョウタンから何が出てくるかは振ってみるまでわからない。
そういうジョーカーへの期待がこれほど高まるということは、それだけ日本が追い込まれて
いるということなのだろう。

雑感@民主代表選

2010-09-10 10:48:39 | その他
民主代表選が盛り上がっている。
正直、政策的な差はよくわからないし(お互い突っ込んだ話は避けているように見える)、
世代間格差的な視点はまったくお持ちでない両者なので、どっちをどうこう言うつもりは
ないのだけど、民主党のセンセイ方の人間模様が人事屋としてはすごく興味深い。

まず、菅陣営で士気旺盛な人といえば、前原、野田、枝野、仙谷あたりなのだけど、以前から
いわゆる“反小沢”と言われていた人達ばかりだ。
要するに負けたら干されるというわけだろう。
小沢さんはなんたって公的な政党助成金を好き嫌いで分配してしまう人ですから。
以下、一円の助成金も受け取っていないという民主党・小林興起議員のお言葉。

「政党助成金はクリーンでも何でもない。税金から出た金が一部の党幹部に差配されるのだから
こんなに恐ろしい制度はない」(文藝春秋7月号より)

そりゃ皆さん必死になりますね。

一方、代表の菅さんがあんまり乗り気でないというのも興味深い。鳩山さんの話では
手打ちにしようとしたけど結局下に担ぎだされてしまった形らしい。

全体的に菅陣営からは「ぜひ菅さんに」というよりも「小沢さんが嫌いな人達の避難所」
的なオーラを凄く感じてしまう。「小沢さんでひと山」的なギラギラした小沢陣営とは
実に対照的だ。
こういう一風変わった結束って過去にあったかなと思って色々考えてみたけれど、やっぱり
関ヶ原の西軍なんじゃないかな。トップ(=毛利輝元)が腰が引けているという点もそっくりだ。
いや、結果はわかりませんけどね。

ついでにもう一つ注目したいのが、民主代表選の影に隠れて派閥崩壊中の自民党である。
このことからは、中の人たち自身が、自民の地盤沈下は一向にストップしていないと認識
している事実がうかがえる。
先の無い組織で滅私奉公したって意味はないから、彼らが流動化するのは合理的な選択だ。

民主が迷走する一方、自民も求心力が低下し続けているという現実は重要だ。
恐らく、きっかけさえあれば一気に政界再編まで進むだろう。
そのきっかけが小沢総理の誕生か、小沢さんの敗北→民主分裂かはわからないけれども、
どちらにしても小沢さんが絡むのは間違いない気がする。

30代の一人としては、徹底した小さな政府路線と規制緩和によるまっとうな成長戦略を
柱とする政党が、二大政党の一角を占めることを期待したい。