時々、未婚率の上昇について質問される。
どうやら、「男性の安定雇用が崩れた結果である」的なコメントを
期待されているようだ。
いや、実際そうなのだけど、じゃあ一般職を嫁さん候補で採用して
30歳で肩たたきをやっていた昭和の社内完結モデルが正しいのかというと
それはそれで違和感がある。
十年ほど前、丸の内の大手金融の前に、リクルートスーツ姿の一般職希望の女子学生
が長蛇の列を作っていたのを見た同僚のアメリカ人に、
「あれは一体何なんだい?」と聞かれ、説明するのに苦労した。
「一般職という、処遇がやや落ちるコースで…」
「そんなコースに入るメリットなんて、あるのかい?」
メリットはあるんだろう、いろいろと。面倒なので説明はしなかったけれど。
重要なのは、もうそういう時代にはけして戻れないし、戻るべきでもないということだ。
先進国として、女性の社会進出は後押ししないといけないし、企業側も農村的な
労務戦略はもう採らないだろう。
こうなると、雇用制度だけでなく、我々自身も価値観を改めなければならない部分
がある。具体的に言うと、「実家程度の暮らしは保証してくれること」や、
「自分に従順で養われてくれること」を互いに要求しないことだ。
かわって出てくるキーワードはパートナーだろう。
先日お会いした際、山田昌弘先生が面白いことを言われていた。
なぜか、異性にロマンスを求める傾向は、日本人と韓国人が突出して強いらしい。
逆に、西欧ではパートナー目線で相手を選ぶという。
ロマンチストは自分に無いものを求めるが、パートナーにとって重要なのは同じ
価値観だ。
そういえば、周囲の30代でロマンス路線で結婚した人間は一人もいない(笑)
格差婚や玉の輿なんてものは都市伝説みたいなもので、現実には同じ業界や
大学時代からの知り合いといった具合に、ほとんどが似たもの同士で固まっている。
今後は日本もパートナー路線が主流になるのだろう。
そういう意味では、同じ婚活をやるにしても、パーティーや紹介所などより、
共通の趣味で語れる場の方がずっと成功率は高いと思われる。
どうやら、「男性の安定雇用が崩れた結果である」的なコメントを
期待されているようだ。
いや、実際そうなのだけど、じゃあ一般職を嫁さん候補で採用して
30歳で肩たたきをやっていた昭和の社内完結モデルが正しいのかというと
それはそれで違和感がある。
十年ほど前、丸の内の大手金融の前に、リクルートスーツ姿の一般職希望の女子学生
が長蛇の列を作っていたのを見た同僚のアメリカ人に、
「あれは一体何なんだい?」と聞かれ、説明するのに苦労した。
「一般職という、処遇がやや落ちるコースで…」
「そんなコースに入るメリットなんて、あるのかい?」
メリットはあるんだろう、いろいろと。面倒なので説明はしなかったけれど。
重要なのは、もうそういう時代にはけして戻れないし、戻るべきでもないということだ。
先進国として、女性の社会進出は後押ししないといけないし、企業側も農村的な
労務戦略はもう採らないだろう。
こうなると、雇用制度だけでなく、我々自身も価値観を改めなければならない部分
がある。具体的に言うと、「実家程度の暮らしは保証してくれること」や、
「自分に従順で養われてくれること」を互いに要求しないことだ。
かわって出てくるキーワードはパートナーだろう。
先日お会いした際、山田昌弘先生が面白いことを言われていた。
なぜか、異性にロマンスを求める傾向は、日本人と韓国人が突出して強いらしい。
逆に、西欧ではパートナー目線で相手を選ぶという。
ロマンチストは自分に無いものを求めるが、パートナーにとって重要なのは同じ
価値観だ。
そういえば、周囲の30代でロマンス路線で結婚した人間は一人もいない(笑)
格差婚や玉の輿なんてものは都市伝説みたいなもので、現実には同じ業界や
大学時代からの知り合いといった具合に、ほとんどが似たもの同士で固まっている。
今後は日本もパートナー路線が主流になるのだろう。
そういう意味では、同じ婚活をやるにしても、パーティーや紹介所などより、
共通の趣味で語れる場の方がずっと成功率は高いと思われる。
例えば配偶者控除の廃止。おそらく離婚も片方の同意でできるようになる可能性が高い。それには女性の社会進出が前提になるのですが、何が障害になっているのかと言えば城さんがいつも主張している通りです。
いやぁ、無理じゃないですか?
探偵ファイル~スパイ日記~/男が足りない婚活事情 ~女は怖い~/梅宮貴子
http://www.tanteifile.com/diary/2009/10/30_01/index.html
結婚って、経済活動であり、身も蓋もない言い方をすれば財産の分捕りあいでしょう。
パートナー路線はおろか、結婚そのものがなくなっていくと思います。
バリバリのやり手女性の夫になるって
なかなかお互いにとっていいことに思うけど、
実際にはすくないのはなんでなんだろう。
ロマンスで生活なんて、出来ないのに。
でも、価値観が同じ人同士が一緒になるの、当たり前だと思っていたんですが、違うんですかね。
山田さんの共著でおなじみの白河桃子氏がこちらのサイトで述べていました。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20091102/192998/?P=5
電機業界に勤めており、いつも共感しています。
近々当方のブログでも引用したいと考えています。
ところで今日の話題、またしても共感です。
というか、早くこうなって欲しいと思います。
日本と韓国、実は色々似ているところがあって、私はその原因は儒教の悪影響にあると思っています。特にこのロマンス云々については。
だから自分達が儒教の影響を受けているのをまずは知る事、そして認める事、そして自分がどうするべきなのか考える事、そうやってもっといい国にしたい。そう思います。
そりゃ、ドラマや映画で「これでもか」とロマンチックな恋愛→結婚のパターンを見せられれば、結婚てそういうもんだと洗脳されますよ(笑)。
クリスマス、バレンタインデーも日本は恋愛がらみにしてしまうし。
10代後半~20代にかけて「恋愛できなきゃ、人間じゃねえっ」て感じじゃないですか。
もはや強迫観念に近い。
でも、そのためのスキルは各個人に任せっぱなしだから、恋愛は経済以上に格差社会になってるし。
勝ち組、負け組みの差は相当すごいことになってるんじゃないですか。
今、世間をにぎわしている婚活詐欺も問題の根っこはその辺にあるような気がします。
この不況を契機に結婚に対する見方が少しでも変化してくれればいいですね。(特に女性)
私の周囲には「医者と専門校卒技師」「医者と高卒事務」といった格差婚はいるのですが、いずれも女性が20代(+わりと美人)のケースばかりです。
年収500万以下(+学歴並)男と30過女(+容姿並)が婚活を成功させたい場合には、ご指摘のとおり「パートナー」がキーワードではないかと思います。婚活市場で「私は売れ筋商品ではない」との自覚のある人は、「パートナー」路線でアピールするのがよいんじゃないでしょうか。
これによると、「アメリカ、北西ヨーロッパでは25歳を過ぎて、特段の事情が無く、親と同居していれば変な風に見られる。つまり、独立して生活することを文化的に強いられるのだ。」とあります。
生活が苦しければ、同棲や結婚で頭数を増やした方が合理的(パートナー目線)と考える人が必然的に多くなると思います。
そう考えると、「草食系男子」はすでにパートナー目線で国際的かもしれません(笑)。
なるほど。
でも知り合いの弁護士や経営者って、みんな自分と同じような立場の人と結婚してる気がする(笑)
むしろ、そういう「肩書きや収入にこだわる女性だけはパス」みたいな。少なくとも男の側は脱儒教しているようだ。