Joe's Labo

城繁幸公式。
というか避難所。移行か?
なんか使いづらいな・・・

雑感@民主党代表選挙

2009-05-17 10:22:30 | work
先週、民主代表選について、月曜日発売のアエラにコメントしたので
ここでも簡単にまとめておきたい。
それにしても、土曜日実施で月曜日発売なのだから、なんとも間の悪い話だ。
結果の出ている選挙について、結果のわかる前にコメントするのだから。
誰かが言っていたが、もう少し時間をかけても良かったんじゃないか。

代表選自体は、事前の予想通り鳩山さんに決まった。
いろいろインタビューを見ていて気づいた違いは、消費税に対するスタンスの違いだ。
鳩山氏が「今は議論すらしない」と切り捨てる一方で、岡田氏はかねてからの自論である
「消費税増税と基礎年金部分の税方式化」を明言。

これが結果的に締まった印象を与えていたと思う。
増税なんて言ったら選挙で勝てない、かといって何も言わないではユートピアだの
宇宙人だの叩かれるし若年層も取り込めない。
そこで鳩山さんを緩衝材としつつ岡田氏でスパイスを効かせるという風に、両者の間で
何らかの役割分担が出来ていたのではないか。
(そういう点では、麻生政権はなんとも締まりのない印象だ)

スピード代表選といい、代表決定後の迅速なポスト配分といい、どうも緩やかな
アウトラインに基づいて動いているような気がする。

それから、国債発行だけは両候補とも強く戒めていたのがとても印象的だった。
この点は与野党問わずコンセンサスが出来ている事項ではあるのだが、
「100年に一度の~」という免罪符で安易に規律を緩めることなく、次世代への
アピールも意識しているということだろう。

ちなみに民主党応援団長の森永卓郎は
「たった15兆しかばらまかないから自民はダメ、50兆ばらまけ」
と断言している(『THE 21』6月号)。こんなバカに応援される民主党もいい迷惑だろう。

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4 コメント

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Unknown (kenji)
2009-05-17 11:45:48
>「消費税増税と基礎年金部分の税方式化」を明言。

色々考えたが政府が国民の老後まで面倒を見ることはいいが、そのための資金を政府に預けたのが間違いの元であった。
 元々年金は戦争をするためにヨーロッパで始まったと聞く。つまり国境を自由に移動できるから、逃げられないようにするためであった。
 翻って我国は、逃げる事ができない。この頃は別だが。
 之には大反対で、老後が政府と結びつくと、政府を潰して別の形の政府にする事ができない。
 つまり改革ができにくくなる。
反対で老後資金は各自が積み立て、それに税制上の優遇措置を取ればよいが、生活保護との兼ね合いもあり、政府が税でという考えはますます、お陀仏になると私は思う。

 大体、知人と計算したが、あと2,3年で貰う人は、厚生年金が積み立てた以上に帰ってくるのは75歳か77歳である。
 それまで生きていられない人は、大損の制度である。
 元々いやらしい了見が元になっているから、潰したほうがいいと私は思う。積み立てた分だけ憲法上の財産権を行使して、取り返せないかなと私は思っている
 ミナ錯覚している。金は積んだだけしかないという事実をみな忘れている。

 民主党になったら、税金が天から降ってくるか?
公務員の人件費の半減ぐらいをしなければならないが、自治労を抱えてでは、分裂だろう。
 民主党が勝っても、政界再編だろうね。
その前に外交問題でつまずく可能性が大である。
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Unknown (井戸)
2009-05-17 14:46:11
少し前の記事にも年金の話がありましたが、
「若者は年金を払うのをやめよう!」
「年金の損失を税金に混ぜ込むのは止めろ!」
「年金と税金の一体化反対!」
「自分の世代の責任は自分で取れ!」
これが今若者の言うべきことでしょう。私は岡田には絶対反対ですね。
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Unknown (yasu)
2009-05-17 21:54:31
あ、バカって言い切っちゃいます。(笑)

あの人、もはやエコノミストでも経済学者でもなく電波芸人と化していますよね。とにかくメディア、お茶の間に受ければいいんじゃないですか。

メディアに出まくって、稼ぎまくって、念願のミニカー博物館を作らなきゃいけないんだから。
あと、B級コレクションか。

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日経ビジネスもなかなかですよ。 (松本孝行)
2009-05-18 00:04:25
日経ビジネスに金森さんというエコノミストが

「国と地方でGDPの1.6倍の借金があると大騒ぎしていますが、いくらあっても国が破綻するわけではありません。借金も永久で構わないのです」

と書いてます。なんと言う無責任な発言なのでしょう。びっくりします。
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