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城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

大展望のドウの天井 昨年の記録

2019-05-04 20:57:05 | 過去の山登り記録
ドウの天井(1332.7m) 


行程 5月6日 上大須駐車地7:30→鉄塔・管理道8:10→通風塔?9:50→山頂11:00~11:35→管理道ジャンクション12:35→川浦ダム湖12:55→小母倉13:25→駐車地16:30
参加者 2名

 連休の最後の日にドウの天井に登ることを計画した。この山は、かつてわが会が板取村から西ヶ洞を遡行して登ったと聞き及んでいる。泊まりがけとは言え長大な行程である。もちろん私たちは、現在最も簡単に山頂に到る方法を選んだ。管理道3.6km付近にある鉄塔に出るため、上大須ので2人の住民に道を聞く。一人目ははずれ、二人目は実に的確に進むべき道を教えていただいた。

 教えていただいたのは、右の家の住人 
この家の左手を進み、すぐに左に大きく回ると小さな沢があり、堰堤が見えてくる。その堰堤を左に渡った後は尾根を忠実に登っていくと鉄塔に出る。その左に管理道が見える。後は長い長い舗装道歩きとなる。まことに単調だが、左手にはそれを紛らしてくれる景色が次々と展開する。まずは大白木山、山頂のアンテナが目印。次に左下には上大須ダムとダム湖が見えてくる。そして屏風山、実に形が堂々としている。奥美濃の盟主、能郷白山はまだ雪を残している。
 随分登った(1067m付近)頃、よくブログにも登場する不思議な三角屋根の建物が見えてくる。この建物の直下には川浦ダム湖からの送水管がある。そうなると送水管の管理のための施設であることはほぼ間違いない。この上の管理道にはゲートがあるが、隣に人が通れるようになっている。

 やがて管理道のジグザクは終わり北東方面に進むと、残雪豊かな白山が見えてくる。荒島岳も見える。小さく蕎麦粒山も見える。山頂手前には10台ほどの駐車場も現れる。一体何のための駐車場だろうか。ついにかつて整備された遊歩道が現れた。これを進むとすぐに山頂に着いた。山頂には山の名を表すものが何もない。一方で根尾側と板取側にはそれぞれ銅製の山名案内盤がある。

 昼食を済ませるとすぐに次の目的地三等三角点の「小母倉」に向かう。一端、ジャンクションまで戻り、再び登り返す。20分で川浦ダム湖に到着。小母倉はこの湖畔にそびえている。トイレと思しき建物の左を通ると巡視道で良く見る黒の階段が上に続いている。「中部電力境界」と書かれた標識を進むと最後はフィックスロープが随所に張られた急斜面となる。今回最大のアルバイト。見事なミツバツツジを過ぎるとやがて山頂に到着。

 小母倉から見る山頂?

 小母倉を後にし、後は下りばかり。しかし、歩行距離20kmを超えるあたりから、足取りは段々と重くなる。あと目指すは、3つめの三角点「大須」、ここは朝登ってきた尾根の隣だから簡単だろうと考えた。しかし、急勾配の斜面に苦戦し、時間が遅くなったこともあって最終的にギブアップし、朝の道に戻る。それでも何回か道を外れてしまい、ヤブ道の下りの難しさを改めて認識した次第。無事に駐車地まで戻ったところ、道を教えてくれたおじさんが我々を出迎えてくれた。あまりに遅いので心配していたとのこと。家に寄っていけと言うおじさんにお礼を返しながら、帰路についた。

 ここで管理道について一言付け加える。既述した駐車場の存在、遊歩道、山の案内盤など、管理道を作った当初は一般開放することを前提にしていたと思われる。電力業界の料金の決め方を知ると管理道は私たちが払う電力料金で作られたことになる。もちろん、一般開放すれば管理に余計にお金がかかるから、これも困る。結論を言えば、歩行者ぐらいには、入口のゲートを開けてくれても良いのではないか。ヤブの道が嫌いな人には朗報と思うがいかがか。


コメント
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