今日からはイザヤ書35章について紹介させて頂きます。イザヤ書は紀元前732年に書き終えられたしょですが、多くの預言が記されており、現在の世界中の人々にとって重要な音信が含まれています。引き続きイザヤ書を親しんでくだされば幸いです。
間もなく回復されるパラダイスに関する霊感によるイザヤの預言は、次のような言葉をもって始まっています。
「荒野と渇き切った土地は歓喜し、砂漠平原は喜びに満ちてサフランのような花を咲かせる。必ず花を咲かせ、喜んで歓声を上げる。レバノンの栄光が与えられ、カルメルとシャロンのように輝く。人々は私たちの神エホバの輝かしい栄光を見る」(イザヤ35:1,2)。
イザヤが上の聖句の言葉を書いたのは西暦前732年ごろです。それから、125年ほど後、バビロン人がエルサレムを滅ぼし、ユダの民はバビロンに流刑にされ、その故国は人の住まない荒廃した状態に放置されます(列王第二25:8~11,21~26)。こうして、神エホバに不忠実になるならイスラエルの民は流刑にされる、という神エホバの警告通りになります(申命記28:15、36,37.列王第一9:6~8)。イスラエルの民が異国に捕囚になると、それまでに十分にかんがいされていた畑や果樹園は、手入れがされないまま、70年間放置され、荒野のようになります(イザヤ64:10.エレミヤ4:23~27;9:10~12)。
しかし、イザヤは霊感を受け、上の聖句の通りに、その地が歓喜し、サフランのような花を咲かせる、と予告しました。つまり、イスラエル回復の予告です。加えて人々は「神エホバの輝かしい栄光を見る」と、預言されたことが、イスラエルの帰還によって成就しました(エズラ2:1,2)。それはまさに霊的なパラダイスの回復でした。
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