偉大な創造者エホバ神の存在に気付いていない方々の中にも、自分の能力では解決の出来ない困難な問題、辛く悲しい問題に直面した時に、「神様、助けてください」と、思わず祈られたご経験をお持ちではないでしょうか。私たちは、人に教えられなくても、苦難に直面した時に、神に助けを祈り求める、霊的な人に創造されています。それは、偉大な創造者エホバ神によって男性も女性も神の像(かたち)に創造されているゆえに、お父さんエホバに救いを求めて祈る能力が備えられているのです(伝道の書12:1.創世記1:26,27)。この祈りを行なう霊性は人間だけに備えられている重要な特質です。
神エホバは、私たちが祈りによって近づき、意思の疎通を図ることができる道を設けてくださっています。幼い子供から高齢者まで、だれでもイエスの名を通して、信仰を抱いてお父さんエホバ神に祈ることが出来ます(ヨハネ14:6.ヘブライ11:6)。どんな時にも祈りによって、込み入った内面の考えや感情を伝えることができます。言葉に表しにくい悲痛な思いも神エホバに伝えることが出来ます(ローマ8:26)。流暢で華麗な言いまわしや、言葉数の多い長々した祈りで神エホバに感銘を与えようとする祈りは全く無意味なことです(マタイ6:7,8)。しかし、聖書は、私たちがどれほど長く、あるいはどれほど頻繁に祈りによって語りかけるかに関して、神エホバは何も制限を設けておられません。むしろ、聖書は、「絶えず祈りなさい」と促しています(テサロニケ第一5:17)。
神エホバは、「祈りを聞かれる方」と呼ばれていることを忘れないで欲しいと思います(詩編65:2)。神エホバは真に感情移入をして耳を傾けてくださいます。神エホバは、私たちの祈りの言葉を喜びとしてくださるのです。み言葉は、そのような私たちの祈りの言葉を香になぞらえています。香をたくと、甘い香りのする安らぎの煙が立ち上がりますが、そのように感じられるのです(詩編141:2.啓示5:8;8:4)。私たちの誠実な、あるいは切実な祈りの言葉が、香と同じように上っていって、主権者なる主エホバを喜ばせる、ということを考えると、元気付けられ、いっそう神エホバに近づく動機付けになるのではないでしょうか(ヤコブ4:8)。ですから、神エホバに近づくために、毎日、どこでも、幾度も謙遜な態度でお父さんエホバ神に祈りましょう。何も差し控えることなく、心にあるものを神エホバに注ぎ出してください(詩編62:8)。心配事や喜び、また感謝や賛美の気持ちを天のお父さんエホバに伝えましょう。そうするなら、神エホバとの絆はいっそう強くなるでしょう。
次回は、一般の方々があまり考えたことのない、「エホバを崇拝する」ことの重要性をお伝え致します。引き続きお読み下されば嬉しく存じます。
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