聖書を学ばれたことのない一般の方々も、エデンの園でアダムの妻のエバが「蛇」に唆されて、神(エホバ)が食べてはならないという木の実(善悪の知識の木の実)を食べて、死ぬることになった話をご存じでいらっしゃいます。私も、この話を中学生時代に聞き知っていましたが、この話が重大な意味を持っていることは、後に聖書を学ぶまでは知る由もありませんでした。でも、この話を中学生の頃に聞いて、「蛇」がどのようにして人間に話をすることが出来たのだろうか、と思いましたが、長い間、その答えを知らないままでいました。
み言葉・聖書はエデンの園でエバを唆した「蛇」について、次のように記しています。「・・・、大いなる龍、すなわち、初めからの蛇で、悪魔またサタンと呼ばれ、人の住む全地で惑わしている者・・・」と、説明しています(啓示12:9)。この聖句の「初めからの蛇」とは、エデンの園で弱い器の女性のエバを唆した「蛇」のことです。しかもこの「蛇」の実態は、「大いなる龍」であり、「悪魔またサタン」であることを明らかにしています。多くの方々が、ありがたい架空の動物の「龍」としてあがめているのは「悪魔またサタン」と呼ばれている者なのです。「悪魔またサタン」は、「人の住む全地で惑わしている者」と記されている通りに、多くの人々は「悪魔またサタンと呼ばれ」る者をありがたい者としている通りに、「惑わされている」のです。
悪魔サタンは、エデンの園で「蛇」を用い、あたかも蛇がしゃべっているようにしてエバを唆したのです。その唆しの内容は、①神エホバはアダムとエバに善いものを与えることを差し控えている。②神エホバはうそつきであり、善悪の知識の木の実を食べても死ぬことはない。③善悪の知識の実を食べるなら、善悪を知り、神のようになる、という内容です(創世記3:1~5)。悪魔サタンは、人間を騙す名人なのです。しかし、その悪魔サタンはうそつきであることが明らかになりました。悪魔サタンは、「善悪の知識の木の実」を食べても死ぬことはない、と言いましたが、「善悪の知識の木の実」を食べたアダムとエバは死にました(創世記2:17;3:6;5:5)。そのアダムとエバには子供を産むことが許されましたが、の子孫である人類には「罪と死」が受け継がれました(ローマ5:12)。
イエス・キリストはこの悪魔サタンのことを次のように糾弾しました。「・・・、その者は、その始まりにおいて人殺しであり、真理の内に堅く立ちませんでした。真実さが彼(悪魔サタン)の内にないからです。彼が偽りを語るときには、自分の性向のままに語ります。彼は偽り者であって、偽りの父だからです」(ヨハネ8:44)。この悪魔サタンは、人類史の中で、人類の多くの人々を惑わし続けて来ましたが、神エホバがみ子イエスを再び用い、この地上から神エホバのご意志を行わない、邪悪な者たちを断ち滅ぼすとき、捕えられ断罪されます(ヨハネ第一5:19.啓示20:1,2,10)。地上には義の宿る楽園が回復されるのです(ペテロ第二3:10~13.啓示21:4)。皆様方も一人でも多くの方々が、聖書を学ばれますことを願っています。
秋の雨 キジ鳩子らを 育ており 今日の一句
ご近所の「マリーゴールド」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます