愛媛県宇和島市からの良いたより♪

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出エジプト記の紹介:「幕屋のために区切り枠をアカシアの木で造った」

2015-02-21 15:31:17 | 神の言葉・聖書

 神エホバが命じた通りに、イスラエルの民の心の賢い者たちは幕屋の上の天幕布を造り、その覆いとして赤く染めた雄羊の皮の覆いを造り、さらにその上の覆としてあざらしの皮を用いて造ったことが記されていました(出エジプト記36:14~19)。引き続き選ばれた心の賢い者たちが、幕屋のための区切り枠をアカシアの木で造ったことが次のように書き記されています。

 「ついで彼は、幕屋のために、まっすぐに立つ区切り枠をアカシアの木で造った。十キュビトが区切り枠の長さであり、一キュビト半がそれぞれの区切り枠の幅であった。それぞれの区切り枠には二つのほぞがあって、互いに合わさった。幕屋のすべての区切り枠をそのようにした。こうして幕屋のための区切り枠をそのようにした。こうして幕屋のための区切り枠を造り、ネゲブにすなわち南に向かう側のために二十の区切り枠を造った。また、その二十の区切り枠の下に置くために銀の受け台四十を造った。二つのほぞのある一つの区切り枠の下に二つの受け台、二つのほぞのある他の一つの区切り枠の下に二つの受け台である。そして、幕屋の他方の側、北側のためにも、二十の区切り枠と、そのための銀の受け台四十を造り、一つの区切り枠の下に二つの受け台、他の一つの区切り枠の下に二つの受け台とした」(出エジプト記36:20~26)。

 上記の聖句に示されている通りに、心の賢い者たちは、天幕を構成する天幕布を取り付ける区切り枠をアカシアの木で、エホバの指示通りに造ったことが記されています。この聖句からもお分かりと思いますが、区切り枠には適切な材料としてアカシアの木で造るように指示され、その通りに行っています。

 アカシアの木は、当時イスラエルの民がとう留した荒野によく生息していた木で、この木からは長さ4.5mの大きな板材が取れ、上記の聖句の通りに天幕の区切る枠として用いました。アカシアの木の木部は非常に堅牢で、木目は緻密で、虫に食われない重い木質となっています。ですから、アカシアの木はその場所で入手可能な適切な材質の木であり、幕屋の区切り枠や備品の建材をとして特に適していました。

 上の聖句の中に、「区切り枠には二つのほぞがあって、互いに合わさった」と記されています。この「ほぞ」という言葉は大工さん以外は、最近の方々はほとんど分からないかも知れません。「ほぞ」とは、木材、石材、鉄材など二つの部材を接合する時、一方の材端につくる突起のことです。他方の部材にこの突起を差し込むほぞ穴をうがって、両者を合わせる。このようにして強度、剛性を高める製作方法です。

 区切り枠の長さと幅の比も適正であり、かつ区切り枠の強度、剛性を高めるために区切り枠の「横木」も造るように指示されています(出エジプト記36:31)。エホバは偉大な設計者ですから、構造力学上まったく理にかなった区切り枠の構造を指示しておられることが分かります。また区切ろ枠には適切な銀の受け台が造られ、安定して区切り枠を設定できるようになっていました。

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