ヤコブの最初の妻レアの願いを神エホバは聞き入れ、5人目、7人目の男の子を産ませ、7人目は女の子を産みディナと名付けたことが記されていました。ヤコブの妻になっらレアの妹ラケルには子供が生まれなかった、神エホバはラケルの願いも聞き、男の子を産みヨセフと名付けたことが記されていました。さて物事はどのように進展するでしょうか。聖書は次のように記しています。
「ラケルがヨセフを産むと、すぐにヤコブは(伯父)ラバンに言った。「家族の所、私の故郷に戻らせてください。私の妻と子供を私の自由にさせてください。そのために私はあなたに仕えてきました。行かせてください。あなたのためにどれだけ働いてきたか、よくご存じのはずです」。ラバンは言った。「もし私のことを気に入ってくれているのでしたら、行かないでください。私は、あなた(ヤコブ)のおかげでエホバから祝福されているというしるしを幾つも見たのです」。さらに言った。「あなたが望む報酬を言ってください。それを私は払います」。ヤコブは言った。「私があなたにどれほど仕え、私の世話によってあなたの家畜がどうなったかを、ご存じのはずです。私が来る前、あなたの家畜はわずかでしたが、今は増えて多くなっています。私が来てから、エホバはあなたを祝福してこられたのです。いつになった私は自分の家族のことを行えるのでしょうか」。
ラバンは言った。「あなたに何をあげたらいいでしょうか」。ヤコブは言った。「何かを頂くには及びません。ただ、もし次のようにしてくださるなら、今後もあなたの家畜を世話して見守りましょう。今日、あなたの家畜の全部を見て回ります。あなたは群れの中から、ぶちとまだらの羊、焦げ茶色の若い雄羊、まだらとぶちの雌ヤギを別にしてください。これからは、そういうものを私の報酬にしてください。今後私の報酬をいつ見に来られても、私が正直であることがはっきりするはずです。もし、ぶちでもまだらでもない雌ヤギや、焦げ茶色でない若い雄羊が私の所にいたとしたら、それは盗んだものということになります」」(創世30:25~33)。
ヤコブは伯父ラバンとの約束の期間が過ぎ、「家族の所、私の故郷に戻らせて欲しい」と、懇願しています。しかし、ヤコブが勤勉な働き者で、神エホバから祝福され、ラバンは裕福になったことを理解していたので、ヤコブの故郷へ帰ることを認めず、引き留めています。ヤコブは伯父ラバンから何かを頂くことを希望していない人でした。それでもラバンは何が欲しいのかとヤコブに尋ねた結果、ヤコブは羊飼いたちがあまり世話をしない雄羊や雌ヤギを申し出ています。ヤコブは心の正直な勤勉な働き人ゆえにエホバは祝福されたことが分ります。
さて伯父ラバンはヤコブの申し出にどのように対応するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
WWW.JW.ORG
コロナ禍の 拡大続く ニュース見る 今日の一句
鉢植えの「ベゴニアの花」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます