愛媛県宇和島市からの良いたより♪

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あなたは、少年ダビデの勇気と信仰をご存知でしたか?(サムエル第一17章)

2015-12-06 22:33:27 | 神の言葉・聖書

 あなたは、真の勇気や信仰を示した人として誰を思い浮かべられますか。聖書を学ばれた方ならたくさんの勇気と信仰を示した人物を思い起こされるに違いありません。その中にはエノク、ノア、アブラハム、サラ、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ラハブ、ルツ、サムソン、ダビデ、サムエル、イザヤ、ダニエル、イエス、パウロ等々の大勢の名前が浮かぶことと思います。今日はダビデの勇気と信仰を、フィリステア人の身長約2.9mの巨人ゴリアテを石の一撃で打ち倒した事例からお伝え致します。サムエル第一17章にダビデの勇気と信仰が記録されています。

 サウル王の率いるイスラエル人はエラの低地平原に陣営を張り、フイリステア人に立ち向かうために戦闘隊形を整えていました。フィリステア人の代表闘士の名はゴリアテといい、身長が約2.9mありました。その巨人ゴリアテは、重さ57キロ(5千シェケル)の銅の小札かたびらの鎧を着けていました。さらに手には槍の鉄の刃の重さが6.7キロ(600シェケル)もある柄が機織り工の巻き棒のような大槍を持っていました。その巨人ゴリアテは、サウル王の陣営を挑発し、「わたしが今日、イスラエルの戦列をまさしく嘲弄してやる。わたしにひとりをよこせ。一緒に勝負しょう」と大声で呼ばわりました。すると、その巨人ゴリアテの挑戦の言葉を聞いたイスラエルの陣営は、「大いに恐れた」のです(サムエル第一17:1~11)。人間の観点からすれば、巨人ゴリアテの挑戦に、イスラエル人が驚き「逃げ出して、大いに恐れた」のも無理からぬことです(サムエル第一17:24)。

 当時ダビデはエッサイの息子で、父の羊の番をしていました。ダビデの三人の兄は、サウル王のイスラエルの戦列に加わっていました。そのためエッサイは息子ダビデに、戦列に加わっている三人の息子と千人隊の長のもとに食糧を届け、かつ三人の息子の安否を確認するしるしを持って帰るように指示しました(サムエル第一17:12~19)。ダビデは父エッサイから信頼されるしっかり者の少年だったことが分かります。

 そこでダビデは父親の指示通り朝早く起きて、イスラエルの陣営に行きました。そこでダビデは、上に記した巨人ゴリアテの挑戦の言葉を聞きました。それでダビデはイスラエルの人々に生ける神(エホバ)の戦列を嘲弄するとは、この割礼を受けていないフィリステア人(巨人ゴリアテ)何者なのですか」と述べました(サムエル第一17:20~30)。

そうした、ダビデの語った言葉がサウル王に伝えられ、ダビデはサウル王の前に連れて行かれます。ダビデはサウル王に「あのフィリステア人(巨人ゴリアテ)と闘いましょう」と伝えます。しかし、サウル王はダビデを見て、ダビデが少年に過ぎないので、かつ巨人ゴリアテは戦人なので、ダビデに戦うことができないと伝えました。するとダビデはサウル王に、羊飼いをしないながら、ライオンや熊を打倒したを持っていることを伝え、巨人ゴリアテもそれらのライオンや熊のようになると、延べ、かつ「エホバがフィリステア人(巨人ゴリアテ)の手から救い出してくださる」と、勇気と信仰を示しました(サムエル第一17:31~37)。

 そこでサウル王はダビデに武具で装備するように勧めましたが、ダビデは武具を着けたことがないので、それを辞退し、「五つのごくなめらかな石」と「石投げ」の用具を準備しました。それは羊の番をするときの用具と石でした。ダビデは注意深く石五個を用意したことに着目してください。勇気や信仰を強く抱いていても十分準備をしています(サムエル第一17:38~40)。

 ダビデは五つの石と石投げの用具を持ち、巨人ゴリアテに近づきました。巨人ゴリアテはダビデに「向かって来い」、「お前の肉を天の鳥や野の獣にくれてやろう」と叫びました。しかし、ダビデは次のように応じました。「この日、エホバあなたをわたしの手に引き渡され、わたしは必ずあなたを打ち倒して、あなたの首を体から引き離す。わたしは必ずフイリステア人の陣営の死がいをこの日、天の鳥や地の野獣にくれてやる。全地の人々はイスラエルに神(エホバ)がおられることを知るであろう。そして、この全会衆は、エホバが剣や槍で戦うのでないことを知るであろう。戦いはエホバのものであって、神(エホバ)は必ずあなた方をわたしの手に渡されるからである」と、宣言しました(サムエル第一17:41~47)。ダビデは神エホバが戦うことを明らかにし、全き信仰を表明しました。

 ダビデに立ち向かって来る巨人ゴリアテに、袋の中にいれていた石を取り出し、石投げ道具で巨人ゴリアテめがけて投石しました。その石は巨人ゴリアテの「額にめり込み」、一撃のもとに打ち倒し、ダビデが宣言していた通りのことをし、イスラエルの陣営は勝利を収めました(サムエル第一17:48~54)。

 ダビデはまだ少年でしたが、勇気とエホバへの信仰に堅く立つ人であったことが分かります。ダビデは羊飼いをしながら、偉大な創造者の創造の業やそれまでに救いをされた聖書の記述を良く学び、その教えを黙想して、信仰や勇気を培っていました。私たちも、様々な試練に直面する時に、ダビデの信仰や勇気の模範に倣いたいと思います。

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