神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、人類の諸政府の連合体が分解することを予告されました(イザヤ34:4)。この預言はハルマゲドンで成就します(啓示16:16)。
次いでイザヤの預言は、イザヤの時代に実在した国民、エドムを取り上げます。エドム人は、エサウ(エドム)の子孫です。エサウは、パンとひら豆の煮物と引き換えに長子の権を双子の弟ヤコブに売りました(創世記25:24~31)。エサウは、自分を押しのけてヤコブが長子の権を有する者となったため、弟への憎しみに満たされるようになりました。後にエドムの国民とイスラエル国民は、双子の兄弟から出た民であるにも関わらず、敵同士となりました。神エホバの民に対するそうした敵意のゆえに、エドムは神エホバの憤りを招きました。神エホバはイザヤを通して次のように言われました。
「「天で私(エホバ)の剣は血にまみれる。それはエドムを処罰するために、振り下ろされる。私(エホバ)が滅ぼすことにした民の上に。エホバは剣を持っており、それは血だらけになる。脂肪、若い雄羊とヤギの血、雄羊の腎臓の脂肪で覆われる。エホバはボツラで人々を犠牲とし、エドムで大勢を討つのである」」(イザヤ34:5,6)。
エドムの領地は高い山地にあります(エレミヤ49:16.オバデア8,9,19,21)。しかし、そうした天然の城塞も、神エホバが「天で」裁きの剣を振るってエドムの支配者たちをその高い地位から低める時には、何の役にもたちません。エドムは強大な軍備を固めており、その軍隊は自国を防衛するために高い山脈を行進します。しかし強力なエドムは、ユダがバビロン運に攻撃される時には何の手助けもしません。むしろ、ユダ王国の没落を見て大喜びし、ユダを征服する者たちをあおり立てます(詩編137:7)。命からがら逃走するユダヤ人を狩りだして、バビロニア人に引き渡すことさえします(オバデア11~14)。エドム人は放棄されたユダヤ人の国土を乗っ取ろうと画策し、エホバに向かって自慢げに語ります。しかし、エドムは神エホバの裁きを逃れることはできません
白と赤 彼岸花咲く 道辺かな 今日の一句
玄関の鉢植えの「パンジー」
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