どうでも良いですか?
であれば、最後の余談だけ読んでみてください。
うちのヘタレのオーディオシステムをどうにかしようと引っ越し以来もくろんでいるモノの、どうにもならない問題が。
貧弱なスピーカーとアンプ。
ということで、音の心臓部である増幅回路のアンプをどうにかしようと友人のオーディオ大臣S氏と共に横浜ヨドバシカメラへ。
もともと当たりを付けていたDENONのプリメインアンプを一通り試聴。リファレンスのスピーカーが結構良いモノだっただけにやはりおしなべて満足。
次にmarantzを試聴。10万以下だとどうしてもシャリシャリしている。
次は国産のC.E.C.という割と新参を試聴。価格の割にはとてもちゃんとした音を出すのですが、なんか正直すぎて面白くない。B&Wのスピーカーを試聴したときと同じような気持ち。
3万円~20万円のアンプを一通り試聴してみたものの結局DENONのPMA-390AEに決定。結局一番安いもの。
決め手になったのは、
・価格(コストパフォーマンス)
PMA-390AEとPMA-1500AEは倍くらい価格が違う割にPMA-1500AEにそれほどのコストメリットが感じられませんでした。この価格差をスピーカーやら電源やらにかけるべきであろうと友人S氏と合意。もちろん高いのもいい音してるなという気はするのですが、ブラインドされたら殆ど分からない。私、左耳がやや難聴気味です。
・ブラックモデルがあったこと。
昭和生まれはやっぱり黒。埃が積もってもすぐ分かる。
・近いという感。
30の私が「良いな」と思う女性はやっぱり趣味性も含め30前後だったりするのと同じ事です。
銀座のイイ女より、表参道の銀行に並ぶ気張ってない女性の方が好き。「高い=好き」という訳ではない。
今まで使っていたVestaxのごちゃごちゃいろんな機能がついたミキサー兼アンプとは全く違う。
PMA-390AEのキャラクターとしては、完全に私見ですが、音が柔らかい。悪く言うとごちゃっとしてる。
でも、上位機種のPMA-1500AEと比べても高音域の解像度以外は満足できる。ボーカルの音域はちゃんと前に出てくる。逆にPMA-1500AEは解像度に加えてアンプ自体のキャラクター濃くなっている気がしました。ビッグバンドが横一列に並んでいる感じ。個々の音域が前に出すぎて分離が良すぎる。これは好きずきですね。
JBLの導入を考えると、スピーカーのキャラクターが強い分、アンプにそこまでのキャラクターを与えるべきではないかもしれません。スタジオ一発撮りとかライブ盤をこよなく愛す身としては前後関係が出てくれた方が楽しいです。
音がより前に出てきた。顔の目の前で音が集まる。これはコンパクトスピーカーを使ってるからかも知れませんが、自分が一番良く聞く姿勢で音がはっきりと聞こえる。
リファレンスCDはHi Fi魔神の小山田圭吾氏のMusic。元々音がやらたと良いだけにどうでも良いシステムでも良く聞こえてしまうのですが、やはりよく分かる。空間が分かります。ドラムのタムとスネアの分離がはっきりする。
けれどもやっぱりスピーカーがヘボなので、低音域が出ていない。
スピーカーは多分来月発売になるJBL 4305H WX(以前試聴した 4305HのフェイスがJBL伝統の紺色になったモデル)が第一候補。現行モデルの4305Hと仕様は同じのようで、以前試聴したところ音が早い(固い)から自宅でリスニングするにはちょっと疲れるかも、という感想だったのですが、このアンプと組み合わせればもうちょっと角の取れた音になると言う予想です。とは言っても、9割方青いフェイスのJBLが欲しいというブランド志向ですが。
JBL導入は急務です。問い合わせてみたところ「入荷が遅れている」とのこと。お願いだから11月半ばには 4305H WXが日本で発売してくれないと困ります。カッコイイなぁ。
余談ですが、何故か身内でピュアオーディオブームの兆し。
友人が先日PMA-1500AEを購入し、またS氏も新しいアンプの導入を考えていて、ヨドバシカメラでアンプを物色中にも友人から「新しいオーディオ買おうかと思っているんだけどなんかない?」という電話。
ここ1年ほどを思い返してもオーディオ関連をはじめ、Macの購入から選曲まで趣味的な部分で相談を受けるタイミングがかぶる。
それを無駄銭だと言う方もいるかもしれませんけれども、是か非かでは測れないこともあります。皆その生活を豊かにするため。
まぁ「好きでやってるんだからほっといてくれよ」と言うことなんですが。
しかし、豊饒。良いことです。
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390からそろそろランクアップしようかなと思っていたり、ピュアオーディオとサラウンドシステムを両立できないものかと思ってみたり。
390AEに特に不満は無いけれども、やっぱり上のものには惹かれますね。
その後PMAのご機嫌はいかがですか?
何も分からず,また,実際に色々と視聴することができないもので,とても参考になり,心強く思います。
これからも楽しく見させて頂きます。
はじめまして。読んでいただいてありがとうございます。
アンプですが、上のエントリでも書いているとおり、やはり高いモノの方が音の解像度は高いです。
今のアンプはもの凄く優秀なので、価格の差程の劇的な変化はありませんでした。さすがに2000までいくと相当変わりますが、私はそこまで出せませんでした。
コンパクトスピーカーであれば390で十分だと思っていますが、4312Dで鳴らすのであれば、ある程度のパワーが必要なので、可能であれば1500がお勧めです。
70年代の音を聴くのであれば4312D+1500で間違いないと思いますよ。JBLはこの時代の音に特化しまくってる感じさえします。
ミニコンポと比較すればどれを買っても飛躍的に音は変わりますよ。これは間違いありません。
一つ質問なのですが,4312DというスピーカーだとDENONの390より1500の方が良いのでしょうか。それとも更に上の2000が良いのでしょうか?
本当に素人ですいません。現在使用の5万円程度のミニコンポより飛躍的に音がよくなれば大満足で,最低限のセットで少しでも価格を抑え,その分JAZZを買うCD代にまわしたいそうです。友人が4312Dには何が良いのか苦悩しておりまして,,ジャンルはJAZZやロック系,邦楽,洋楽問わず何でも聞いています。
いきなりすいませんでした。
これからも楽しく拝見させていただきます。
失礼いたします。
25歳兵庫県人
ヨドバシに電話したら1週間くらいで入荷するとのこと!
試聴しつつピュアオーディオ会議でもしましょうか。
安い方が良かったのは、他にも諸々買わなきゃいけないモノあるからで、予算が許せば多分1500買ってましたよ。
20万クラスはやっぱり憧れ。
池袋ビックカメラの毒蝮が言ってましたが、390と1500を比べると1500のほうが聞き疲れする感じらしい。買ってから若干そんな感じがします。
ビッグバンドが横一列とは言いえて妙だと思いました。オ流石です。