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3年後に消費税10%発言に、あっ、そう(麻生)とは言えない。

2008年10月31日 13時34分46秒 | 政治
僕的には、寝耳に水だった(夜勤でちょうど起きる頃)、追加経済対策の発表。

マスコミは、肝心な追加経済対策ではなく、会見で同時に出ていた、「3年後に、消費税10%」発言に話題が集まっているが、経済状況を見ながら、としているところに、実際にそうするかどうかは、確かに分からないと言える。
しかし、発言が出るということは、そのように考えているということだろうし、経済状況を見ながら、というのであれば、逆に、ちゃんと経済状況を良くしていただかないとダメだ。
とすれば、今回、発表された経済対策は、何だ!?
あんな程度で少しでも良くなると思っているのだろうか?経済アナリストも「景気浮揚は期待できない。」という声が多いようだ。とりあえず、定額給付以外(?)、僕には何も関係なさげだ。
「3年後に、消費税10%」というムチに対する、アメとするには、あまりにもお粗末ではないだろうか?

僕は、消費税の税率アップには、ある程度、理解できる、というか、仕方ないと思っている。
しかし、それを受け入れるには、条件が必要だ。税率アップの話を持ち出すのであれば、同時に、国民に約束することがあるように思う。
それは、今より信頼性のある、今よりレベルの高い、福祉制度だ。
「ゆりかごから墓場まで。」とまでは、行かなくても、今後、それに近くなるような制度の実施を国民に約束すべきだと思う。

今、みんなが将来に不安をかかえる原因は、いろいろあると思うが、中でも年金をはじめとする福祉への不安は、社会保険庁のあれだけのことがあれば、誰でも持っている。現状、だいたいの人は、年老いてからの生活資金を貯蓄するために、今の生活を切り詰めている、と言っていい。
だから、税率アップの話を持ち出す時に、その不安を取り除くことは、必須だ。
それに、そもそも、この不安は国が作り出した不安でもあるから、当然と言えば、当然かもしれない。

しかし、昨夜の会見で、そんな話はあっただろうか?

今回の追加経済対策が、官僚主導ではなく、会見で自ら発表したことに象徴されるように、麻生さん、および政治主導であるならば、なおさら、それは、今の自公政権、麻生さんの実力が、その程度しかないことを判断せざるを得ないだろうと思う。

追記。--------
途中、「福祉」の言葉は、「社会保障」と読み替えていただいた方がいいですね。
エントリー当初、この言葉が出てこなかったw。
コメント
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