神が宿るところ

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石井神社(茨城県笠間市)

2019-12-07 23:25:09 | 神社
石井神社(いしいじんじゃ)。
場所:茨城県笠間市石井1074。国道355線と茨城県道1号線(宇都宮笠間線)の「石井神社前」交差点の北東角。駐車場有り。
創建時期は不明だが、社伝によれば大同2年(807年)の再建という。香取・鹿島の神こと経津主神(フツヌシ)と武甕槌命(タケミカツチ)による「葦原中国平定」の折、星神・香香背男(カガセオ)のみは従わせられなかったところ、建葉槌命(タケハツチ)が巨石に変身した香香背男を蹴り倒した。3つに分裂して飛び散った巨石の1つが当地の泉に落ち、これを鎮めるために創建されたのが当神社であるとされる(「大甕神社」2019年11月16日記事参照)。石が落ちた場所は当神社から南に約700m下ったところで、今も水が湧いている。「馬場先」という地名で、元はこの辺りが参道入口だったともいう。香香背男の話は民話の世界か、あるいは「石」のつく地名・神社の由来として後付けされたのかもしれないが、「常陸国風土記」に「笠間」という村があることが記されており、当地付近がその「笠間」村の中心部であったとされているので、創始はかなり古いのだろう。ひょっとすると、当地にも香香背男の勢力があり、これを討ったという歴史があったのかもしれない。なお、現在の祭神は「大甕神社」と同じく、建葉槌命。


石井神社のHP


写真1:「石井神社」正面鳥居。交差点の直ぐ横にあり、明るい境内。


写真2:拝殿、御神木(欅)


写真3:本殿


写真4:御神木の洞。その中を覗くと...


写真5:「斎庭の稲穂の神勅」石板


写真6:香香背男が変身した「巨石」の破片が落ちたという泉付近。当神社により説明板が建てられている。場所は、当神社のHPに地図が掲載されているが正しくなく、「石井南」交差点から約160m南下し、左側(東側)の農道に入ったところにある。


写真7:泉
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