備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム36.大松山妙光寺

2008-08-24 16:57:14 | Weblog
大松山妙光寺(おおまつさん みょうこうじ)。高野山真言宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。備前48ヶ寺の1つだが、鑑真の開基といい、もとは観音像が本尊だったという。現在は山の中腹にあるが、かつては式内社「石上布都魂神社」本宮がある「風呂谷山」の峰伝いの山上にあったといい、永禄年間(1558~1569年)に金川城主松田左近将監に日蓮宗への改修を拒んで全山焼き討ちにあい、再建時に現在地に移したという。もとは「大松山松光寺」といい、中古、「妙光寺」としたといい、大松村にあった5寺の総称が「妙光寺」であったと思われる。昭和6年に、「観音院」を廃し、「蓮上院」に「真言寺」を合併して「妙光寺」と称することになった。いつ真言宗となったかは不明。
場所:赤磐市石上1485。行き方は「石上布都魂神社」の項(2008年6月8日記事)を参照。同神社の県道沿いの駐車場から徒歩約300m。当寺には駐車場はなく、当寺に至る道路は狭いので、「石上布都魂神社」の駐車場を利用させてもらうのがよい。
現在も不便なこの場所に寺を建てるというのは、聖なる場所での「修行」以外考えられない感じがする。

赤磐市のHP(「赤磐ふるさとの史跡探訪」)から:http://www.city.akaiwa.lg.jp/kouhou/200705/jpg/p32.jpg

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