備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム86.八幡和氣降居神社

2008-11-25 21:31:02 | Weblog
八幡和氣降居神社(はちまんわけおりいじんじゃ)。
場所:赤磐市岡608。県道258号線(酌田沢原線)沿い、岡公民館の北に大きな池(「血の池」というらしい。)があるが、その先、谷の方に下りていく分岐があり、その道路に進んで、すぐ西の方に曲がって再び上って行く。美作岡山道路の高架の下を潜れば、すぐ。駐車スペースあり。
当神社は「八幡和気神社」(赤磐市佐古。当神社の南、約2.5kmにある。)の降居の宮だという。「降居の宮」というのは、いわゆる「御旅所」で、祭礼のときに神(神輿)を本宮から移して、一時的に奉安する場所。その神社や祭神、氏子などと関係の深い場所のことが多く、「御休所」(休憩所)ともいうが、時には目的地であることもある。当神社の場合、すぐ横に美作岡山道が造られたため、雰囲気が大きく変わってしまっただろうが、山の尾を利用した小高い場所にあり、ひょっとすると「八幡和気神社」の本宮であったかもしれない(妄想)。
「改修赤磐郡史」(昭和15年12月)では、当神社は旧号「王子権現」といい、伝承によれば赤磐市石蓮寺にあった王子神社の分霊を勧請したものである、との説を載せている。

岡山県神社庁のHP(八幡和氣降居神社):http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=10082


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