備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

120.木華佐久耶比神社

2008-06-26 22:25:34 | Weblog
木華佐久耶比神社(このはなさくやひめじんじゃ)。
場所:倉敷市福江1671-4。瀬戸中央自動車道「水島」ICの南、約2km。県道21号線(岡山児島線)を南下し、福林湖の北端の堤防上の道路を左折(東へ)してもよいが、その先の交差点で「サノヤス福南山団地」方面(当社の案内板も出ている。)に左折するほうが道路もやや広く安全。駐車場あり。
岡山県神社庁のHPでも触れられているように、修験道の「新熊野五流」(修験道総本山「五流尊瀧院」は当社の北、自動車で約5km。)との関係が深かったようだ。往古は福南山山上にあり、「福南山明現宮」と称されていた。現在も山上に奥宮があり、その石鳥居の扁額は「福南山明現宮」となっているという(未見)。また、現在の社殿は北西を向いているが、山上にあるときは南面していたという。
なお、福南山は別名「狗浜山(ぐひんさん)」(本来は「狗賓山」か)といい、当社の式神に12天狗があり、それぞれ「○○坊」と名がついていた、という。これも修験道ないしは山岳信仰との関連を示すものと言えよう。

岡山県神社庁のHP:http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=06018

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