備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム37.金泉山正満寺

2008-08-28 19:45:31 | Weblog
金泉山正満寺(きんせんさん しょうまんじ)。天台宗の寺院で、本尊は聖観音。備前48ヶ寺の1つとされ、少なくとも5坊あったとされるが、寺勢の衰退や全山焼失などがあり、情報が少ない。最後に残っていたのは「妙覚院」(みょうがくいん)だが、昭和12年に火災に遭い、同31年に本堂再建したという。
場所:赤磐市大屋383。赤磐市市街地から、県道27号線(岡山吉井線)を北上し、笹岡郵便局のところで右折(東へ)して、県道257号線(坂辺吉井線)に入る。そこから約1km、左にカーヴするところで、「持行橋」を渡って「山手」「大屋」方面に向かう(案内板あり。)。そこから先は1.5車線の道路で、カーヴが多いので注意。約1kmで当寺に着く。駐車場あり。
当寺に向かう途中の「笹岡郵便局」の北あたりに国内神名帳所載の「松尾神社」(赤磐市)があり、当寺の先約2kmほどの「山手」地区に同「湯山神社」がある。
寛文年間には「妙覚院」住職は還俗して大屋村の氏宮の神職になった、といわれ、上記両神社との関係は不明だが、この山の中にいったい何があったのだろう。