シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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監視カメラが捕えた犯罪現場

2017年04月29日 | 事件事故の多い世
youTube 映像 “Kim Jong Nam assassination Full and Clear Version Recorded by Airport CCTV Camera (https://www.youtube.com/watch?v=E6-DIV-4Ovs)” から 時間経過は、左上 → 右上 → 左下 → 右下。 白い上下服の人物が殺害された Kim Jong Nam。
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2月13日 マレーシアでの金正男 (キム・ジョンナム) 氏暗殺事件の遠因を、こういう視点から見た記事が出てきました。
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「聯合ニュースが、2016年10月7日 英語版で報じた内容 __ 中国の学者と当局者が、北朝鮮への外科手術的な攻撃と指導者である金正恩の権力からの追い落としを、政策の選択肢として支持する方向で議論し始めた。 もっと過激な意見もある。 中国が指導者 (金正恩) を換えねばならない。 軍が国境を超えて北朝鮮に駐屯し、核開発の放棄と改革開放政策の採用を迫る――との意見だ。 隣の大国、それも同盟国が自分の国への侵攻と自身の “除去” を議論し始めた。 ”首をすげ換える” としたら、(金正恩の異母兄) 金正男氏が後継と見なされていたから 暗殺事件は、この記事が引き金となった可能性がある」(4月5日 日経ビジネス/鈴置 高史『早読み 深読み 朝鮮半島』)
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現在の朝鮮半島には対峙する2つの勢力があり、互いにいがみ合い、同盟国の中国と米国を巻き込んで戦争したのが70年前の朝鮮戦争でした。 百年前には 日中露が朝鮮半島を巡って勢力争いをし、日清 (1894)・日露戦争 (1904) が発生しました。

3回の戦争で多くの人命 (日本 中国 ロシア 米国の) が失われました。 百年前に勝利した日本が多大の資金を投じて朝鮮半島を経営しましたが 第2次大戦で敗戦した日本は半島を放棄。 次いで朝鮮戦争が発生し、米国は多大のコストをかけて韓国駐留米軍を70年維持してきましたが、現韓国政権は二股外交で中国にすりよる姿勢を見せたことから、米韓同盟が危ぶまれています。

しかも 来月5月9日には新韓国大統領を選ぶ選挙が行われる予定ですが、当選される確率が最も高い候補は、高高度迎撃ミサイルシステム (THAAD) 配備に否定的な発言をしていますから、北朝鮮の弾道ミサイルから駐留米軍を守る手だてが失われる可能性が大きいのです。
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「韓国、THAAD レーダー・発射台など配備完了 … 住民と警察の間で激しいもみあい」(4月26日 中央日報)
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そうなると THAAD 配備を延ばせば延ばすほど、駐留米軍のみならず 米本土にまで核弾頭ミサイルが到達しかねず、米国としては北朝鮮のミサイル関連施設を爆撃して、米軍と米国にとって脅威となるものを排除してしまおうと考え出しても不思議ではありません。

逆に もし従来のような生温い (なまぬるい) 北朝鮮説得工作をしている間に、万が一 北朝鮮のミサイルが発射されて韓国内の米軍に死傷者が出たり、米本土に到達した大陸間弾道ミサイル(ICBM) で死傷者が出たりしたら、米政権は批判の波にさらされ、非難ゴーゴーとなるのは間違いありません。

もちろん 日本国内にも北朝鮮のミサイルが落下しないとも限りません。 日本は落下前に空中でミサイルを撃ち落とすべく防衛体制を整備していますが、何せミサイルの飛行速度が速過ぎて、最短で数分で日本に到達してしまうでしょうから、咄嗟の判断が遅れれば精密な防衛力も 結果的にムダな装備ともなりかねません。 それほど シロウト考えでも北朝鮮のミサイルは厄介な問題なのです。

それを避けるために、先制攻撃を打つかどうか、世界唯一の最強の覇権国とアジアの貧しい小国との危険なチキンゲームが進行しています。
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そんな危険な兵器に金をかけるアジアの貧しい小国は、もちろん 民生に予算を割いているとはとても思えません。 食うや食わずで目だけをギョロ付かせている、痩せた栄養不良の兵士が役に立つとも思えません。 もっとも 指導者は太り過ぎで、どうみても異常な体形にも見えます。

そんな危険な国が70年以上も存在していること自体、異常です。 残念なことに、日本はこれを正常な状態にする力を持っていません。

以上 

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