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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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英バロック演奏家が活躍した時代も

2021年08月03日 | 指揮者あれやこれ
上左から『水上の音楽』(1983 ①)、編集盤 (1979~87 ②)、バッハのヴァイオリン協奏曲集 (1983 ③)、下左はヴィヴァルディの協奏曲集 (1986~88 ④)、右はヴィヴァルディのカリカチュア。
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イギリスのバロック専門の演奏で ピノック指揮のイングリッシュ・コンサートという楽団が、1970~80年の一時期 多くの CD (主に Archiv から) を出していました。 いわゆるピリオド楽器といわれる 古楽器演奏がもてはやされた時代です。

最初 ヘンデルの『水上の音楽』CD () を聴いて、その瑞々しい演奏に感激しました。 次いで3枚の CD を聴いてみたのですが、『水上の音楽』ほどの感激は感じませんでした。 今は古楽器演奏ブームも過ぎ去り、往時ほどの人気は得られてないようです。

『水上の音楽』は、オーボエ、ホルン主体の第1組曲 ヘ長調 HWV 348 (9曲) と、トランペット主体の第2組曲 ニ長調 HWV 349 (5曲)、フルート、リコーダー主体の第3組曲 ト長調 HWV 350 (5曲) があり、この CD 盤では、第2組曲と第3組曲を一緒にして自由に並べ替えているようです。

編集盤 () には、バッハの組曲3番・3台のハープシコードと弦楽器の協奏曲 (BWV1068)・ヘンデルの「王宮の花火の音楽」・オルガン協奏曲「カッコウと夜鷹」(HWV295)・ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「恋人 L’Amoroso」(RV271) が含まれています。

バッハのヴァイオリン協奏曲集 () には、第1番 イ短調・ 第2番 ホ長調・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調が含まれています。

ヴィヴァルディの協奏曲集 () は8曲あり、「調和の霊感 L'estro Armonico」から 2つのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 (RV565)・2つのマンドリン協奏曲 ト長調 (RV532)・オーボエとヴァイオリンの協奏曲 (RV548)・フルート協奏曲 ト短調「夜 La notte」(RV439)・弦楽協奏曲「田園風 alla rustica」(RV151)・「調和の霊感」から4つのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 (RV549)・ファゴット協奏曲 ホ短調 (RV484)・合奏協奏曲 ハ長調 (RV558) が収納されています。

それにしても ヴィヴァルディの作品目録を見ると、800曲以上もあり、よくもこんなに似たような曲を積み上げて量産したものですね。
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トレヴァー・デイヴィッド・ピノック(Trevor David Pinnock, 1946~)は、イギリスのカンタベリー生まれの指揮者 、チェンバロ・オルガン奏者 少年時代はカンタベリー大聖堂の聖歌隊員を務め、またピアノとオルガンを学んだ。 その後 ロンドンの王立音楽大学でラルフ・ドーンズ、ミリセント・シルヴァに師事して、チェンバロとオルガンを修めた。学生時代にガリヤード・トリオを結成して活動を始め、アカデミー室内管弦楽団などで演奏する。

1973年にオリジナル楽器の楽団イングリッシュ・コンサートを設立、指揮、独奏の双方で活発な演奏活動、アルヒーフへの録音を行い、名声を得る。 彼の主だったレパートリーはバッハ一族 、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、またチェンバロ奏者として小澤征爾、ボストン交響楽団とプーランクのチェンバロ協奏曲「田園のコンセール」を演奏している。

他のオーケストラへの客演も活発に行っている。 チェンバロ奏者として、ソロ、レイチェル・ポッジャーやジャン=ピエール・ランパルらとの共演でも優れた演奏を残している。 2003年にイングリッシュ・コンサートの音楽監督をヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼに譲って、ピノック自身は退団した。
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今日はここまでです。

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