手持ちベー交響曲全集から。 上段が 30cm LP 箱と解説書。 下段が CD 8枚 (発売当時の LP を模した8枚構成です)。 中段右が BD 1枚で全集。 全て DG 盤。
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同じネタの耳タコ・ブログですので ご容赦を。
『カラヤン大全集』から引っ張り出して ブルーレイディスク (BD) のカラヤン BPO のベートーヴェン・交響曲全集 (61~62年録音 24bit / 96kHz リマスター) を聴き直して見たくなり、聴いてみました。 半世紀以上前の録音ですから、BD でもそれなりの音質です。
聴いている間 何か物足りないので、半世紀以上前に購入した LP 盤の全集の布張りの箱も広げました。 半世紀も経っているので、箱脇の布張り部分には指の脂 (あぶら) が付いて染み込んでしまい シミが多く浮き出ていますが、箱表面の表紙部分は指の脂が染み込まないビニール状の表面処理をしてあるせいか シミが全くありません。
そして 十数ページの白黒解説書を眺めていると、「うんうん 買った中学生当時はこうやって LP を聴いて本場モンの演奏に満足しながら聴き惚れていたんだよなぁ …」と感慨に耽る自分が蘇 (よみがえ) ってきました。 楽団全体が映る写真には ヴィオラ奏者の土屋邦雄 (1959~2001在籍 最初の日本人 BPO 団員 下記写真の矢印) も映っています。
彼の在籍期間からすると、カラヤン BPO のベートーヴェン・交響曲全集の60・70・80年代全ての DG 録音と、70年前後・80年代の映像録画に加わっていた事が想像できます。 日本人奏者が加わっていると思うと嬉しくなりますね。 それぞれの違いがどうだったのか訊いて見たいもんですね (けれど もう亡くなってますから訊けませんけど)。
また この楽団写真を見ると 現在の本拠地フィルハーモニー・ホール (63年完成 次の画像左上にあります) ではありませんから、完成前の別のホールでの撮影だった事が判ります (録音会場は教会で全く別です)。 別物のオケ CD 解説などに楽団全体が映る写真がありますが、CD と同じ大きさですから 小さすぎて楽員の表情などは殆ど見えません。
何度もブログに書いていますが、半世紀以上前の LP 盤の全集購入価格 15,000円は今の 15万円の感覚です。 今は 15万以下で『カラヤン大全集』356枚の CD・DVD・BD が買えるのです。
でも 半世紀以上前 中学生のお小遣いを貯めていた “なけなしの貯金” を出し、それでも足らずに父から半額援助してもらって買って入手した時の喜びは大きかったですね。
『カラヤン大全集』を購入する十年位前に 中古店で60年版全集 CD 5枚の箱ものを見つけ、入手して聴いていましたが、『大全集』入手後 弟に手渡しました。 でも聴いているかどうか不明です (興味のない人には “猫に小判” ですから 😆)。
手持ちベー交響曲全集からオマケ画像。 上段が70年代録音の 30cm LP 8枚の箱と解説書。 解説書がカラーになっています (輸入盤を新宿のレコード店で購入しました)。 CD は6枚構成。 下段がほぼ同時期の70年代後半録音のバーンスタイン VPO のベー交響曲全集 LP 8枚の箱と解説書 (80年頃 ザルツブルク訪問の折 現地レコード店で購入しました)。
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バーンスタイン盤は全てライヴもので、肝 心 要 (かんじんかなめ) の5番の出だしは、拍子抜けするほどで “何じゃ これは!” か “おっとっと!” と つんのめりそうになってしまった記憶があります。 レニーさん (バーンスタインの愛称) もっと “気合い” を入れてよね!(よくいえばフルヴェンに近い解釈という表現も …) 9番は独唱陣が豪華で良かったです (その映像版ではレニーは例によってピョンピョン飛び上がってますねー)。 総体的にレニーはベートーヴェンよりもマーラー向きだったか?
今日はここまでです。