シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

実はもう破綻している国のあがき?

2009年04月07日 | 事件事故の多い世
写真上は、 5日、プラハでの演説を前に聴衆に手を振るオバマ大統領とミシェル夫人。 下は北朝鮮のミサイル発射を探知したとされる米軍の早期警戒衛星、通称DSP衛星。
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飢餓が全土を被う国が、太平洋に飛翔体・ミサイルをぶち込んで何になるのでしょうか?
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「露軍幹部 "北の人工衛星、宇宙空間に存在せず"」(産経新聞/モスクワ 4月6日  ※追加1へ続く)
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「米国務省も "発射" 確認」(時事通信/ワシントン 4月5日) _ 米国務省のデュグイッド副報道官は4日、北朝鮮が現地時間5日午前11時半、飛翔体を発射したと発表した。 同副報道官代行は「どういう種類のミサイルなのかは、まだ分からない」と述べ、引き続き情報収集中であることを明らかにした。
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「北東アジア情勢が緊迫=米韓 "挑発行為" と非難-国連安保理に提起へ」(時事通信 4月5日  ※追加2へ続く)
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「"何も軌道に入らず" =北の打ち上げ失敗か-米防衛司令部」(時事通信/ワシントン 4月5日  ※追加3へ続く)
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「北朝鮮、衛星の打ち上げに成功し軌道に乗せたと発表」(ロイター/ソウル 4月5日  ※追加4へ続く)
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「緊迫のミサイル追尾…その時、MDシステムは」(読売新聞 4月5日  ※追加5へ続く)
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人口 2,300万人、GDP 400億ドル、1人当り 1,800ドルの北朝鮮に対し、韓国は人口 4,800万人、GDP 11,800億ドル、1人当り 24,000ドルですから、国境を挟んで 南より10分の1以下の豊かさ、貧しさです。

慢性不況・慢性飢餓にある国がそのままにしてほっておけば、いつか国民の不安が高まって政権が崩壊してしまいます。 処が、監視体制の強い国ですから、なかなか反政府的な活動は起こりません。 それでも不満はどんどんと貯まっていますから、何かでその不満を別のものに置き換えて、不満が爆発しないようにしなくてはいけません。

それが国威発揚の目玉である "ミサイル" でしょう。 何とも危険な国です。 ブースターなどの落下物があ他国に落ちて、人的物的被害が発生したら、どうする積りだったんでしょう。 もっとも他国の人間を拉致するような国ですから、そんなことは考えていないのかも。

失敗国家といわれるジンバブエは、「世界最悪の独裁国家」との別名がありますが、国民を豊かにできず、他国にも脅威を振りまくだけで友好的な交流もしない北朝鮮も「失敗国家」「最悪の独裁国家」と呼んで名前負けしませんね。

北朝鮮の独裁者にも、いつかは 革命によって打倒され、民主化されたルーマニアの独裁者チャウシェスクのような末路が待っているのかも知れません。

以上


※追加1_ 北朝鮮が打ち上げに成功したと述べた人工衛星について、インタファクス通信は6日、ロシア軍参謀本部幹部が「われわれの宇宙空間を監視するシステムには、北朝鮮の人工衛星が軌道上に打ち上げられたことは記録されていない。 そのようなものは宇宙空間には存在しない」と語ったと伝えた。

ロシア外務省は5日、ネステレンコ情報局長名のコメントを発表し、北朝鮮が発射したのは「人工衛星」であるとの認識を示した上で、「客観的な情報に基づき、抑制した判断や行動を取るよう関係各国に求める」と、日米韓などに冷静な対応を呼びかけていた。
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※追加2_ 北朝鮮が5日、事前の通告通り「長距離弾道ミサイル」を発射したことを受け、国連安全保障理事会は日本などの要請に基づき緊急会合を日本時間6日午前4時から開催することを決めた。 一方北朝鮮は「人工衛星の打ち上げに成功した」と主張。 米韓なども非難を繰り広げており、北東アジア情勢は一気に緊迫度を高めている。

オバマ米大統領は滞在先のプラハで「テポドン2号の発射は明らかな安保理決議違反」との声明を発表。 米国務省も発射を「挑発行為とみなす」と主張した。 韓国青瓦台 (大統領府) は「北朝鮮の無謀な行為に失望と遺憾を禁じ得ない。 挑発に毅然と対応する」と強調した。 国際社会の自制要請を押し切っての発射強行を受け、日米韓などは安保理に新たな決議案を提示する構え。 対抗措置に慎重な中ロなどとの駆け引きが本格化する見込みだ。 核問題に関する6カ国協議の行方も一段と不透明となった。
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※追加3_ 北米航空宇宙防衛司令部 (NORAD) は5日、北朝鮮が人工衛星を軌道に乗せたとの主張について、「2段目以降は太平洋に落下し、何も軌道に乗らなかった」と否定した。 北朝鮮による打ち上げは失敗した可能性が高い。

NORAD の分析によると、北朝鮮はテポドン2号を打ち上げ、一段目は日本海に、弾頭の搭載物を含めた2段目以降は太平洋に落下した。 また、「テポドン2号は日本を飛び越えたが、日本への破片の落下はない」としている。 さらに「ハワイと米本土への脅威はなく、米軍は迎撃しなかった」との見解も示した。「何の物体も軌道には入らなかった」としている。
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※追加4_ 北朝鮮は5日、3段式ロケットによる衛星の打ち上げに成功し軌道に乗せたと発表した。 衛星は軌道上で「革命歌」を伝送しながら地球を周回しているという。

朝鮮中央通信 (KCNA) は「われわれの科学者と技術者は衛星『光明星2号』を運搬ロケット『銀河2号』で打ち上げ、軌道に乗せることに成功した。 咸鏡北道花台郡にある東海衛星発射場から11時20分 (0220GMT、日本時間午前11時20分) に発射された『光明星2号』は、9分2秒後の11時29分2秒に軌道に乗った」と伝えた。 衛星は、「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」を伝送しているという。
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※追加5_ 北朝鮮は5日正午前、テポドン2とみられるミサイルの発射を強行した。 海上自衛隊のイージス艦を中心とする日本のミサイル防衛(MD)システムはどのようにミサイルを探知し、追尾したのだろうか。 その航跡から浮かび上がってくる脅威や課題とは何か。

◆探知◆
北朝鮮がミサイルの1段目ブースターが落下すると予測した秋田県沖の日本海。 北朝鮮北東部の舞水端里 (ムスダンリ) ミサイル発射基地に向けて、2隻の海自のイージス艦がレーダーを照射し続けていた。 朝鮮半島寄りの海域に「こんごう」が、その後方には「ちょうかい」が展開していた。

午前11時30分、「こんごう」のSPY1と呼ばれるイージスレーダーが、舞水端里の基地から発射されたミサイルを探知した。「発射、探知」--。「こんごう」艦内の戦闘指揮所から東京・市ヶ谷の防衛省中央指揮所に速報が届いた。 続いて、在日米軍司令部 (東京・横田) を経由して、米軍の早期警戒衛星がとらえた発射情報も入電した。

◆迎撃判断◆
「こんごう」に続き「ちょうかい」も探知、照射距離 1,000km 超というイージスレーダーが航跡を追尾し始めた。 探知から3分後、発射されたミサイルの速度と飛翔方向、角度などを分析し、イージス艦内のコンピューターがミサイルの弾道を弾き出した。

ミサイルが日本の領土、領海に落下する恐れがあれば、自衛隊は自衛隊法に基づく「破壊措置命令」で、ミサイルを迎撃する。 予想される弾道はその重要な判断材料となる。

「こんごう」は「ミサイルは日本列島を通過する見込み。 現時点で推定される飛翔体の落下地点は房総半島の東方約 1,270km」と打電、さらに、「1段目のブースターが秋田県西方沖約 280km の日本海に落下する見込み」との情報を中央指揮所に速報した。

同指揮所の司令部では、ミサイルが日本の領土、領海に落下する恐れはないと判断、「迎撃せず」の指示を関係部隊に発令した。

◆追尾◆
発射から7分後、北朝鮮のミサイルは、日本列島の上空 300~400km の大気圏外を、三陸沖の太平洋方向に通過していった。 防衛省幹部は「射程 6,000km から 10,000km のミサイルであれば、高度は 600km 以上となるが、随分低いと感じた」と話す。 だが、1段目のブースターを切り離したミサイルは、弾道計算の予測に反して速度を増し、当初の予想落下地点を越えて飛行していった。

航跡の追尾は、日本海の「こんごう」と「ちょうかい」から、福島県の東方沖約 1,000km の太平洋上で待ち構えるイージス艦「きりしま」に引き継がれた。

◆2段目◆
北朝鮮が発射したミサイルは3段式との情報から、「きりしま」は2段目が切り離される瞬間を追った。 しかし、「きりしま」は分離をとらえることができず、ミサイルは「きりしま」の頭上も越えて飛び続けた。

11時48分過ぎ、ミサイルは「きりしま」のイージスレーダーで追尾できる限界を越え、水平線の彼方(かなた)に消えていった。 追尾できたのは、日本列島の東方約 2,100km の太平洋上までで、舞水端里から約 3,000km に達していた。

◆日米連携◆
この時点で、ミサイルの追跡は米軍に引き継がれた。

米第7艦隊は日本周辺に展開したイージス艦と、ミサイル追跡艦「オブザベーション・アイランド」などで追尾したほか、高度約 36,000km の上空に配備された早期警戒衛星もミサイルが発する熱 (赤外線) を追った。

自衛隊と米軍との連携について、浜田防衛相は記者会見で「普段から互いに情報交換している。 問題点はなかった」と語った。

「衛星周回速度に達せず」
◆分析◆
今回の発射を北朝鮮は「人工衛星の打ち上げ」と主張している。

しかし、海自のイージス艦が追尾したミサイルの飛行速度を分析したところ、人工衛星が地球を周回するために必要なスピード(地表での速度に換算して秒速 7.9km)が出ていなかったことが判明した。

防衛省幹部は「今後の詳細な解析が必要だが、イージス艦が捕捉していたミサイルの速度は、人工衛星となるにはもう少しスピードが必要だった」と明かす。

ミサイルの追跡を引き継いだ米コロラド州の北米航空宇宙防衛司令部 (NORAD) は5日夜、「人工衛星の成功」を否定する見解を発表した。 日本の総務省は電波監視施設で当面、確認作業を続けるという。

◆脅威◆
北朝鮮のミサイルが3段式だったのかどうかは、2段目ブースターの切り離しが確認されていないため不明だ。

しかし、北朝鮮は1998年8月に2段式のミサイル・テポドン1を日本列島越しに発射させ、三陸沖に落下するまで約 1,600km を飛翔させた。 それに比べて今回は、海自のイージス艦が探知した範囲だけでも飛行距離は 3,000km を超えている。

海自幹部は「(軍事拠点化が進む) 米グアムは確実に射程に収めた。 長射程化は着実に進んでいると考えていい」と話す。

◆課題◆
探知から追尾まで、「合格点だった」と防衛省幹部は話す。 発射の一報が「こんごう」から速報されたこともその一因だろう。 しかし、発射場所が事前に判明しているなど、今回は合格点が付いて当たり前でもある。

3年前、北朝鮮は7発のミサイルを発射したが、移動式発射台からミサイルを撃ち出された場合や、ミサイルを連射された場合の対応など、万全を期すためには多くの課題が残されていることも確かだ。

以上

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