1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。3回目の紹介
【フクシマ見聞録】あなたがた、『実験台』にされているんですよ
Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年10月03日のツイートから
福島行-
痩せた関西弁の男性がひとしきり語り終えると、
肩からさげたハンドマイクを隣の男に渡す。
彼らはふたりで郡山駅前のこの行動で
いつも広げる旗を掲げている。
自分はその中間にいて、彼らの持参した
のぼり旗をもっていた。
みな、傘をさしている。-
-肩からハンドマイクを下げると、
「みなさん、おつかれさまです。
ええと、
毎週のようにこうやって
フリートーク集会ということで
ここに参加させてもらってます、
毎週のようにこれ、掲げてますが、
いい加減、みなさん見飽きたと思いますんで、
もう一枚もってきました。」
次の男性が話し始めた。-
-「(間。袋から濡れぬようにしてある地図をつけた棒をだす)
2012年6月、ですね、福島県災害対策本部が
発表したプルトニウム飛散の土壌データを、
地図に起こしたものをもってきました。
これを見ていただくと、郡山の西半分が
高度に汚染されています、
あと、会津地方。
郡山より線量高いですね。-
-「みなさん、あの、
よく会津にゆくと線量が低いんで”
あっちの方は大丈夫だろう”ということで、
旅行に行かれたりすると思いますが、
とんでもない話なんですね、
これは。なぜかと言いますと、
プルトニウム239、半減期は2万四千百年。
その間、ずっと放射線を出し続けます。-
-「これを吸い込めば、確実に肺癌を起こします。
こういう場所なんですね。
福島西半分は汚染されてないと
思われてる方多いと思います。”とんでもない話”です。
この全域が汚染されているんです。
危険な状態なんです。
みなさん、それ、ご存知ですか。、、、
知らないですよね、知りたくありませんよね-
-この男性とは顔見知りだった。
2012年12月に国際原子力機関が
郡山で閣僚級会合を行った。
その際に市民が抗議行動をおこない、
彼も参加していた。
たまたま隣合わせて声をかけると、
車の話をした。
そのときは福島県が他県への移住者の
住宅支援金を打ち切る間際で、彼は彼の車に-
-沖縄からの移住受け入れの情報、
住宅支援打ち切りの期限を書いた紙をカードにして
車に貼って、郡山の街を流していると言った。
翌日の郡山でも遇会し、震災直後に現れた
鼻腔内のかさぶたのこと、
乳酸菌を常用していることなどは
前のつぶやきに書いた。
きさくな男だった。彼は続ける。-
-「でも、よく考えてみてください。
福島県のこどもの甲状腺癌。
17人ですか、疑いを含めて43人。
福島県県立医科大学、なんて言いました?
『これは検査制度がよくなったから発見できたんだ』
と言ってます。
でも、ちょっと考えてみてください。-
-””は彼が強調する箇所。
「甲状腺癌ということは、見つからなければ
甲状腺の部分が肥大します、大きくなります、
太くなります。、、、
”福島県民はそんなにみんな首が太いですか?”
”甲状腺癌でどのくらい死んでますか、過去に。”
考えてみてください。-
-「いま、こどもたちに甲状腺癌が
多く出ているということがどういうことなのか、
震災前にはたして福島県民は
そんなに首が太かったでしょうか、
甲状腺癌が多発していたでしょうか。
癌ですからほっておけば、
どんどんどんどん、増えます。
全身に転移します。-
-「そうなった場合に、福島の癌の死亡率、
もともとそんなに高いですか?
そんなことありませんよね。
”震災後につくられた『嘘』だからです”。
-みなさん、このまま黙っていますか。
”黙っていていいんですか”。
あなたがた、『実験台』にされているんですよ。」
包み隠しのない対峙がそこにあった。-
※次回に続く
2016/9/22(木)22:00に投稿予定です。