福島第一の地下トンネル、水たまり230t発見
東京電力は18日、福島第一原子力発電所の集中廃棄物処理施設のトレンチ(電線用地下トンネル)で、約230トンの水たまりが見つかったと発表した。
点検中の社員が同日朝、長さ54メートルのトレンチの全面に、深さ約50センチ・メートルほど水がたまっているのを発見した。表面線量は毎時3ミリ・シーベルト。周囲の地下水の水位が高いことから、東電は地下水が流入したもので、トレンチ外への流出は起きていないとみている。同施設には高濃度汚染水の処理装置が設置されており、地下に汚染水を貯蔵しているが、トレンチの定期的な点検は行っていなかった。
(2011年12月18日19時58分 読売新聞)