<無責任な除染作業>
剥ぎ取った汚染表土を『不正埋め立て・川へ投捨て』
公園下が原子力廃棄物の保管場所に!
ドイツZDFテレビ(フクシマ)最悪事故から2年、除染・甲状腺がん
http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1170.html より
2013-03-17(02:05)
福島の山奥で私たちは
除染作業に携わっている作業員の一人と落ち合った
政府とやくざが怖いので顔も名前も隠しておきたいと言う
彼が言うには、やくざがこの除染という利得の多い仕事のほとんどを取り仕切っているという
公には政府は作業員に、危険手当を含め一日当たり約27000円払っている
作業員は線量の高い地域で働かなければいけないからである
しかし、そのうち実際に作業員の手に渡るのはごく一部だ
彼はたとえば約1万円しか受け取らなかったという
残りはすべてやくざにピンはねされるのだ
作業員は嘘をつかれ、騙されているという
作業員:
「作業の始めに仕事の説明会があったのですが」
「そこでは20km以内の警戒区域で働くなどということは一切言われませんでした」
「したがって、危険手当をもらう権利があるということも知りませんでした」
ナレーション:
彼は騙されたことを知ってその会社をやめ
2日後に他の会社で働き始めた
支払は40ユーロ多くなったが
この会社は除染作業をあまり真剣に考えていないという
作業員:
「集めたものを除染区域と指定されている区域の反対側に持っていって捨てろ、という指示を受けました」
「それで指示に従い、とにかく全部反対側に持っていって捨てたんですね」
「どうして反対側に持っていって捨てるのかという理由に対しては」
「そこは除染区域に指定されていないので」
「そこに少しばかり汚染された枝が落ちていても問題ない、ということでした」
ナレーション:
しかし、こうして放射能物質が森のもっと奥深くに投げ込まれていいわけはない
作業員:
「ずっと急な斜面で働いているので、集めたものを上まで運ぶのはかなりしんどいのですが」
「上で監督が見張っていて、とにかく何でも下の川に投げ込め、と指示しました」
「最初は信じられなかったんですが、2度も3度もそう言われ」
「その指示がだんだん命令調になっていき」
「いいからさっさと早く川に投げ込め!とどなられました」
「それで私も、ほかの作業員と一緒にその指示に従わざるを得ませんでした」
ナレーション:
彼の話が正しいことを証明する情景があったが
ここでは法的理由からお見せすることができない
放射能のゴミを川に放棄? そんなことがあっていいのだろうか?
環境省の除染担当官に聞いてみたが、まさに役人の答えとしか
言いようのないものが返って来た
小沢晴司氏:
「そのようなことがあったことに関しては本当に残念です」
「そのようなことが二度と起こらないようにこれから厳重にチェックし」
「その旨各会社にも申し伝えました」
ナレーション:
しかしたとえ誰もがその指示に従ったところで
原子力のゴミのきちんとした処理は、何世代にもわたる問題となるだろう
福島だけでなく周辺の警戒区域外でも
プラスチックの袋に一時的に土壌や潅木が詰め込まれ
ただ外に放置されているだけだ
これらの袋は放射線を遮断することはできないが
風や雨で散乱するのを防ぐためだという
警戒区域外で除染の状態を測定している環境保護団体グリーンピースの
メンバーに会った。彼の判断は明快だった。
グリーンピースメンバー:
「これは即席の原子力廃棄物の保管所です」
「落ち葉、枝、土などを道路、森や野原から集めたものを並べている」
「これを見るだけで、こんなに大きい地域を除染しようなどという
目論見が、いかに不可能かということを示しています」
「こんなことは希望のない企てに過ぎません」
ナレーション:
しかもこれらのプラスチックの袋は3年から5年しか耐久性がない
それまでにはこれらの汚染物質はちゃんと処分されなければいけないのだ
もっとひどいのが、ここ福島市のような住宅地域での除染である
一時的な保管場所さえつくるのが困難なため
ずっと恐ろしい安易な解決策がとられている
それを証明するのがここにお見せする写真だ
まず放射線で汚染された表土を剥ぎ取り
それを袋に詰め、穴を掘り
そこに袋を並べ、新しく土をかけて
はい、除染完了、というわけだ
こうして公園の地面の下に原子力廃棄物の保管場所がある
これらの写真は、ある匿名希望の学校の教師が撮ったもので
どんなに無責任に除染作業が行われているか見せてくれた
学校教師:
「本来なら、剥ぎ取った表土は深く穴を掘って埋めるべきなのですが」
「しかし水道管や電気が通っているためそれができないので」
「それを家の前に積み上げて、ただプラスチックシートをかけて終わりなのです」
ナレーション:
放射線を出すゴミが居間の窓や子供たちが遊ぶ公園の真下にある
大量の袋が外に並べられ野放しにされている
私の知人は千葉のホットスポットに住んでいる。
知人は『除染』を自治体にお願いしたが、数値はすぐに元に戻った。
『まったく意味が無い、税金の無駄だ』と。
Posted by 海外滞在者 at 2013年08月27日 19:31
実際のところ、当初よりはマシとはいえ未だに大気中にも放射性物質が漏れているわけですし、雨となり降って来るし、過去に降り積もった土ぼこりが台風などで舞い上がるし、少し考えれば小学生でも除染は意味がないということはわかると思うのですが、生まれ育った故郷ともなれば、やはりなかなか諦めがつかないのでしょうね…。
気持ちはよくわかりますが、(私自身関東で生まれ育った身で、関西に親類もいないので)どこかで諦めなければならないことが人生にはたくさんあります。
精神論だけではどうにもならないことが。
歴史や失敗例に学ばない者は滅びるということも、働いた経験が少しでもあればわかるはずでしょう。
3・11以降、放射能問題で周囲といろいろもめたりした結果、個人的に思ったことは、
1.今まで恵まれていて幸せだった人ほど、自分の土地が汚染されたという事実を認めるのを嫌がり、現在の生活にしがみつき、移住や次のステップに移りにくい
2.外の世界をあまり知らない(引越し経験や海外旅行経験皆無)人ほど、動くのを嫌がる
です。
逆に今まで辛い経験をして叩かれてきた人の方が、今後の不確実性の時代では、強く生きていけるし、能力を発揮できるかもしれませんね。
日本の若い方々には、どこへ行っても生きていける強さを身につけて欲しいです。
そのためにはまず健康第一。健康にはくれぐれも気をつけて欲しいと願ってやみません。