原発問題

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【フクシマ見聞録】個別測定に応じる仕組みが作られない。金がないのか。金はあるが出さないだけ ※21回目の紹介

2016-10-25 22:01:31 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。21回目の紹介

【フクシマ見聞録】

個別測定に応じる仕組みが作られない。

金がないのか。金はあるが出さないだけ

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年10月23日のツイートから

福島行-

テーブルに座ると、目の前に反原発関連、福島関連、
自然健康関連のチラシ、書籍が雑多に置いてある。

8人がけのテーブルでひとり腰掛けてあたりを見ていると、
「きゅうりとか食べてくかい、これきゅうりと味噌はサービスですからね
」と女性が声をかけてきた。

主催の女性だった。-

 

-小柄で、頭に手ぬぐいをしている。闊達な印象のその女性に

”そうなんです。この水は飲んでいいんですか”

テーブルごとにおいてある小瓶の水について聞く。

なんとかと銘が貼ってある小瓶だった。

「いいですよどうぞ。全部おいしい水。
なんでここはわかったんですか」聞かれる。-

 

-自分は前日であった郡山駅前でのこと、そこで知り合った方から聞いたこと、
食べ物に困ってきたことを話した。

「そうでしたか。ここでは測定しますんでね」

”いくらくらいで食べ物出してるんですか”

「500円の定食からあるんです、お昼しか営業してないんですけど。
一番豪華なのは1050円。-

 

-「あとはこんなのやってますから食べていってくださいね。」

日常で提供するメニュー案内を自分に渡す。金-。

野菜を買い、この測定所に出して測る。
ひとつの野菜の値+1500円。

JAの測定というものがそこにどう絡むのかと電話で聞いてみると、
出荷している農家しか受けつけないという。-

 

-スーパーで買った一般の人間の持ち込みは受け付けない。

いずれにせよ、自分が買った野菜そのものが実際に
安心できるものなのか調べるとなると、最低でも1500円の金がのしかかってくる。

これはきつい。目の前に、ベジ麻婆ナスと味噌汁が運ばれてくる。
風評、というが、測って安全ならば食う。-

 

-自分が食う食材そのものが安全ならば。

だが、二年をたってもその個別測定に応じる仕組みが作られていない。

金-。金がないのか。そんなことはないだろう。

五輪誘致の金。東電。国。金はあるが出さないだけだ。

個別測定できる仕組みが限られている以上、不安感を消すことはできない。-

 

-内部被曝の問題がある以上、わからないものは安全とはちがう。
いかに無理線で押し込もうが、そのことは変わらない。

おろかしい無理押しが、世の中を暗くする。
だから、そこは単純に食材を測ってみる。

測って、人に出せる料理を出す。
そうして出せる食材、料理はある。-

 

-しごく明快な話だ。しかしこの明快なものが少ない。

脇に立っている主催の女性の闊達さ、明るさはそんなところから
来ているのだろうと思う。

また、自分をはじめに誰何したあたりに若干の警戒のようなものを感じ、
なにか不憫なものを感じた。

”安心して食べられる、というのはいいですね”自分は言う-

 

-「ここは測ってますんでね。-私はもともと農家で、
自分とこできゅうりとか作って売ってたんですけど、あの幸いに、
その汚染がだいぶこの辺は少なめだったんです。

それは良かったなあなんて思うんですけど、生物関係の除染だなんていうことで、
もう震災直後から微生物とか撒いてもらったんですけど-

 

-「(EM菌とかいいますね)そう、、EM菌とか、光合成菌とか、
それ以外でもなんとかまあ、、、もう菌はずいぶん撒いてもらったんですけど、
なにが効いたかわからないんですけど」

”それは農業関係のひとが分解するのを研究してたひとたちが来て、ということですか”-

 

-「うん、そういう人たちが、やっぱり除染の効果を出したかったんですね。

それでデータも数字で測ったみたいなんですけど、わりとここらへんの線量が
高くなかったから思うようにデータがはっきり出なかったんです。

でもいろいろやってってくれたおかげで、ほんとにあの、雑草の種が、、、-

 

-「雑草って言っても薬草にもなるんですけど、蓬とか杉菜とか
アスパラの茎とかもう測っても出ないんで、だからここの畑の作業も
今年からまたやっと再開、はじめたんです、いろいろデータ取りながら」

”福島全県から来ますか”

「県外からも来ますね。わたしもけっこうどこでもこういう話ししてるんで-

 

-「外国の方も福島来た時に、ここを探してとか紹介されていらっしゃるんで
国際色豊かですね。私たちは3.11以前から気を配っていたんですけど、
それ以降土はあきらめなくちゃなんないかなと思ってたんですけど。

徐々にね、地に足つけてすこしずつやってくしかないかなと思ってます。」-

 

-女性は言った。そのあとにもその日やってきてヘンプカー
(麻の効能を伝える活動をしているらしい)の話をし、
自然エネルギーの話などをした。脇に女性二人。

その子どもがテーブルに座ってくる。-

 ※次回に続く

 2016/10/26(水)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】裏ガネ告発の手紙を紹介「私は検察庁に副検事として勤務していた者です・・」 ※13回目の紹介

2016-10-25 22:00:00 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。13回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P48~

(前回からの続き)

 なお、私が担当していた部分は、領収書の偽造で、当時依頼された文書と領収書などを持っています。私には名前が2つあったのです。その名前も特定できますので、当時、私が勤務していた検察庁をお調べいただければ真実が明るみに出ると思います。

 ご連絡いただければ、更に詳細な話と証拠書類をご提供いたします。

 なお、検察用に勤務したいたことを証明するものも同封いたしました。 敬具>

というものである。

 高橋氏は、昭和49年に検察事務官として採用された。仙台地検、仙台高検を経て平成3年に副検事選考試験に合格し、米沢区検、鶴岡区検の副検事を務め、平成8年3月に退職するまで、約20年にわたって検察庁に勤務していた。その間、約10年余りにわたって調活費を使った裏ガネ作りに直接、関与していたという。

 この調活裏ガネ問題については、仙台市民オンブズマンが調査・追及しているが、情報公開に応じない仙台高検を相手取って同オンブズマンは、文書不開示の処分取り消しを求める行政訴訟を起こしている。実はこの裁判に、高橋氏と私は証人として出廷している。高橋氏は実際に法廷で証言したようだが、私は大阪拘置所に拘留中だったので、仙台地裁裁判官の出張尋問(14年11月7日)という形になった。

 出張尋問は午後1時30分から、拘置所内の特設法廷で行われた。ある年配の刑務官によると「ダイコウ(大阪拘置所)では、こないな例はないんと違うか。わしは経験しとらんが・・・」と、いうことだった。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』は、

2016/10/23(水)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


10月24日(月)のつぶやき

2016-10-25 02:26:40 | つぶやき