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「ホットパーティクル」死ぬまで肺の中にとどまり放射線を出し続ける>汚染地帯の住民、肺の中に多量に検出

2013-01-04 22:50:37 | 放射能汚染

「ホットパーティクル」死ぬまで肺の中にとどまり放射線を出し続ける

汚染地帯の住民、肺の中に多量に検出

 
多量の高放射能微粒子 住民の肺に存在 白ロシア

【モスクワ8日=渥美記者】

4年前にソ連で起きたチェルノブイリ原子力発電所の事故で大気中に放出された「ホットパーティクル」と呼ばれる高い放射能をもった微粒子が、白ロシア共和国の放射能汚染地域に住んでいる住民の肺の中に予想を超えるほど多量に存在することがわかった。同共和国のミンスク大学放射線化学研究室のエフゲニー・ペトリャエフ教授が朝日新聞の取材に対して明らかにしたもので、1年半にわたる住民の遺体解剖で得た肺の標本とレントゲン写真を示し、「5年後ぐらいから肺がんが多発する可能性が大きい」と警告した。詳細なデータは近く国際原子力機関(IAEA)に提出される。
ペトリャエフ教授が解剖した遺体は200体。チェルノブイリ原発の北に位置し、放射能汚染指定地が多数点在するゴメリ州の住民がほとんどで、交通事故や一般的な病気で死んだ11歳から70歳までの男女。全員の肺を摘出して調べた結果、7割の人の肺からホットパーティクルを検出した。
ソ連国内の広範な土地の放射能汚染の主役は、炉心から飛散した揮発性のセシウムだが、ホットパーティクルはいくつかの不揮発性の放射性物質の混合物だ。爆発の時、2000度以上の高温で溶けて結晶化した核燃料ウランが主体で、その中に猛毒のプルトニウム、ルテニウムなどが混じっている。
肺の中にあった粒子の直径は0.01ミクロンから4ミクロン、細かなものは肺の深部、大きなものは気管支近くに分布していた。1人の肺全体のホットパーティクルの数は、数百から2万前後まで。1つの粒子の放射能の強さもさまざまだが、セシウムのように尿中から排出されることはなく、死ぬまで肺の中にとどまり放射線を出し続ける。ペトリャエフ教授は「1個平均を1億分の1キュリーと推定すれば、2万個あれば何年かあとにほぼ確実にがんを引き起こす」という。

(朝日新聞 1990/07/09)

 


東京都の放射能汚染、チェルノブイリ高汚染区域と同レベル(まとめ)

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/72d757692ffd30a14a4d1edb5abc7c1a より(転載開始)

放射線化学とモニタリングの専門家でマサチューセッツ州ワーセスター工科大学のマルコ・カルトフェン教授が米国公衆衛生協会で発表した「地震後の日本の住民集団への放射能暴露」によれば、アメリカと東京の車のエアフィルターを比較分析したところ、アメリカの車のエアフィルターには放射性物質はほとんどなかったが、東京を走っている車のエアフィルターからはかなりの量の高放射性粒子ホットパーティクルが観測された。(2011年10月31日)

放射能健康相談.comが台東区と江戸川区を含む東葛地区61人の血液検査を行ったところ、乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」が見つかり、検査した医師は子どもたちの避難を親に勧告した。(2012年3月4日)

(転載終了)

 

http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11320263830.html より

@Fibrodysplasia
「何mSv未満だから安全です」という政府文書の文言は嘘だ。
ホットパーティクルを吸い込めば
肺の組織中の0.1平方cm2だけ100mSv被爆することがある。
ごく狭い範囲に対する集中的な被爆可能性を政府は完全に無視している。
要するに政府はホットパーティクルによる被爆を認めていない。


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