原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

『読売新聞』1986.04.30 「”死の灰”の不安 世界覆う ソ連原発事故 牛乳の販売中止 ポーランド」

2013-06-20 00:20:07 | 放射能汚染

 『読売新聞』1986.04.30

「”死の灰”の不安 世界覆う ソ連原発事故 牛乳の販売中止 ポーランド」

http://togetter.com/li/306617 より ~チェルノブイリ事故当時の新聞記事~

[Cher.] 『読売新聞』1986.04.30

「”死の灰”の不安 世界覆う ソ連原発事故 牛乳の販売中止 ポーランド」

当時の新聞記事

「【ワルシャワ30日=水島特派員】ポーランド政府は二十九日夜

 *放射性物質による人体汚染を避けるため、

 牛乳の販売中止を決定、

 国民に生鮮野菜の徹底洗浄を呼びかけた」

「同時に、人体汚染を食い止めるため

 ワルシャワなどの乳幼児、妊産婦などに

 三十日から薬品の投与を開始すると発表した」

 

「ワルシャワ中心街の薬局の前には

 放射能汚染を防ぐ*薬を求める市民が、

 二十九日深夜まで長い行列をつくり、不安気な表情だった。

 政府*が二十九日、ポーランドの放射能測定機器が古いものであると  言明したことに対し、当局への不信は募[っている]」

 

「政府声明は二十九日午後七時三十分のテレビニュースで全国に放映*。

 *同日午後三時の測定の結果、

 大気中の放射性ヨウ素の含有量が急速に増えたことが明らかにされ、

 このままの状態が続けば人体、

 とくに乳幼児と妊産婦に危害を及ぼすと警告した」

 

「また、政府対策会議は三〇日以降、

 牧草を食べた乳牛からとれた牛乳の販売を中止した。

 さらにポーランド北東部やワルシャワで、

 放射性ヨウ素の体内吸収を防ぐための薬品投与を決めた」

 

 

[Cher.] 『読売新聞』1986.04.30夕刊

「英人100人は無事 ソ連発表」

[Cher.]『読売新聞』1986.05.01

「外国人続々脱出へ キエフ 飲料水源も転換」

「原子力発電所事故現場に近いソ連第三の都市キエフ市では、

 市民の間に放射能汚染の不安が広がっているようだ。

 同市に留学中の*山本志保さん*が三十日午後*語ったところによると、

 寮の管理人が、水道の水を直接飲まないように寮生に口頭で伝えた」

 

「理由の説明はなく、市販のミネラルウォーターやジュースなどを

 飲むようにと言われたという。/一方、モスクワの西側各国大使館は、

 放射能汚染の懸念がある地域に滞在中の自国民を

 避難させる措置を取り始めた」

 

フランスがキエフ在住の自国民十二人の引き揚げを

 二十九日決定したのに続き、英大使館も三十日、

 キエフ、*ミンスクにいる学生ら百十数人を帰国させる準備を開始

 *米大使館も米国民のキエフ旅行を中止させ、

 旅行中の人にも早期引き揚げを勧告」

 

「邦人に注意勧告 日本大使館」

「モスクワの日本大使館が三十日明らかにしたところによると、

 同大使館はモスクワ在住日本人に対し、

 (1)キエフ、ミンスクへの旅行は控えることが望ましい」

 (2)キエフ、ミンスク方面に滞在している日本人については

     事故情報に注意して各人が適切に判断、対応してほしい

 (3)これらの地域に滞在する日本人との連絡体制を確保してほしい

――との日本政府勧告を伝えた」

 

 

[Cher.]『読売新聞』1986.05.01朝刊 

「スウェーデン食料輸入禁止」

「【モスクワ支局三十日】ストックホルム発のロイター電によると、

 スウェーデンは三十日、ソ連および東欧諸国からの食品の輸入を禁止した」

「都も放射能検査 ソ連原発事故で」 /「ソ連の原発事故に関連し、都は三十日、都立アイソトープ総合研究所(世田谷区奥沢)、都立衛生研究所(新宿区百人町)で放射能の特別検査を始めた」

「アイソトープ研は二十四時間体制で大気中の放射線量を測定するほか、チリも二時間おきに検査する。衛生研究所は一日二回、大気中の放射線を測定。両研究所とも雨が降った時は雨水の分析もする」

 

[Cher.] 『読売新聞』1986.05.02夕刊 

「雨...気になるなあ―放射能 気象庁 問い合わせ殺到」 http://t.co/FtGnc2rx

「二日午前の日本列島は、

 ほぼ全国的に雨模様。ソ連・チェルノブイリ原子力発電所事故による

 放射能の影響を心配する市民が多く、

 *サラリーマンやOLはおそるおそる雨空を見上げたり、

 小学生はふだんは着ないレーンコートを持ちだしたり」

「気象庁天気相談所には朝から、

 「放射能は検出されたか」

 「雨の中を歩いても大丈夫か」

などの問い合わせが殺到した」

「雨水中の放射能の測定は、全国十三ヵ所の気象台で午前九時までの二十四時間に一ミリ以上の降水量があった場合に行う」

 東京では二日午前九時までに一ミリに達しなかったため、二日は行わないが、雨量の多かった地区の気象台では、朝から分析に入り、夕方までには結果が出る見込みだ」

 

[Cher.] 『読売新聞』1986.05.03朝刊 

「300キロ離れていたのに 放射能汚染 衝撃走る 短期滞在中に”黒い雨” 科技庁は不安防止に懸命」 http://t.co/e3XP8HRL

当時の新聞記事

「懸念されていた事態が、ついに現実となった。

 史上最悪といわれるソ連・チェルノブイリ原子力発電所の事故で、

 同原発から北へ約三百キロの町、

 モギレフにいた日立製作所社員ら日本人四人が、”黒い雨”に汚染」

「二日夜、明らかにされたショッキングな事実は、事故の影響の深刻さを際立たせ、科学技術庁を始め関係者に驚きの波紋を広げた。*健康に問題はないとされてはいるものの、ニュースは、唯一の原爆被ばく国日本人の神経を、ザラリと波立たせた」

「科学技術庁五階の記者会見室で、午後九時二十五分から始まった緊急記者会見には、約五十人の報道陣が集まり、テレビカメラの放列が敷かれた。記者たちの一部は廊下にあふれるほど」

「千々谷真人・原子力安全局防災環境対策室長は、プリントを読み上げる形で被ばくのニュースを発表したが、終始緊張した表情。「四人に健康の点からは問題はない」と繰り返し[た]」

「同室長によると、今回の被ばくで最も問題となるのは、四人が体内にヨウ素131やセシウム137などの放射性物質を蓄積して帰国していること* いずれも検出量の単位は小さいものの、平常ならこれらの物質は体内にはほとんど見つからない」

 「四人とも現地で放射能に汚染されたと思われる雨にあたったと話しており、短い滞在期間でこれだけ体内に蓄積していることに、同庁の原子力担当者としても驚きを隠さない」

 「やはり今回の事故は、米スリーマイルアイランド原発の事故に比べたら、汚染の規模ははるかに大きい。それだけに、ソ連自身が一刻も早く、汚染状況を世界に知らせて欲しい[同室長]」

「また、同室長の話だと、四人の体内から検出されたヨウ素やセシウムは、核分裂後のいわば”死の灰”」

 「中国の核実験の際、わが国でも大気中などから発見されたことがあるが、広島、長崎などの被ばく者や、原子炉関係者などを除き、日本人の体内からは発見されたことがなく『日本では初めての”遠距離被ばく”とみられる』と指摘する」 

 
「西独、国内産の牛乳飲用制限」
 
「【ボン二日=ロイター共同】西ドイツ内務省は二日、*放射能汚染に伴い、同国内の一部地域について牛乳の飲用を制限する措置を取った。*バイエルン、ヘッセン、ザールラントなど*。 *健康への影響を考慮した予防的措置だ、としている」
 
 
 

 
 
チェルノブイリで最大の被害にあった村というのは、
300キロ日本でいうと東京の小田原、
280キロぐらいの村です。
 
風にのり、山にぶつかって、そこに高濃度の放射線が降って
その村が全滅したのです。
 
2011/6/23(木) 午前 10:12 
 
チェルノブイリで最大の被害にあった村というのは、
300キロ日本でいうと東京の小田原、
280キロぐらいの村です。
 
風にのり、山にぶつかって、そこに高濃度の放射線が降って
その村が全滅したのです。
 
日本の政府のいう、東京は安全です、遠ければ安全です、というのは
関係がない。
 
そのような認識を世界が持っているから、
過剰と思える反応をしているのです。
 
そして300キロ圏内からは、今も、奇形の子供、動物、植物が出ています。
 
最悪のシナリオを考えて何をするのかが
政府なのに、安全ですとしか言わない。
 
転載元:Youtubeでーー上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告 より
 
 
 
 
 
@LuckyKaoru
チェルノブイリでは、4年後にも政府が決断し、
 
強制移住をとった地域がありますね…。
 
バタバタと人々が病気になったり、死に始めたからだそうです。
 
その事実、把握している人々が少ない気がします。
 
 
 
 

立ち寄っただけで大量被曝をするような場所に、
まだ普通の暮らしを続けている人がたくさんいる

安全基準を超えた「内部被曝」(要精密検査)
すでに4766人、異常値を示した人1193人
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/6318
2011年05月30日(月) 週刊現代

実は福島第一で事故が始まった3月11日以降、計測の結果、
 
要精密検査となる数値の
1500cpmの内部被曝をしている人が続出しているのです。
 
しかも発覚した4956件のうち、4766件は現場の復旧作業員でもなんでもなく、
ただ『福島に立ち寄ったことがある』だけでした」
 
柿沢氏の質問を受け、答弁に立った原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は、
その事実をあっさりと認めた。しかも、実際には1500cpmどころか、
「1万cpm以上」という異常な数値を示したケースが1193件もあったというのだ。
 
「4766人が福島に立ち寄っただけとは、正直、信じたくない事実です。
 
しかも、1万cpmを超えた人が1193人とは・・・。
普通なら、こんな数字が出るはずがない。

「直ちに人体に影響はない」
「現時点では安全性に問題はない」という政府の発表を信じ、
 福島県内やその周辺には、
 まだ普通の暮らしを続けている人々がたくさんいる。
 
 立ち寄っただけで大量被曝をするような場所にずっと住んでいる人々は、
 いったいどれほどの内部被曝をしているのか・・・まったく見当もつかない。

 

 

福島 鳥の個体数の減り方がチェルノブイリより酷い

過去25年間世界最大の大規模な研究。

同じようなメルトダウンを起こしたウクライナのチェルノブイリと

福島の両方に共通する14種類の鳥を調べ、

個体数への影響は日本がひどいことを示した

http://yahoo.jp/TqMJF8 リンク切れ

2012/02/07

 
 

乗用車内、

 年間許容線量を超える毎時五マイクロシーベルト 除染の盲点

いわき市、

 三十四万人の市民を避難させようとしたがバスが足りず断念

福島県在住の研究者からは

「乗用車の除染も必要」という指摘があった。

原発事故直後、いわき市が三十四万人の市民を

避難させようとしたがバスが足りず断念したことも報告。

http://yahoo.jp/eWzVFC リンク切れ

2012/02/06

 

横浜市 水路跡地で6マイクロSv超 

1キロ当たり6万2900ベクレル 小学校近く

市は福島原発事故によるものとみて除 染する方針。

「排水がたまりやすい形状で、ホットスポットになったのではないか」としている。 http://yahoo.jp/5ahAJs 2012/02/03