原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

放射能拡散予測SPEEDI>一定レベルを超えた場合、文部科学省の関係者に携帯電話の音声とE-meilで通報される

2013-04-19 00:56:01 | 未分類

<放射能拡散予測SPEEDI>

一定レベルを超えた場合、

文部科学省の関係者に携帯電話の音声とE-meilで通報される

 『緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)ネットワークシステム』   
  
『・・環境放射線の観測値が一定レベルを超えていないかなどの
 
監視も常時行っている。一定のレベルを超えた場合は、
 
自動的に原案センター内および文部科学省の関係者に
 
携帯電話の音声とE-meilで通報される・・(抜粋)
 
 
原子力災害対策特別措置法(※1)
制定(1999.12)および施行(2000.6)により
 
国や地方公共団体は、
 
原子力関連施設で万一、事故が発生し、
 
大量の放射性物質が放出される恐れが生じた場合に
 
住民の安全を確保するため迅速かつ的確な
 
防護対策を講じるよう定められている。 
 
 
(※1)原子力災害対策特別措置法
 
   原子力災害から国民の生命、身体及び財産を保護することを目的とする
 
 
従来は通常時1時間間隔(緊急時には10分間隔)であった
環境放射線データの収集を常時10分間隔で行うよう改修が行われている。
 
(引用終了) 
 
 

 

[福島原発]原子炉で何が起きていたのか 

専門家が詳細なデータを元に分析、実態が明らかに

弱々しい原子炉であった「マークI」。

福島第一の事故推移は、アメリカのシミュレーション通り。

アメリカ国内では、原発の「安全性」に対する激しい議論が巻き起こる。

その時、スリーマイル島の原子炉を差しおいて槍玉に上がったのが「マークI(ワン)」という原子炉。この原子炉は、他の原子炉に比べて、あまりにも「格納容器が小さい」ため、事故の危険が高いとされたのだ。

 「マークIは廃炉にすべきである」とまで責め立てられた。

ご存知の方も多いと思うが、
この「マークI」こそが「福島第一原発の原子炉」なのである。
 
・・・・
  
この実験では、原子炉内部に大量の空気が送り込まれた。
 
原子炉がどれくらいの「圧力」に耐えられるか、その限界を調べるためである。
 
その結果、ある一定の圧力を超えると、
原子炉内部の「圧力の上昇が止まる」ということが確認された。

原子炉内部の「圧力の上昇が止まる」とは、どういうことか?
 
空気を送り続けているのにも関わらず「圧力の上昇が止まる」ということは、
どこからか「空気が漏れている」ということを意味する。
 
穴が空いたタイヤに空気を送り続けるようなものである。
これは原子炉としては、「致命的な欠陥」である。
  
 
  
 
 

世界中で、原子炉の事故は研究されており、正確な
原発事故シュミレーションができるようになっている。

これから紹介する動画は、福島第一原発の事故が
どのように進行していったのかを知ることができる。

電源喪失から、たったの30分で全炉心が溶融する。

これが原発事故の恐ろしさであり、これは、地震でなくても
発生しうる。

 


原子炉(沸騰水・マークI型) 「配管破断による溶融貫通」想定シミュレーション(アニメ動画)
http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/64212ec9991ec42b8478efa1651d35d5

 
*************************************
事故事例

原理力容器につながる大きな配管が破断し、
大量の放射性物質が環境に放出される事故
*************************************

それでは、マークI型格納容器を例に、
原子炉圧力容器につながる大きな配管が破断し、
大量の放射性物質が環境に放出される様子をご覧いただきます。


*************************************
事故シーケンス

事故発生後に制御棒が完全に挿入され、
原子炉が停止した後、
炉心を冷却するための全ての注水に失敗するケース
*************************************


これは、事故発生後に制御棒が完全に炉心に挿入されたことにより、
原子炉が停止し、その後、炉心を冷却するための
すべての注水に失敗するケースです。

配管破断事故が発生すると、
冷却材が流出し、原子炉圧力容器内に水位が低下します。

制御棒は挿入されますが、注水に失敗するため
炉心が露出します。

炉心が露出すると、
燃料の冷却ができないため、
残留熱により燃料温度が上昇します。

そして最も温度が高くなる炉心中央部の燃料が
溶融します。

*************************************
炉心溶融
事故発生から30分後
*************************************

溶融した燃料は、やがて原子炉圧力容器下部に到達します。


*************************************
圧力容器下部到達
事故発生から約1時間後
*************************************

解析により事故発生からおよそ1時間で、
この状態になると予想
されます。

原子炉圧力容器はおよそ12ー15センチの鋼鉄製ですが、
溶融した燃料は、非常に高温であるため、
ついには原子炉圧力容器を貫通
します。

*************************************
圧力容器貫通
事故発生から約3時間後
*************************************

解析により事故発生からおよそ3時間で、
この状態になると予測
されます。

貫通した溶融燃料は、原子炉圧力容器を支える、
ペデスカルの中間床面に落下します。

そしてコンクリートの床を侵食しながら、
ガスを放出し、格納容器の温度および
圧力を上昇させます。

マークI型格納容器では、その後
溶融燃料がコンクリートで形成された
ペデスカルの中間床面を貫通し、
さらに、その下部にあるコンクリート床面に落下します。


*************************************
環境への放射性物質の放出
*************************************

漏洩したガスには、希ガスやヨウ素などの
放射性物質が含まれており、
原子炉建屋を経由して、
排気塔から、環境に放出
されます。

今回は、防災用事故シナリオ理解のために、
配管破断に起因する、最悪の事例をご覧いただきました。