原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

玄米セシウム汚染濃度 福島、国係数の1割以下

2011-10-07 12:47:33 | 放射能の食品への移行係数

玄米セシウム汚染濃度 福島、国係数の1割以下

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111007t65007.htm

福島第1原発事故で放出された放射性セシウムによる福島県内の玄米汚染濃度は、国が設定している移行係数(0.1)の10分の1以下にとどまることが6日、東北大大学院農学研究科の南條正巳教授(土壌立地学)の解析で分かった。土中に含まれる放射性セシウムが玄米へ吸収される割合が比較的小さいことを裏付けた形だ。
 解析に使ったのは、農林水産省が8月30日に発表した土壌汚染データの福島県分のうち、作付け制限地域以外で原発から距離が近く、サンプル数が多い二本松、伊達、本宮、川俣、大玉、郡山、田村、いわきの8市町村分(64地点)。玄米の方は福島県が実施した調査の8市町村分計308サンプル(9月30日現在)を使用した。
 その結果、64地点の土壌1キロ当たりの放射性セシウム濃度は、最大で4833ベクレル(本宮市の1地点)、最小は225ベクレル(いわき市の1地点)。平均値は2136ベクレルだった。
 一方、玄米の最大値は国の暫定基準値と同じ1キロ当たり500ベクレル(二本松市)だが、235地点は不検出だった。不検出の地点については、最悪のケースを想定して全地点で検出下限値と同じ放射性セシウムが含まれると仮定することとした。
 検出下限値を20ベクレルとした場合、玄米1キロ当たりの放射性セシウム濃度は平均で24.6ベクレル。下限値を10とすると12.6ベクレルとなり、移行係数は0.01~0.006となる。
続き


福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も-NGO

2011-10-07 12:26:41 | 放射能汚染

福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も-NGO

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011100500323

 東京電力福島第1原発事故の影響を調べているNGO「FoE Japan」などが5日、東京都千代田区永田町の参院議員会館で会見し、福島市内で高濃度のセシウムに汚染された地域があることを明らかにした。
 NGOによると、調査は9月14日に実施。神戸大大学院の山内知也教授(放射線工学)に依頼し、福島市小倉寺と渡利の計5カ所で土壌のサンプル調査を行った。
 この結果、最も濃度が高かった地点では1キロ当たりセシウム134と137が計30万ベクレルを超えた。3カ月前と比較して濃度が5倍以上になっている場所や、学童保育が行われている建物の近くで15万ベクレルを超えていたケースもあった。
 山内教授らの調査では既に、これらの地域では放射線量が高い「ホットスポット」があることが分かっている。同教授は「時間がたってセシウムの濃縮が進み、汚染が進行している地域もある」と指摘。「泥を除いたり、水で洗い流したりするだけでは線量が下がらない場所もある。子どもと妊婦を避難させた上で、アスファルトやコンクリートの除去なども考える必要がある」と訴えた。(2011/10/05-12:38)