義経とホリエモンは、私にはかぶって見えます。
義経は、平家にあらずんば人にあらずと豪語した平家を打ち破り武家社会の扉を開いた天才的戦略家。
ホリエモンは、Windows全盛のIT業界に挑戦して世界一のIT企業を作ろうとしているIT界の風雲児。
義経が活躍した年齢とホリエモンの年齢がほとんど同じです。そして、旧来の常識を覆す手法で社会に挑戦して勝利を手中にしています。
義経は、鵯越の坂落しや嵐の中猛スピードで四国に入り屋島急襲、壇ノ浦ではこぎ手を撃つ禁じ手を使い、ひきょうだと言われようが戦に勝って源氏の世を作る扉を開いた。
ホリエモンは、近鉄球団買収で名をあげ、フジテレビ買収では法の盲点をついた手段で多くの企業経営者を震えあがらせ、今、守旧派のドン亀井氏の地盤で立候補。
勿論、落ちるのも当選するのもどちらも想定内のことでしょう。どちらに転んでも世界一のIT企業を作るためにライブドアの知名度を上げる目的は達成します。
義経もホリエモンも勝つためには、常識にとらわれずに実行する点では同じです。
野茂が大反対にあいながらもメジャーに挑戦したことが、今や才能のある若者がメジャーに、サッカーではヨーロッパのプロチームでプレーをする道を切り開いた。
音楽の世界では、プレスリーもビートルズも出てきたときはTVにも出演させてもらえなかった。しかし今、彼らの流れを継承したロックが全盛で、誰も不良の音楽だなんて言う人はいない。
いつの時代でも、若者が世に出ようとするとブーイングやパッシングにあうが、それを乗り越えて新らしい時代を作っていく。
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義経は、ドラマの世界では「戦のない平和な世をつくるため鎌倉殿のために働く」という理想的なことを言っていますが、本当はギラギラした野望を持って「自分こそが武士の世の棟梁になってやる」と思っていたでしょう。それを警戒した頼朝が戦では天才的能力を発揮するが世渡り下手な義経を討ち滅ぼす。
「義経、信長、長島」は絶大な人気はあるが野望を達成することは出来なかった。「頼朝、家康、王」は人気は劣るが磐石な基盤を築いた。
さてホリエモンはどうなる、結末はこれからです。