弥生時代はもっとグローバル

「縄文、弥生、古墳時代の人の心にせまる」というテーマの番組を見ました。
その中で、島根県の松江市の田和山遺跡で出土した弥生時代中期後半（紀元前後）の石で作られた硯（すずり）に、文字（漢字）が書かれているの可能性が高いとの、研究成果を福岡県の研究者グループが明らかにした。
国内で書かれた文字ならば従来の確認例を200～300年さかのぼって最古となるらしい。
墨をすりつぶした使用痕などから石製品を国産の硯（すずり）と推測。
裏の中央付近に、二つの黒っぽい線のようなものが見られ、墨書きによる「子」と「戊」との見方を示した。
いろいろな発見がありますね。
この頃は、海村という交易のネットワークがあり、朝鮮半島、九州から山陰、北陸と海村で繋がっていたということ。
国の貨幣とは別に、独自の貨幣もあったということ。
国としての貨幣経済が始まる、ずっと前のことです。
僕たちが思っている古代とは違って、もっともっとグローバルな世界だったようです。
いろいろな歴史的発見や研究が進み、違った見解が生まれてくるのは、刺激的ですね。

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