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Love&Teeth

藤島歯科の治療室ダイアリー。インプラント治療や審美治療。趣味や日常の出来事を紹介します。

インプラントの補綴物

2009-07-15 14:30:00 | インプラント
インプラントの技工はインプラントを長持ちさせるのに重要なポイントの一つです。次に写真を3枚紹介します。顕微鏡写真で見ると違いがよくわかります。歯科用金属は硬さ・鋳造温度等が使用する部位で違ってきます。例えばネジ止め加工する物や広範囲につなぐブリッジ等ははある程度の硬さが必要です。また咬む力が強い人の奥歯にはある程度の柔らかさが必要になってきます。組成によって鋳造温度が異なるため気泡が入らないようにして、質のいい金属を使います。技工師さんの丁寧さは写真を見ればよくわかります。藤島歯科では患者さんの補綴物は時間がかかりますが、丁寧で精密な技工を心がけた技工師さんが作っております。Dsc08528
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下顎の血管神経の流れ

2009-07-15 13:05:12 | インプラント
下顎のインプラント治療で注意をしなければならない事の一つに血管の位置の特定があります。下顎では顎の奥の方から前歯にかけて下顎管という太い神経血管の通る管があります。普通はオトガイ孔という出口付近5ミリくらいしか注意しません。でもまだ前の方まで血管神経血管が来ています。この写真は3D画像を院長が作り出した特殊な方法で流れを最後まで見えるようにしています。藤島歯科では、平面での2Dパノラマ画像による診断でのインプラント治療からより精細な歯科用CTの3D診査で精度の高い治療を目指しています。昔したインプラント治療の骨の具合もCTで経過観察しております。Dsc08530_2



アダプテーション・テクニック

2009-05-11 19:39:20 | インプラント
All-on-4(オールオンー4)等の治療でインプラントを即時負荷(その日に咬み合わを作り機能さす)するのは非常に難しい物です。硬い骨はいいのですが、柔らかい骨は機能をさすと動いてインテグレーション(骨と癒着)しにくいです。そのため特殊なインプラント埋入法を使います。アダプテーション・テクニック硬い骨と柔らかい骨では埋入のためのインプラント窩(インプラントを入れる穴)の形成法がちがいます。もちろんインプラントも違ってきます。柔らかい骨は削ると固定できません。骨を特殊な器具で圧縮していきます。先週のオペのCT写真です。術前・術後の違いを見てください。インプラントの周りの骨が黄色く硬くなっているのがわかります。決してこのような骨の希薄なケースで削ってはいけません。藤島歯科医院でメインに使うインプラントはノーベルバイオケア社が多いです。骨質に応じてインプラントを使い分けることが出来ます。Dsc00044
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ソケットリフトと骨補填材

2009-05-11 19:14:39 | インプラント
インプラントを顎骨に入れるためには骨が無くては埋入で来ません。我々モンゴロイド(アジア民族)は顎骨が華奢です。上顎臼歯部では特に骨が少ないです。ソケットリフトとは上顎洞の中に骨を作る手術法です。頬骨の下の上顎洞の中の薄いシュナイダー膜を破れないように骨補填材を入れて押し上げます。今日のこの症例ではインプラントの初期固定が得られなかったので、3ヶ月してインプラント埋入予定です。今回の骨補填材はβーTCPとHA(ハイドロキシアパタイト)の混合材料を使いました。βーTCPだけだと補填材の吸収が速いので、当院では主にこの補填材を使っています。欧米では生物由来の物が多く使われています。去年のワルシャワのインプラント学会でも、多数の骨補填材が発表されてました。ということはまだエヴィデンスになるような材料は、、、、。この材料は整形外科領域でもどんどん使用されてます。藤島歯科医院では今のところ生物由来の骨補填材は原則使用しません。Dsc00041
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インプラントオペアシスト

2009-04-20 16:17:30 | インプラント
大阪樟葉のやまさき歯科医院でインプラントオペのアシストのつもりでしたが、インプラント専門医が5人補綴医1人インプラント専門技工師1人衛生士2人と大勢のためかえって邪魔をしてしまったかもです。山崎先生お邪魔しました。先生は徳島インプラント再生センターの担当医で昨年スウェーデンのヨーテボリ大学の研修会もご一緒させていただきました。補綴治療丁寧で手を抜かない治療をしています。補綴治療で形を採った物と出来た物が2度距離で0.1㎜ずれてるとお口の中に入りません。無理に入れても応力がかかり長持ちしません。Dsc00175
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スクリュー固定

2009-04-13 22:38:09 | インプラント
上下の歯の隙間が少ない時は、土台にセメントでくっつけても脱落しやすいです。そんな時はインプラント本体(フィクスチャー)にネジ(スクリュー)で直接くっつけます。トラブルがあればネジを外すことが出来ます。技工には鋳造性がよく(精密)歯と同じ硬さの金属を選びます。もちろんセラミック補綴も可能です。Dsc09971
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osstell

2009-04-07 18:39:11 | インプラント
インプラント治療で骨のくっつき具合を数値化して、クラウンをつける時期を決めます。
この器械はオステルメンターと言って、無線で共鳴周波数を測定します。藤島歯科医院ではこの値とインプラント埋入トルク値とCTの骨密度を参考に型を取る時期を決めます。10年以上前は埋入トルクと埋入してからの時間で補綴治療を行ってました。上顎は半年、下顎は3ヶ月しっかりした骨でもこのくらい待ちました。
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写真

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