毎年6月に恒例となっている、東京国際フォーラムでの
顎咬合学会に行ってまいりました。
メインゲストの南カルフォルニア大学のDr. Bach Le教授
の講演を聴講しました。
今回のテーマは、骨造成術の長期検証
内容:今回の講演は骨造成の技法やそれに伴って必要な骨補填材について網羅したものです。
インプラント治療では骨がなければ埋入出来ません。
抜歯や歯周炎で欠損した骨のない部分は自然に治癒し、ボリュームを保つことはできないものです。
これらに対する骨造成の技法や材料を一つ一つ長期にわたり観察し検証しています。、
そしてそれらの臨床症例をビジュアルで紹介しました。
治療後1〜2年ではそれほど骨の吸収はわかりにくいですが、5年10年を超えてくると
どの症例も吸収が進んできていました。
インプラント治療では骨がなければ埋入出来ません。
また作った骨は炎症によって吸収が早いものです。
メインテナンスしにくいもの、メインテナンス出来てないものは炎症も起こり吸収も早いものです。
術前のプラニング、定期検診の大切さ、炎症の早期発見、対応処置などいろいろ考えさせられるテーマでした。