ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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WANアクセラレータ

2010-07-28 19:56:00 | IT(ネットワーク&セキュリティ)

LAN内でファイルのやりとりをするよりもWAN経由で別の拠点とやりとりするほうが遅いと感じることがよくあるかと思います。「WAN回線のほうがLANよりも通信速度(スループット)が遅いから、というのがすぐに思いつきますし、多くの場合そういう単純な理由かもしれません。

ただ、WAN回線で速度が出ない理由はそれだけではありません。通信相手との物理的な距離が大きいと、距離が長いことにより遅延が生じて、そのために思うようにパフォーマンスがでないということもあるのです。

そこで重宝するのがWANアクセラレータという機器です。ぢろーらもも以前使ったことがありますが、確かその頃(2005年~2006年)は製品の市場としても7億円程度の規模だったと記憶してます。それが2008年は30億円強の市場のようですね。時代の流れによって回線速度はどんどん速くなるものの、以下にあげるように、距離が長いと回線速度が速くなってもおもうような性能が得られません。そう考えると、今後もやっぱり重要は大きくなっているようですね。

WANアクセラレータのしくみはhttp://itpro.nikkeibp.co.jp/as/wan/index.html やhttp://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0706/12/news004.html あたりがわかりやすいです。設置パターンとしては、http://www.kaztan.com/network/archives/2007/08/15-232316.php にあります。2拠点間を結ぶ場合、両方の拠点にWANアクセラレータ機器を設置します。このほか、モバイル端末と会社との間の通信を速くするような場合だと、会社にWANアクセラレータを置き、モバイル端末にWANアクセラレータのソフトウェアをいれるということになります。

WANアクセラレータが主に提供する機能はTCP最適化、キャッシュ、圧縮、QoSです。そのほか、CIFSやExchange Serverなど、特定のプロトコルに特化して通信の最適化を行なうこともできます。特にCIFSだと、普通にWANで使うより100倍以上のスループットになることもあるようです。

TCP最適化ですが、TCPのコネクションベースのプロトコルでは、パケットを送るごとに(あるいは、複数個送ったあとに)確認応答が必要になります。また、パケットが到達する電気的な速さ→光の速さも「1秒間で地球7周半」という有限の速度なので、ある程度の距離になると遅延が発生します。そうすると、実際のスループットは「端末のウインドウ・サイズ×8(バイト→ビット変換)÷遅延値(秒)」になります。

たとえば東京から大阪間だと遅延はおおよそ20ミリ秒、そして、たとえばWindows2003などであればウィンドウサイズは64KB、そうすると、回線のスループットがどんなに速くても、実際のスループットは20Mbpsそこらになってしまうのです(参考サイト https://www-935.ibm.com/services/jp/ns/pdf/wan_ibm.pdf )。そこで、両端のWANがローカル端末からの通信に対して代理でACKを返し、WAN側にはまとめてデータを送ることで、WAN間での確認応答の回数を減らし、結果としてスループットがあがることになります。TCPの上位で動くCIFSもこのような確認応答を多く行う「おしゃべりな」プロトコルです。なので、似たようなしくみで通信高速化が可能となり、CIFSの場合にはさらに高速化がはかれる、ということです。

キャッシュ機能についても、普通のキャッシュサーバやプロキシサーバが使う「1ビットでも異なっていたら別のファイルとみなす」という類のキャッシュではなく、ビットレベルで差分だけキャッシュを提供できたりと、メーカーも工夫をこらしています。

圧縮に関して「データを圧縮できればその分短時間で多くのデータを送れる」ということですし、QoSは「帯域を広くする」というよりは、「基幹系業務とかVoIP(IP電話)のパケットなど重要度が高かったりリアルタイム性が高いものを優先して通すようにする(FTPやファイル共有のように、リアルタイム性は要求されないものの大容量の通信が必要になるものに邪魔されないようにする)」という「交通整理」の役割です。

まとめると、以下のような場合に効果があるといえます。

・回線は高速だが、距離が離れているため遅延が大きい場合には効果が高い(特に海外向け通信)
・データ量が多すぎて回線を使い切っている場合には圧縮の効果が得られる
・CIFSのようなアプリケーションだと、データをブロックごとにわけてブロックごとにACKを返しているので、アクセラレーションが効きやすい

ただ、もちろん効果が得られない場合も多くあります。通信が遅いといっても、何が原因で遅くなっているのかを切り分ける必要があるわけです。WANアクセラレータはWAN環境の影響を極力少なくするためのものです。そもそもLAN内通信が遅いというようなものでは、WANアクセラレータをいれても効果は見こめません。この場合、通信が遅い、といっても回線ではなくアプリケーション等、他が影響している可能性もあります。ここは切り分けが必要です。

また、データの圧縮率が90%を超えるくらい効率よく圧縮できたとしても「そもそも圧縮しなくてもデータ量で回線を圧迫していない」という場合には、圧縮での効果は得られていないのと同じです。

あと、効果があっても「予算」という問題は避けて通れません。「拠点が海外にあるので遅延が大きく、WANアクセラレータをいれれば明らかに効果がある。しかし、海外の拠点には数人しか人がいないので、費用対効果が少ないとみなされ、お客様社内の稟議が通らずに購入できない」ということももちろんあります。

まあ、実際に効果があるかどうかは、こちらも販売店さんに評価機を借りて検証してみるのがいいでしょう。おそらく、だいたいのWANアクセラレータは「モニタのみ」ということもできるはずです。実際のデータはいじらずに「このくらいの効果が得られる」というのをレポート化できます。これだと実環境に影響を与えるリスクは低いですね。

まずこれで様子を見て、そのあと実際にWANアクセラレータを機能させて効果がでることを確認した上で購入すればよいです。まあ、当たり前の話ですが・・・。

ただまぁ、ストリーミングなどUDPベースのものだと効果がでにくいですし、上記のとおり回線帯域に余裕があり、距離も近い場合には効果が得られません。評価機を借りるまでもなく、TCPMonitorなどのツールで「どの程度のトラフィックが流れているか」を見るだけで「効果は得られない」と判断される場合もあります。まあ、それはそれで原因切り分けの1つになりますし、意味はあることだと思いますが。

最後にWANアクセラレータの今後の話を少しとりあげます。使用目的としては、ディザスタリカバリに備えたリモートバックアップのほか、今後はクラウドでの使用も注目されています。クラウドの場合、データセンターは海外である場合なども多いのでこの技術が使えると都合がいいはずです。そのことを取り上げた記事がこちらにあります。http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20091210/341896/

確かにブロードバンドルータで使えるようになったら面白いでしょうね。


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浅羽由紀さん路上ライブ打ち上げ:2010年7月27日

2010-07-28 03:05:24 | 浅羽由紀

さてと、前回の路上ライブでは打ち上げも参加してなかった(というか、このときはまだ妻なおがこちらに顔を出す前だったので、頻繁に外出するのも申し訳ないと思っていた)ので、今日はじめて路上の打ち上げに参加だぞー以前から「おでん屋さんに行っている」という話は聞いていたが、どこだろう・・・。

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あ、まさかの医大グラウンド沿いではないですか・・・。医大グラウンドといえば、忘れもしない今年の4月4日、「丸子花見祭り」で浅羽由紀さんをお見かけしましたが、演奏中ステージ近くには行かず、遠くから見ていただけでした。ただ、その歌声と曲の旋律を気に行ってしまい、演奏終了後にCDを購入しに行ったんです。そして今に至るわけですな・・・、まあこの話題は来年の4月4日にでもしましょうかね・・・、とにかく、感慨深い場所であることは間違えありません。

というわけで、「おでん勝岡」さんにおじゃまします。屋台はマスターひとりで忙しそうでしたが、おでんおいしかったですよ。

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今日は思いのほか人が集まったので、諸事情(笑)により由紀さんと横濱の誠さんが会場の外にて飲んでました。由紀さん、途中で「セミを助けた」らしいです。だからそのセミに「助けてやったんだから、宝くじで1億円あてさせろ!」と無茶(?)な要求をしてました(笑)。

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牛すじ、がんもどきなど、いろいろといただきました。次回はラーメンも食べたいな・・・。

今日はさすがにちょっと暑かったので、後半は外に出て過ごしました。そこにいたメンバーは、横濱の誠さんLABOさん熊ちゃんさん、かっちゃんさんという、まさに神奈川/東京地区の同世代主要メンバー勢ぞろい、そこに見習い(?)のぢろーらも&なお夫妻も混ざって、わいわいやってました今日も笑ったなぁ・・・、特になおはとても楽しんでたようでした。

楽しい時間はあっというまに過ぎ、そろそろみなさんの終電の時間なので解散です。

ええと、由紀さん、熊ちゃんさん、気をつけて行ってらっしゃいませ、ひとまわり大きくなって帰ってきてくださいね・・・(^^)。楽しみにしておりますよ♪

そして、Mawaru Soraさん、いままでおつかれさまでした。まだ知り合ったばかりですので、これからの付き合いのほうが長いと思います。またお会いしましょうね


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浅羽由紀さん路上ライブ:2010年7月27日

2010-07-28 02:31:10 | 浅羽由紀

意外にも、路上ライブは2回目・・・。今日は外出先から直帰だったので、かわさきFMの「Four-leaf Clover」も最初から聴けました。よかったよかった・・・

7時過ぎに家を出て、武蔵小杉駅北口に向かいます。おや、誰もいないや・・・で、ぢろーらもがお手洗いにいって戻ってきたら、浅羽由紀さんとうちの妻なおが話してました。よかった、みんな続々と来てますね・・・。さてさてはじまるぞ・・・。

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最初の曲は意外にも「I wanna be free」でした。Gメジャーの調を奏でてたから、まさかな・・・とは思ってましたが・・・。発声がてらにしては大変な曲だと思いますが・・・。やっぱり、最初の1曲目とはいえしっかり歌いきってました。やっぱり、「気持ちを解き放つ」って意味ではこれかな・・・勉強になります・・・。

今日ははるばる茨城からいらしている方がいらっしゃいました。4時には着いてしまったようですが、由紀さんのライブを楽しみにしていたようです。やっぱりこういう仲間が増えるとうれしいですね

次の曲は「私へ」です。はじめていらした方にはぜひ生で聴いていただきたい、由紀さんが自分のことを知ってもらうために歌う曲です。精一杯いままで頑張ってきたら、もう頑張らなくてもいい、しばらく休んで次に進もう、そんな気持ちを表した曲です。

次は「ストレスの連鎖を誰かが断ち切らないといけません。」ということで、代表曲「」を披露していました。街ゆく人たちにもメッセージを発し続けます。

由紀さんのブログにあるとおり、月末に由紀さんは富士山登頂を目指します。今日はそんな由紀さんと熊ちゃんさん(打ち上げにて10時すぎに到着予定)を送る会でございます。無事帰ってきてくださいね・・・(^^)。どうも登山靴はレンタルするよりも買ってしまったほうが安いみたいですね・・・。

そんな由紀さんと熊ちゃんさんにひっかけてかはわかりませんが、次の曲は「あなたのおかげ」でした。

先週、岩手、仙台ツアーだったこともあり、今日も奥州の方々へのお礼を込めた作った歌「奥州の歌」を歌ってくれました。ツアーの余韻もあってか、特にこの曲には気持ちを感じました。演奏後に話してくれましたが、奥州市の市役所の方からも高い評価を受けたようですね。藤枝、川崎地区に続き、奥州にも浅羽由紀、その名を浸透させてほしいものです。ぢろーらもは微力ながら今日もブログを書き続けますよ・・・(^^)。

次の仙台ライブは10月に企画されているので、牛タン食べたい方はぜひ、とのことでした(えへへ)。

その流れ(?)で、次は由紀さん自身のふるさとへ向けての歌「藤色の風」でした。

ええと、ここで、普段の路上ライブの打ち上げ会場であるおでん屋さんで出あったという女性が通りかかりました。そこで由紀さんが選んだ歌・・・「彼氏の携帯を見たことがありますか?」って・・・あれっすか???

はい、そのとおり、「捨てましょう」でした。まわりじゅう「心が痛い」というような悲鳴が聞こえつつ、思わず笑ってしまうコミカルさはやっぱりよいですね。

由紀さんも「女の第六感が働いてしまい、携帯を見てしまったがために・・・」とのこと。ただまぁ、さすがにこの歌、刺激が強すぎる(笑)ので、次はもっと穏やかな恋の歌、ということで、本日2回目の「あなたのおかげ」です。

で、次の話題は先日(26日)誕生日を迎えた・・・・って、あれ、わたし??

そう、ぢろーらもです。ええと、ぢろーらもは・・・「5回目の32歳」を迎えました(笑)。T-1さんには足元にもおよびません(笑)。でも、注意していないと、T-1さんには「先輩」ってことにされてしまうので、気が抜けません(笑)。

ということで、ここで「好きな曲を」ということでリクエスト。ありがとうございますn(_ _)m。由紀さんがちょこちょこ奏でていたということ、ぢろーらもが今まで生歌では聴いたことがなかったことから、「ヤマアラシ」をチョイスしてみました。由紀さん「カンニングペーパーなしで大丈夫かな・・・?」とおっしゃっていましたが、いざ演奏をはじめると当然のことながらまったく問題なし(^^)。特にこの曲、歌だけでなくピアノも聴いていて気持ちがよいです。多分、ぢろーらもがもしピアノ続けてたとしたら、弾いてみたい曲の1つですわね。

おっと、もう1時間以上たっているのか、次でラストの曲。今月で仕事を退職し、名古屋に帰るというMawaru Soraさんの話題になりました。もちろん、そんなに遠い場所なわけではないですし、またすぐに会えるはずですが、ひとまず一区切りになるのでしょう。「明るい曲がいい」というものの、由紀さん「私の曲はみんな暗いです」と・・・(苦笑)。で、最終的に「藤色の風」になりました。おっと、また風が吹いてきたぞ・・・。由紀さんから「サビのところはみんなで歌おう!」と声がかかり、何人かの方が口づさんでいました。

ライブもおわり、前出の茨城の方(今度ゆっくりお話しできれば幸いです)が由紀さんのCDお買い上げです。そして、新しくできた、というストラップも何名かの方がお買い上げ、ぢろーらもも購入でございます♪

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ではでは、打ち上げ会場に向かうとしましょう


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