ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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数年前の転職活動:大事なことは今も同じ?

2012-01-22 13:45:18 | 資格・転職・就職

ぢろーらもは現在の会社に勤めて7年目をむかえました。現在の業務内容としては、ネットワーク、セキュリティ機器のプリセールス/ポストセールスです。多少の紆余曲折はありますが、今のところ大きな不満はなく勤めており、ワークライフバランスのとれた生活を送っています。あ、最近はこのブログも遊びの記事ばっかりだ・・・(汗)。

お恥ずかしながら、わたくし、現在の会社で5社目です。しかも、直近の会社は3か月で辞めています。そのときの様子は軽く「なぜか有限会社?」でも触れています。

こちらの会社を辞め、2005年の4月1日より無職となりました。そして、約半年の就職活動を経て、今の会社にはいることができました。まあ、半年もかかってしまったのは、「あくまで自分の主張は曲げたくなかった(自分自身が途中で考え方は変えるのはありだが、自分が納得しないのに他人のいうことに従う、ということはしたくなかった)」というところが大きかったのでしょうね・・・。

このころは今に比べれば求人状況などもまだましで、ぢろーらももまだ30歳(就職活動中で誕生日を迎え31歳になった)だったこともあり、今に比べれば転職はしやすかったのかな、とは思います。

ただ、「こういう失敗をしてしまった」「面接で話す内容も修正していった」「活動中に考え方の変化があった」というぢろーらも自身の経験については、もしかしたら今の時代であっても(特に若い世代の方々にとっては)多少なりとも参考になるかもしれません。

なので、今回は「前の会社を辞めてから今の会社に移るまでの半年間」について話をしたいと思います。

〇身内への報告、つかのまの(?)お休み期間

ええと、「4月から」といいつつも退職時の話も少々・・・。

ぢろーらもの前々職は今と割と近い、ネットワーク/セキュリティ関連ソフトのテクニカルサポート業務でしたが、前職は全く関係のない仕事をしておりました。そちら、いろいろ頑張ってはみたのですが、力及ばずにこちらは辞めることになりました。こちらから退職の意思を告げたのでもちろん自己都合ですが、おそらくそのままいても結局解雇されていたでしょう。それを考えると、早めに辞めてよかったのだと思います。確か3月31日退職で、会社に意志を告げたのは3月半ばでした。まあ、何の戦力にもなっていないので、会社的には全然困らないわけです。

退職にあたり、当時ぢろーらもが相談(?)しなくてはいけない身内は2人いました。当時ぢろーらもは父と2人で住んでいたので、もちろん父には相談します。ま、相談といっても「辞めるから・・・」だけですが・・・。父は「まあ、仕方ないのかな・・・」といった反応でしたね。父も新卒ではいった会社をすぐ辞めてその後も職をけっこう変えていたので、息子のぢろーらもが似た運命になってもあまり驚きはしませんでした。父の想いとしては「途中はいいので最終的によかったと思える道を進んでほしい」って感じでしょうかね。

もう1人は、当時結婚前提で付き合っていた彼女です。ってか、こちらは現在の妻なわけですが・・・。実は父より先に彼女に相談しました。やはり「辞めようと思う」と・・・。

返ってきた答えは「いいんじゃない?ぢろーらもいつも辛そうだったし、そのほうがいいよ。次探せばいいよ。大丈夫」とむしろ退職を勧めてくれました。それだけ結婚は遅れるかもしれないけど、申し訳ないね・・・。いつも励ましてくれてありがとうm(_ _)m

さて、4月「自由人」な生活がはじまりました。ぢろーらもはしばらくはゆっくりしたいな・・・と思っていたので、ゴールデンウィーク明けまでは就職活動やその準備は行ないませんでした。もちろん、金銭的な余裕がなければバイトでもなんでもしたでしょうけど、多少なりとも蓄えがあったこと、同居していた父は現役バリバリで働いていたので、公共料金等生活に必要な分は普通に払ってくれていたこともあり、バイトなどの選択肢はありませんでした。

まあ、だからといって平日の昼間に家にいるのもどうかと思うので、図書館とかで勉強してました。IT関連をはじめ、いろいろと・・・。

ぢろーらもが働いていないことは、家族や親戚、今の妻や昔からの友達は知っていましたが、「できれば知られたくないな・・・」と思っていたのが地元のフィットネスクラブの仲間でした。仕事辞めても今まで通りいつも出てたエアロビクスのクラスとかは行ってましたからね・・・。さすがに「仕事もしないで何してるの?」と言われるのが目に見えています。だから、時間があるからといっても平日昼とかには顔を出さず、いつも通り夜と日曜などに行ってました。ちなみに図書館も、地元に行ってると誰かに会う可能性があるので、地元から離れたところを使っていました。

もちろん、失業保険の手続きとか、年金と保険の切り替えはその月中にやりました。年金は国民年金への切り替え、保険は父の扶養にいれてもらいました。1つ困ったのが、「退職から10日経っても、前の会社から離職票が送ってこない」ことでした。まあ、想定内といえば想定内でしたが・・・。いい辞め方とはいえず、こちらからもう二度と連絡したくなかった会社なので、近所の出張所に行って相談したら、かわりに話をつけてくれました。ありがとうございます。そこから離職票が送られてくるまでは早かったです(笑)。

失業保険ですが、ぢろーらもの場合には「自己都合」なので、3か月後からの支給かと思っていましたが、なぜか多少早くもらえました。なんで?と思って聞いてみると

「前々職を6か月以上勤務し、そのあとすぐに転職した会社を3か月で辞めたので、あくまで”6か月以上勤務したほうの会社”が基準となり、3か月で辞めたほうは”辞めたあとちょっとだけ働いた会社”みたいな扱いになった」

ということのようです。よーわからんけど、まあいいや・・・。確かに3か月じゃ失業保険もらえないから、この場合にイレギュラーな処理になること自体は納得ですけど・・・。

ゴールデンウィークは今の妻と旅行に行ったりもしました。そして、ゴールデンウィークが終わり、「じゃあ、そろそろ動こうかな・・・」と思ったわけです。

〇人材紹介会社へ登録

で、どうやって仕事を探すか、なのですが、「ハローワークで探す」という選択肢ははじめからありませんでした。まあ、IT系だったらリクナビなどを使って自分で応募するか、そうでなかったら人材会社を使うよね・・・。まあ、縁故があったりヘッドハンティングされるとかだったら別ですが、ぢろーらもにそこまでのスペックはありません(苦笑)。

ぢろーらもはある大手の人材紹介会社さんのキャリア査定を申込み、その後面談をしてもらうことになりました。なんだかんだで面談受けたのはもう5月下旬でしたね。

人材会社選びですが、今回の就職活動では、「紹介されるのを待つ」よりは「自分で気に入ったところを自分で検索などで探して応募もしたい」と思っていました。なので、「きめ細かいフォローをしてくれるが、むこうが紹介してくれるのを待つしかない」ところではなく、「基本的に面接の調整などの処理をやってくれればいい。いいところを紹介してくれればありがたいが、あくまでこちらで自由に応募したい」と考え、こちらの会社さんを中心に就職活動することになりました。並行してリクナビなどでの直接応募も行ないます。

ぢろーらもの担当のカウンセラーは当時のぢろーらもよりちょっと年上の女性。非常に感じのいい人でした。もともとはSEさんだったようですね。だから業界も知っているわけか・・・。最初の面談でもけっこうこちらは言いたいことを言いましたが、嫌な顔せずきちんと聞いてくれました。こちらの希望もきちんと伝わったようにみえました。なんとなく、「この人だったら大丈夫かな・・・」と思いました。

職務経歴書などについてもアドバイスをいただきました。こういった会社さんはあまり書いたことがない、という方にも丁寧に教えてくれます。ぢろーらもは以前も書いたことがあったので、注意されたのは「1つ改ページになってしまって見づらいところがあるのでレイアウトと整えたほうがいい」というくらいでした。

ぢろーらもがこのときにアピールできる経験等としては

・ネットワーク/セキュリティ系のテクニカルサポート経験(「CMM/CMMI」にも書いてあるとおり、新製品の立ち上げも経験)

・ITスクールでの講師経験およびそのときに取得したMCSEやCCNAなどのIT系資格

・英語(一応、TOEICでBランクにはいりました。まあ、全然流暢にはしゃべれないですし、仕事でもほとんど使わなくなってしまいました・・・)

くらいですかね。

希望ですが、やはり経験を考え、職種としてはプリセールス/テクニカルサポート/ヘルプデスクといったあたりを考えていました。実はこのとき「ネットワークからは離れたいな・・・」と思い、最初はネットワーク機器などは敬遠してました。理由としては

・経験はあるものの、ネットワークはどうも苦手意識があった

・これまでとは違う知識が身に付くものをやってみたかった。できれば、将来的にもつぶしの効きそうなものがよかった・・・(このときイメージしてたのは業務系のソフトなどでした)

といったところです。(ただし、後述のとおり、あとになってネットワーク系も検討することになりました)

勤務地は自宅から通えるところを前提で考えました。給与は「前々職のテクニカルサポートよりも少し多め」を希望してみます。また、やはりこのブログでもテーマにしているように「ワークライフバランスが保てるところがいい」と考えており、この部分もしっかりと伝えました。

〇いよいよ応募、しかし苦戦・・・そして、面接は全滅・・・

そして、人材会社さんには随時いくつか会社を紹介してもらえるようになりました。応募しようか迷っている企業もあり、「何か質問があれば聞いておきますよ」とのことでしたが、こちらの質問がけっこう細かかったせいか、「こちらで確認できることも限りがあるので、それだったらまずは応募して直接聞いたほうがいい」とのこと。

えー、そうなの?まあ、人材会社さんのビジネスモデル(就職の決まった企業から人材会社へは、採用者の年棒に応じた報酬(30%程度?)がはいる。ただし、採用者が数か月で辞めてしまうようなケースでは返金の対象となる。求職者からは1円ももらわない)は把握しているつもりなので、まずは応募してもらわないと・・・ってのはわかるんだけどさぁ・・・。

しょうがないな、まあ、「内定とったら必ずいかなくてはいけないわけではない」はずなので、まずは興味あるところに応募するしかないな・・・。

直接経験のあるネットワークなどをできるだけ敬遠していることもあり、幸先のよいスタートとは言えませんでしたが、それでもいくつかの会社さんから面接のお誘いをいただきました。この段階では人材会社のカウンセラーさんも「書類選考通過おめでとうございます!ぢろーらもさんの真面目で勉強熱心な人柄が伝われば大丈夫ですよ!」と勇気づけてくれます。

また、カウンセラーさんにアドバイスもいただきました。

「面接のときに必ず聞かれるのは転職理由(辞めた理由)、当社の志望理由、今までの経験、入社したら何がしたいか。傾向として”志望理由”の部分が弱い人が多い」

なるほどね・・・そして、ぢろーらもの場合には、「なぜ今までの経験とは関係のない前職を選んだか、そして、なぜ短期間で辞めたか」をきちんと説明できる必要がある、と言われました。そうですね、こちらは多分、面接を受けた全会社さんで聞かれたと思います。

そして、この頃の面接は、そのアドバイスどおり、自分のアピールや説明力の弱さを痛感させられることになりました。

面接1発目、こちらはセキュリティ関連のソフト会社さんで、やはりサポートの業務での募集でした。確かデスクトップセキュリティ関連でしたね。

こちら、テクニカルスキル的には「MCSE持ってるし、アクティブディレクトリわかってるだろうから問題ないでしょう」という感じで評価していただいたものの、それ以外何もいいところを発揮できませんでした。

いきなり出鼻をくじかれたのは、前職の退職理由ではなく、「1社目に入社したところが、学生時代の専門と全然関係ないところだけどなんで?それに、新卒で行くような会社ではないように思うけど・・・」と、意外なところを質問されたことです。一応、学生時代にいろいろと迷い、結論を出したのが卒業する年の2月~3月だった、という話をしたら「なんでそんなに長い間考えてたの?」と・・・だめかい?

取扱製品に興味があり、近いものを検証した経験がある、と話しましたが反応が薄いようです。それに、こちらから質問をしても、なんだかつっけんどんな感じすらします。それでいて、こちらに対するつっこみは厳しいですね・・・。

なんていうんだろう、会話してて、なんとなく「はいっていけない」感じがしましたし、全然受け入れられてないな、興味持たれてないな・・・と感じました。面接は1時間のはずなのに、面接官は40分くらいで時計をみて早々と切り上げてしまいました・・・結果、もちろん不合格この面接で何もいいところがなかったことで、ぢろーらもはけっこう落ち込みました。

次に決まったのが、業務システムのサポートで募集していた会社さんでした。こちら、取締役の方が出てこられて、いろいろとお話しできました。採用のミスマッチをなくそう、という戦法の誠意が感じられ、また、ぢろーらもについてもいろいろと興味を持って質問してくれました。なんか、前の面接がだめだめだったので、それだけで人として認められている気になりました。こんな私に時間を割いてくれてありがとう・・・。

ただ、こちらも不合格でした。通常、不採用の場合のフィードバックは「求めるキャリアといままでの経験が違う」「給与面で折り合いがつかない」など、定型文の簡単なものでしかないのですが、ここは随分詳細なフィードバックがありました。

現在の経験だと即戦力にはならない、今後の戦力化は可能だとは思う、その状態では希望額は払えないといったこともあったのですが、一番ネックになっているのは前職のことでした。こちら、ぢろーらもの伝え方がまずく、端的に言うと「入ってみたけど、思ってたのと違ったからすぐ辞めた」としか伝わりませんでした。ああ、カウンセラーさんの懸念どおりだね・・・。

あと、こちらも業務システムのサポートで1つうかり、面接ではこれまでのテクニカルサポート経験と(資格取得などから)勉強熱心なところを評価してもらいました。2,3か月は業務のほかに簿記試験とかの勉強をしてもらって、少しずつ業務を覚えていく、といった感じで、これなら無理はなさそうです。

ただ、ここでぢろーらもが失敗したのは、「残業時間に関する質問」の仕方がよくなかったようです。この会社さん、Webサイトの採用情報のところに「平均残業時間」みたいなものを掲示していたので、ついついそれを詳しく聞こうとしたら、それまであまり話さなかった1人の面接官が「あなた、さっきから残業についてしきりに聞いてるけど・・・」と不快感を示し、そこから流れがかわりました。不合格理由としては「経験と求めるキャリア」が違う、と聞いているけど、実際そうではないのでは?

あとは、CRM関連のサポート業務だと思って面接行ってみたら、実際には「開発での募集」に近かった、なんてのもありました。まあ、これはどうしょうもないね・・・もちろん経験不足で不合格。ってか、わかってたら面接行かなかったよ・・・。

最初に応募した会社の面接はどこも散々な結果に終わりました。

〇他の人材会社とのアポ

1社目の面接がだめっぽいな・・・と思ったあたりから、他の人材会社さんとも接触してみることにしました。で、2社行ってきました。ただ、こちらはいずれも最初の面談のみやって、すぐに辞退することになりました。

1社目、こちらも割と規模が大きなところではありましたが、何よりカウンセラーの高圧的な態度にムカつきました。まあ、認識が甘いのは自分でもわかってるけどさ・・・。最後には「今のキャリアだったら、まずは給料安くてもどこでもいいからはいって、そこで何年間かでスキルつければいい」と、かなり投げやりなことを言われました。

「最初は安くてもいいから・・・」、まあ、よく言われますけど、ぢろーらもは割とここは慎重に考えています。特にぢろーらもの業務だと、営業とかと比べると他の人との差がつきにくいので、どうしても評価も横並びになるケースが多いです。それに、ITバブルはとっくにはじけているので、「最初は安いけど、すぐにあがる」なんてケースもそうそうありません。どうしようもない状況なら別ですが、安易に年収ダウンを受け入れるのも考えものだ、と思っています。

ま、とにかくムカついたので、家に帰ってから「登録取り消すから個人情報削除してくれ」ってメールしておきました。一応了承の旨連絡きたけど、ちゃんとやってくれるかな・・・。

2社目はもっと規模の小さいところで、けっこうきちんとサポートしてくれそうでしたが、やはり紹介してくれようとしているのは、ネットワーク/セキュリティといった経験と直接合致するあたりしか紹介してくれませんでした。まあ、そのころのわたくしを高く売ろうとすると、どうしてもそうなっちゃうのかな・・・あまりこちらの話を聞いているようにも思えなかったので、それ以後は利用しませんでした。

ま、最初に登録したところがよさそうだな・・・ここと直接応募とを並行しよう・・・。

〇しきり直し、面接対策セミナー

人材会社経由の面接がひととおりだめになったところで、カウンセラーさんに呼び出されました。仕切り直しのための「作戦会議」のようです。

ただこちらは、どっちかという半分「お説教」みたいな感じでしたね・・・。やっぱりこの人にも「認識が甘い」「もっと厳しい環境でもいったほうがいい」みたいなことを言われましたかね・・・正直、ちょっとムカついていたのですが、もう7月です。そろそろ決めないとな・・・という気持ちが強くなっていたので、とりあえずひととおり話を聞くことにしました。

まあ、全面的に悪い事を言われたわけでもありませんでしたし、このあとも求人は紹介してくれました。それにいくつか作戦を見直すきっかけにもなりました。

1つは「やはりネットワーク系も募集してみよう」ということ。面接などに行かない日は相変わらず勉強を続けていました。そのおかげもあり、苦手、とは思っていたけど、「あ、そうでもないな・・・」と気持ちがかわってきたことも幸いしました。

あと、「前職を辞めた理由」「ワークライフバランスについての質問の仕方」に関しても見直すきっかけになりました。やっぱりこの部分は印象を悪くしやすい部分ですよね。前職を辞めた理由も「思ってたのと違ったから」では先方も「おいおい・・・大丈夫かい?」って思いますよね。こちらは「仕事は興味を持っていたけど、会社の求めるものが高く、努力はしたがキャッチアップしきれなかった。そのため、試用期間中に”今後続けるか、辞めるか”という選択を迫られることになった。数日悩み、その業界とITとどちらがやりたいか改めて自分に問いかけ、IT業界に行くために退職した」という感じです。まあ、実際にはもう少し詳しく説明しましたけどね。

ワークライフバランスについては「残業時間」について露骨な聞き方になると、どこの企業でもマイナスイメージになります。まあ、ならない場合もあるけど、「なる」と思っていたほうがいいんでしょうね。こちらは「自分の裁量で仕事を調節して進めやすいか。自分の仕事が終わったら先に帰りやすい環境か。」という感じの聞き方にしました。どっちみち、「先輩や上司が帰らないと帰りづらい」とか「(たまにであればいいが)お客さん都合でいつまでも対応させられる、待たされることが非常に多い」のであれば、どのみちお断りしたいですしね・・・それならそれで仕方ないです。

このほか、この人材会社さんが定期的に開催している「面接対策セミナー」に参加することにしました。今までタイミングが悪く都合がつかなかったのですが、「やっぱり受けられるものは受けておきたい・・・」と思い、次の回は都合をつけました。

このセミナー、すごくためになりました。一番大きかったのが「何をやりたいのか?をはっきりとアピールする」ということを改めて気づかせてくれたことでしたね。改めて職務経歴書を見直し、「よくよく見るとこれだと何をやりたい人なのかわからない」と、以前カウンセラーさんに指摘されたことを、確かに自分でもそうだな・・・感じました。そして、自己PRの文面も、「自分はこういう能力がある」を前面に出していたのを、一発目を「自分はこれをやりたい。」というように書き換えました。ぢろーらもの場合、いろいろな経験があるのはアピールできるけど、それゆえに「ばらけすぎて何がやりたいのか全くわからない」というデメリットもありました。だから、「やりたいことはこれ!」としっかり書いたわけです。やはりセミナーのおかげだね・・・。

その後、不思議と気持ちも明るくなりました。そして、職務経歴書を書き直したおかげで書類選考の通過率も上がりました前職の退社理由に関しても、うまく説明できた、というのもよかったのかもしれません。

あと、不採用だったところに関しても、「ああ、それはしょうがないよね・・・自分のせいではなく、自分とは合わなかったんだよね・・・」って割り切れるようになりました。

一社、こちらは自由応募でしたが、職務経歴をみてメールを送ってから1時間後に「ぜひ会いたいです」とメールをくれました。けっこう業務内容的には興味あったのですが、話を聞いてみると「本当は適正な時間に帰らせてあげたいけど、ベンチャーだからそうも言えない。だからお客様都合により毎日終電」みたいな感じでした。裁量労働制の給与でそれは違反だと思うのですが、ベンチャーだと珍しくないのかな・・・。ま、ここは不採用でよかった・・・。

ナレッジベース系のソフトウェアを売っているところのサポート業務でも1次面接はありました。業務内容にも非常に興味ありましたし、面接の感触は非常によかったので、けっこう自信を持っていました。ただ、給与面で折り合いがつきませんでした。前述のとおり、年収を下げるのも考えもの、と思っていたところで、マイナス100万は痛すぎました。さすがにここはNGでした。業務的にはOKだっただけにちょっと落ち込みましたね・・・。なんか、あとにも先にもこの会社さんだけですが、なぜか「血液型」を聞かれました。全く採用には関係ないけど・・・ってことですが、どうなんですかね?

メーカーさんでPC周辺機器をハードウェアサポートのしているところも行きました。面接官の人が「なんとなく人間的に自分と合わないな・・・あまり一緒に働きたくないな・・・」というのもあったのですが、大きな要因としては「こちらが”開発とかプログラムは向いてないのでサポートを希望した”という意向を伝えたところ、”うちはジョブローテーションでひととおり経験してもらっているので、それはルール違反ですね”とバッサリ切られた」ことです。1時間の面接予定が20分で終わりました。もちろん不採用です。

でも、「これまでの経緯とは違い、不採用理由が納得のできるものだった。自分のせい、というよりは、ある意味仕方ないものだった」と割り切れるようになりました。そして、「やる気をアピールできずに不採用」というケースは激減しました。その意味での面接対策受けてよかったと思っています。

〇初、内定?1人の社長さんとの出会い

確かこの時期だったと思いますが、直接応募で書類だしていたERPパッケージの会社さんから連絡がきました。なぜかぢろーらもの経歴に興味を持ってくれた、ということで、人事の方ではなく社長さん自ら連絡をくださいました。同郷のよしみというのもあったのかもしれませんが、自分の経歴や希望など、何回かやりとりさせていただきました。

その中でポテンシャルの高さは認めていただけたようですが、どうも社長さんが考えていたのは「開発要員」としての採用だったようです・・・やはりこの分野だと、開発技術を持たずにサポートのみ、というのはもったいない、と考えてらっしゃったようです。まあ、おっしゃることはよくわかりますが、そっちは希望してないんだけどな・・・。

でも、これで終わりではなく、社長さんはサポート担当のマネージャさんを紹介してくれました。この方と面談することになります。

マネージャさん、女性の方だったのですが、なんというか、怖かったなぁ・・・という印象ですね・・・。まあ、いろいろと突っ込まれましたし、こちらもしどろもどろでしたね・・・。

最終的な感想として、「社長といろいろとメールでやりとりしているのを見て、今日ぢろーらもさんに会うのを楽しみにしていたが、今日面接してみて、メールの印象を超えることはできなかった」と、厳しい意見を言われましたね・・・「会うとおとなしい人」なのかもしれません・・・。まあ、ネットでもなるべく毒は吐かないようにしてますが・・・

ただ、じゃあ不採用か、というとそうではなく、「まずは契約社員として3か月働いてみないか?」というお誘いをいただきました。そうですか・・・このときは一応持ち帰りました。

よくよく考え、というか、気持ち的には「ちょっと働くのは無理そうかな・・・」と最初から思っていたので、こちらはお断りすることにしました。なんかこちらの部署、けっこうストレスがたまるようで、精神的な病で辞めている人が過去に何人も出ているようです。面接ではそんなことも隠さず教えてくれました。ま、その点はよかったのかもしれません。

面接をしていただいたマネージャさんにももちろん感謝ですが、それ以上にいろいろとやりとりに時間を割いていただいた社長さんに感謝しています。このやりとりの中で、自分の考えなどを整理する機会になったことは間違えありません。

〇3次面接の末、一社内定・・・ここは保留かな・・・

こちら、人材会社さん経由ですが、一社、Linuxのシステムを開発している会社さんから面接のお誘いが来ました。書類を出した後「前の会社を3か月で辞めた理由を教えてほしい」と連絡があったのですが、そちらをうまく説明できたのでお誘いがきたようです。

職務としては、立ち上げたばかりのセキュリティ関連製品のサポートのようです。Linuxの経験そのものは足りないけど、この分野はまだ未知数で、必要なスキルを持っている人も市場にあまりいない状態なので、ある程度ポテンシャルで採用してもいいかな、という考えもあったようです。

3回とも面接に立ち会ってくれたのは技術部長さんです。あとでわかったのですが、ある分野ではけっこう著名な方なのですね・・・こんなわたくしに3回も付き合ってくれてありがとうございます。

面接では技術的な部分とかけっこう突っ込まれましたね・・・あまり答えられなかったけどなぁ・・・。でも、けっこうざっくばらんに話はできました。雰囲気的に悪いところではなさそうです。2次面接は現場のエンジニアさんがメインで質問をしてくるところでしたが、そこに技術部長さんもいらっしゃいました。そうすると、エンジニアさん達、上司である部長さんに「なんでいるんすか?」って聞いてました・・・部長さん、笑ってましたね。まあ、上の人とも話はしやすいってことかな?

確かこのほかに筆記試験もありました。全部技術的なこと。あとで聞いたら「出来としては半分くらいだった。まあまあだね」とのこと。はぁ、そうでしたか・・・。

結局、何が幸いしたのか正直なところあまりよくわからないままで、何度もスキル不足は指摘されていたのですが、やる気を評価してくれた、ってことですかね・・・3次の社長面接も通り、見事内定となりました。

あれ?ここってシフト勤務あるの?内定通知書を見てはじめてわかりました。そんなの聞いてないんだけどなぁ・・・。それに、あとでいろいろ調べてみると、親会社はどうも「使い捨て」のイメージがあるんだけどなぁ・・・入って大丈夫なのか?

〇最も評価してくれた、そして最も自信をくれた会社、しかし・・・

こちらも人材会社さん経由で応募したところで、画像関連システムのカスタマーサポートおよび品質管理の仕事でした。面接してくれたのは技術部門の取締役の方です。とても感じのいい人で、すごく話しやすかったです。

立ち上げて日が浅い業務、ということもあってか、求めている人材としては「成功体験のある人」でしたかね。ぢろーらもはITスクール時代の講座資料の充実化の実績とか、テクニカルサポート時代の新規立ち上げ、FAQの充実化、新製品のテスト経験などをアピールすると、ちょうど求めているところと合致したようで印象がよかったです。

その他、アメリカに関連会社がある、ということで語学力も注目され、あとは画像関係ということで学生時代の研究テーマも注目されました。

退職理由などについても、疑問はありつつも否定的なことは全く言われませんでした。また、サポートの仕事ではありますが、けっこう品質管理の部分のウェイトも大きく、割と仕事量の調整はしやすそうです。「仕事を自己裁量で他に支障がないように調節して、早く帰る日とかがあっても大丈夫ですか?(実際こんな聞き方だったかは覚えてませんが・・・)」という質問にも「それは問題ないよ。それの何が問題なのかわからないけど・・・」と笑って答えてくれました。

1次面接は見事通過。「スキル的にも人間的にも希望通りの人」という、非常に嬉しいコメントをいただきました。そうね、この人の下で働きたいな・・・。確か、「リーダー候補」ということで給与も希望額以上が可能で、しかも次の面接ですぐに採用したい、みたいなことをおっしゃってくれているようです。他の会社に行ってほしくないみたいなことも暗に言われてたようです。

人材会社の担当者さんも喜んでくれました。他の面接であまり結果が思わしくなくても、「ぢろーらもさんは自分の考えをしっかり持っているので、ダメなとこはダメ、ってちゃんとわかってるから問題ない」とおっしゃってくれました。

ぢろーらもも「ここを第一希望にしよう」とはっきり決めていました。ここまで評価してくれた会社さんははじめてです。ここでなら自分の力を発揮でき、気持ちよく働ける、と感じました。

しかし、そんな「ほぼ決まりモード」は、後日一転することになります。

人材会社のカウンセラーさんから電話がありました。どうもこの会社さん、ぢろーらもでほぼ決まり、と言っていたのに、別の候補者のほうに魅力を感じている、とのこと・・・。しかも2人か・・・。次回の面接で決まり、と言っていたけど、どうもそうではなく、もう1度競争、みたいですね・・・。

2次面接は以前お会いした取締役の方だけでなく、現場のエンジニアさん、そして、社長さんも同席していました。このときの面接でも終始和やかの雰囲気でざっくばらんにお話しができました。ただ、気になったのは、この場での採用条件提示が得られなかったこと、そして「次に進めなかったらそこまで」と、1次面接とは違ってかなり突き放された感じでした。

人材会社さん経由で聞いた情報からすると「面接には問題ない。良い印象はかわってない」とのこと。あとは完全に別の候補者次第だね・・・。どうやらぢろーらもの相手になっているのはぢろーらもよりも年上でマネージャ経験もある人。当然ぢろーらもよりも高いお金を払わなくてはいけないわけです。経験を取るか、若さをとるか、といったところです。

そして、結果が出ました。ぢろーらもは不採用となりました・・・

本当はぢろーらもも採用したかったけど、どうしても予算上3人は採用できなかった。そして、社長を交えて長時間の議論をした結果、ぢろーらもを落とした、とのことでした。どうしても立ち上げメンバー、ということで、給与が高くてもより経験がある人を採用したかったようですね。考えはわかりました。

そのあと言われたのが、「半年後だったら採用してあげる」というようなことです。「その確約をもらえるなら、それでもいいのでは?」という提案もされました。

まあ、半年食いつなぐこと自体はどうにかすればできたのだとは思いますが、最初の面接のときと言っていることがかわっている以上、半年後の採用など信用できるわけがありません。そりゃ、約束してたって会社の業績が半年で悪くなったら断らざるを得ないケースはあるでしょう。大会社が母体にあるとはいえ、こちらの会社自体はベンチャー企業ですしね・・・。

すごく残念な結果ではありますが、これはこれで受け止めることにしました。最後は「なんだかなぁ・・・」という感じでしたが、会社の事情としてはやむを得なかったのでしょう。

面接、楽しかったです。多くの自信をいただけたこと、今でも感謝しています。

〇仲違い?。シーパラでの気晴らし。そして、最終面接へのお誘い、内定&入社

で、そうすると、「先に内定をとっているLinux開発の会社さんに入社するか?」と確認されるわけです。まあ、そうすればカウンセラーさんとしては仕事完了するわけですしね。

実は第2希望の会社もあり、そちらの内定がとれればそっちに行きたかったのですが、どうも感触としては「ほかの応募者有利」でした。やはり今回も、相手のほうが経験が長く年も上、若さをとるならぢろーらもで、ぢろーらもの印象も悪くはないけど・・・という感じの理由・・・。だから「現在内定を取っているところで決めてください」というところですね。

でも、ぢろーらもは「やはり違うな・・・」と思っていたので、こちらは辞退することにしました。その際カウンセラーさんからは当然「考え方が甘い」というような厳しい言葉もありましたね。まあ、「あくまでぢろーらもさんのことを考えてのことです。もう一度考え直しませんか?」という感じで、「こちらのため」というのも強調してましたけどね。でも、本当にこちらのためだったらもう一度やらせてくださいよ・・・。

その後、一応新しい求人なんかも紹介してもらいましたが、さすがに今までのようなサポートは期待できないな・・・これで仲違いかな・・・と感じていました。そりゃ、あのタイミングで内定辞退されたら、カウンセラーさんもやる気なくすのもわかりますけどね・・・。

確かそんなやりとりをしていたのが8月の下旬でした。ぢろーらもは「9月にはいったら別の人材会社さんも使おうかな・・・」と考え、準備を進めていました。

さすがにちょっと疲れたな・・・一日気晴らししたいな・・・と思い、やはり8月の下旬に現在の妻と八景島シーパラダイスに遊びに行きました。天気は曇りであまりよくはなかったけど、ショーみたり公園でのんびりしたりできて楽しかったな・・・。なんとなく「これから頑張らなくちゃな・・・」と、自分の中で気持ちを仕切り直すことができました。

そして、夜家に帰ってしばらくすると、また事態が大きくかわることになりました。

なんと、「ほかの候補者有利」と言われていた第二希望の会社から、最終面接のお誘いがきたのですまじか・・・無理だと思っていたので、素直に嬉しいぞ・・・。結局は最初希望してなかったネットワーク関連になるけど、もろもろの条件は割と希望通りだぞ・・・。でも、何があったのかな・・・。

どうもよくよく話を聞くと、「採用枠を広げる」という決定をしたようです。つまり、「ほかの候補者」さんはすでに内定し、入社しているとのこと。だから、最終面接は「条件の確認」という意味で、すでに採用を前提に行う、ということです。

カウンセラーさんも、ぢろーらもが「ここの内定とったらここに行く」と明言していたこともあり、「考えが甘い」など厳しいことを言ったのに対してぢろーらもが抗議したメールに対し、詫びのコメントをいただきました。「ぢろーらもさんが本当に納得することが重要ですよね。失礼しました」って感じです。まあ、この段階になるとやはり「ぢろーらものご機嫌取り」したほうがいいって判断したのかな?(笑)

まあ、そうはいっても面接では油断はできないな・・・。

そして、面接の日を迎えます。あれ?メンバー前と全く一緒だな・・・。じゃあ、やっぱり条件確認なのか・・・と思って面接を受け、その場で採用通知をいただきました

そのまま数日後にこちらの会社に入社し、今に至ります。ちなみに、先に採用された先輩は諸事情により半年くらいでお辞めになりました。じゃ、ぢろーらも採用しといてよかったじゃん!ってことで・・・(笑)

・・・。

ちなみに、このときの就職活動の「通算成績」ですが、書類を出した会社は約50社で、そのうち面接までたどり着けるのが1/3強、さらにその先に進めたのが1/4、といったところでした。カウンセラーさんからは「割と平均的な数字。でも、ぢろーらもさんの努力は平均以上だったと思います」とコメントをいただきました。

〇まとめ

まあ、長くなりましたが・・・。

書類や面接にことごとく落とされ、正直辛い時期もありました。気持ちが暗くなる日もありました。しかし、就職活動の中でいろいろな人と出会い、そこからさまざまな情報を得て考え方を学び、試行錯誤を繰り返し、ここまでたどり着くことができました。なので、結果的に活動期間が長引くことにはなりましたが、1つ1つの行動は無駄ではなかった、と思っています。

今の時代、多少求人状況も上向きになっている分野もあるようですが、ぢろーらもが活動した2005年よりもだいぶ厳しいかもしれません。ですが、就職活動を進めるにあたって大事なこと、というのは今もかわらないのかな、と思います。


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内定後のアルバイト:会社の雰囲気はわかる?

2011-04-25 23:06:41 | 資格・転職・就職

ぢろーらもは学生時代、とある企業さんから内定をいただき、その直後にそこでアルバイトをしたあとで、「やっぱりここに行くのはやめよう・・・」と思い、内定を蹴ったことがあります。今日はそんな話をしてみます。

この企業さんは毎年割と多くの内定者をとるソフトウェアハウス(SIer?)さんでした。一応資料請求をしたら、企業さんのほうから「説明会に来ませんか?」と連絡をいただきました。不況とはいえまだましな時代のことなのか、はたまた大量採用しているこちらの企業さんだから今もなのかはわかりません。

説明会後筆記および2回の面接のあと、運よく内定をいただきました。確か修士1年の3月だったかな。最高学年にあがる前に内定をいただけて少し安心しました。

他も受けてみたいと思いつつ、まあここでもよいのかな・・・という気持ちもあり、いろいろ考えているときに、こちらの企業さんから電話がありました。

「3月25日、26日の2日間、うちでアルバイトしてもらえませんか?」

どうも内容としては、4月1日からの新人研修の会場作りらしいです。そっか、我々の1年先輩にあたる方々のために、研修の環境を整えてあげるわけですね。なるほど。9時から18時までで休憩1時間あって日給1万円か・・・条件的には悪くなさそうです。勉強にもなるだろうから、行ってみるかな・・・。

そして、当日朝、指定された場所に行きます。他の内定者もいて、割と彼らともなじめますね。社員の方の指示のもと、会場を作ります。

今でこそディスプレイといえばほとんど液晶ですし、ノートPCもデスクトップもけっこう軽量化が進んでいますが、当時はまだブラウン管のディスプレイ、けっこう重かったですね。ただ、当時は今より筋力も体力もあったぢろーらも、このへんのものを軽々運べましたそうすると社員の方も他のアルバイトも「すごいな・・・」という目で見てくれます。ま、これくらいしか貢献できないかな・・・

とりあえずLANにつながないといけないのか・・・でも配線周りとかどうすればいいのかな・・・適当につなぐの・・・?ぢろーらもはこのころ全くネットワーク関連の知識はありませんでした。そのころはAutoMDI-MDIXもなかったかな?「ハブ同士をつなぐときにはUplinkにつなぐんだよ」って社員さんから教えてもらいました。このときは意味もわからず「ああ、そうなんだ・・・」と作業してましたね。

その昼、社員さん含めみんなで食事をしましたが、そのときの社員さんのざっくばらんな話しを聞いて「ああ、ここはやっぱりやめておこうかな・・・」と思うことになりました。まあ、一番気になったのは、社員さんに覇気がなく、なんかつまらなそうに仕事してたことでしょうか。それに歳の割にだいぶ疲れているようにも感じるな・・・。話を聞いても「就活時に出した配属の希望なんて通らないよ」とか、「これまであまりPCとかに馴染みがないほうがプログラマにまわされる可能性が多い。プログラマのほうはみんな土日もなくやってるよ」というように、もともとプログラマ希望で受けたのではないぢろーらもにとっては「?」という感じの話ばかり飛び出しました。あとは「研修中にやめちゃう人も多いし、(入社日の)4月1日寸前で辞めてしまう人もいるよ」なんて話も・・・それってやばくないか・・・?

まあ、そのときにざっくばらんにそんなことを聞けたので、結果的にはよかったのかもしれませんね。

1日目は定刻の18時よりもちょっとだけ早く終わり、それでもトッパライで1万円もらって帰りました。そのあとはジムでエアロビクスやってストレス発散でしたね。

なんか、その時点で「ここにはいくことはないな・・・」って気持ちにはなってました。

2日目、今度はPCに必要なソフトのインストールとかしてたかな・・・。研修内容としてはC言語だかC++だかで、それに必要なソフトを社員さんに聞きながらわけもわからずインストールしていたように記憶しています。

2日目も社員さん達と食事をしますが、「研修は3カ月っていってるけど、実質1カ月だよ」というように、そもそも内定時の条件と違うんだけどな・・・って話も多く飛び出します。

なんだかんだでそのあとの作業がなかなか進まず、結局18時40分になってしまいましたが、日給だったのでもらえた額はかわらず・・・アルバイトですがサービス残業でした・・・なんだかね・・・。

どうも次の日も来てほしいみたいで、社員さんが「明日だめな人?」という聞き方をしていましたが、ぢろーらもを含め都合がつかない人がけっこういました。。次の日は金曜日だったのですが、ぢろーらもは日曜日に学会の発表が控えており、最終チェックなどの時間を考えるとこの日を外すわけにはいかないので、さすがにアルバイトのほうはお断りました。

その後、4月になってから、その会社から契約書かなんかが送られてきました。そっか、これにサインしちゃうと、内定取り消すのがちょっと面倒になるんだね・・・。

結局、4月下旬くらいに、その企業に電話して、内定辞退の旨を伝えました。企業さんも慣れっこなのか「残念ですけど、頑張ってください」という感じでひきとめられませんでした。

その後、紆余曲折あり、今に至ります。

なんだかんだで、可能であれば就職前にその企業の情報を集めておくことは重要なのだな・・・とおもいました。まあ、当たり前ですけど・・・


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新人研修:4泊5日の缶詰め

2011-01-12 20:35:59 | 資格・転職・就職

ぢろーらもが学校を卒業し、はじめて正社員として就職したのは10年以上前です。主に中小企業さんを対象にして電話などのOA機器を販売、設置する商社でした。一応ぢろーらもはそこで電話工事などを担当する技術職として就職しました。

本当だったら、もうちょっと専門性を活かせるようなところを選べばよかったのですが、いろいろと悩むことがあり、「職人的なことのほうが長く食べていけるかな・・・」という、ある意味安直な気持ちで就職を決めてしまいましたね・・・。

ただ、「新卒」という扱いだったんで、「他の新人とともに3月下旬から4月にかけて、4泊5日の合宿での研修を受けてもらう」という話がありました。合宿かぁ・・・嫌だけど仕方ないな・・・。まあ、社会人経験ないし、せっかくだから新人研修受けさせてもらうか・・・。

ただ、まわりはほとんどが営業職での採用、ぢろーらものみが技術職です。研修の後半のほうは、営業向けの研修です。ま、それでも仕方ないぁ・・・。そんなわけで、今日はそのときの様子をお話します。

3月下旬の月曜日、バスに乗せられて某県の研修所に連れて行かれました。こちらはぢろーらもがいた会社が売っているOA機器のメーカーで、おそらく誰でも知っている有名なメーカーさんの研修所でした。そこから本当に、4泊5日の間外出できませんでした・・・さすがにきついなぁ・・・。しかも、朝から晩まで研修だもんね・・・。

最初の1日目、2日目くらいは「社会人の心得」「社会人としてのマナーやエチケット」みたいなもので、けっこう座学での説明も多かったように思います。よく言われるけど「””御苦労さま”というのは目下の人に使う言葉なので上司にはいわない」とか、「社外の人に上司を紹介するときには敬称はつけない。たとえばぢろーらもが部長だった場合、”ぢろーらも部長”ではなく”部長のぢろーらも”になる」みたいなことです。このあたりは学生時代から企業さんで研究していたことも関連してかある程度知っていたのですが、まわりは知らない人もいました。まあ、その方々にとっても今となっては当たり前のことでしょうね。

もちろん、研修内容の中にはぢろーらもが知らないことも多くありましたし、知ってることに関しても再確認ができたのはよかったです。

2日目の最後に「論理的に考える」というような課題もありました。これはグループごとの課題でしたね。問題を解いたうえで、講師の先生にその答えを報告する、しかも「まず結論を先に述べ、そのあとで理由を述べる」という「報告の方法」に関しての練習でもあります。

確かそのときの課題は、グループの各人に「Aさんはサードではない」「Bさんは内野手である」といった内容のカードが配られ、各人の紙をすべてあわせ、論理的に考えれば「どの人が(野球)のどのポジションか?(ただし、ダブりはなし)」というのがわかるようになります。

これ、ぢろーらもは就職活動のときにたまたま見ていたSPIの参考書の内容を覚えていたんです。「Aさん、Bさん、Cさん・・・」というのを縦軸、「ピッチャー、キャッチャー、ファースト・・・」というのを横軸(縦横はどっちでもいい)にしてマトリクスを作り、たとえば「Aさんはサードではない」だったら「Aさん―サード」のマトリクス部分の「×」をつける、ということをやります。ほかの人の紙を見て「ここはない」という部分に×をつけます。そして、誰かのポジションが決まれば、たとえば「Aさんがピッチャー」と決まれば、他の人がピッチャーであることはありえないため、×をたくさんつけられるわけですね。

この課題に関してはうちのチームが一番早くクリアできました。まあ、ぢろーらもが活躍できたのって、5日間通してそこだけだったかな・・・。

3日目は名刺の渡し方、電話のかけ方、受け方みたいな、もっと実践的なことをやりました。名刺を渡す順番、自社の人を取引先に紹介する順番も、上の役職の人から、という感じで、それぞれ「部長」「課長」「一般社員」の役割となり、一般社員役の人はその順番で”上司”を紹介するわけです。

電話の練習では、各グループの席に簡易的な内線電話を用意して、別のグループのところに電話し、「担当者不在の場合の受け方」を練習しました。相手の連作先を聞く、電話を受けた自分の名前を名乗る、といった感じです。あ、そういえばぢろーらもは今現在も、自分宛てじゃない電話では自分の名前名乗らないことが多いなぁ・・・。

なんか、ここで「イレギュラー」なことが勝手にはじまってしまいました。うちのグループが「受ける側」です。本来は「不在」という設定なので、相手もそのつもりでかけてくるわけです。で、うちのグル―プの誰かが「本人が出てしまおう」という”悪だくみ”を考えました。

で、「~課長さんはいらっしゃいますか?」と言われて、電話かわってでてあげたら、相手は非常にあわててました。うちのグループ大爆笑。向こうのグループからは「そりゃねーよー」という感じでした。

でも、相手グループも黙ってはないです。うちのグループの戦犯(?)を指名し、「アイ○ルですけど、借りたお金早く返してください」と言ってきました。これにも大笑い。

このときの講師は女性の先生だったのですが、「これはこれでありかな・・・」と思ったのか、先生も笑って見ていて、特に怒られることはありませんでした。

その日の夜、「バイタリティ訓練」なる研修がありました。名前だけみて「何これ?」だったんですけど、どうもこれは「講師を社長とみたて、30秒間大声で自分をアピールする」みたいな感じの内容でした。まあ、「就職活動でいうところの”自己PR”を30秒にまとめて大声で叫ぶ」という感じです。

これ、けっこう大変でしたね・・・。ぢろーらもは学生時代合唱をやってたり、そのときもエアロビクスで毎日のようにヒューヒュー声を出していたので、大きい声自体は出し慣れていました。ただ、「これを2人ひと組で行ない、30秒終わった時点で講師が勝ち負けを判断し、負けた人は負け残りでもう一回やらなくてはいけない」という感じだったんですよね・・・。

けっこう声の大きさには自信があったのですが、まわりは体育会系が多くて声も大きく、しかも30秒の集中力がすごかったんですね・・・。けっこう迫力に圧倒されました。最初の対戦で、声のボリューム自体は負けてはなかったんですけど、途中で頭が真っ白になって言葉が出なくなってしまいました。対戦相手もそれにつられてつまってしまい、この勝負「両方とも負け」になってしまいました。

次の勝負ではどうにか言葉を続け「両方勝ち」ということで終えることができました。まあ、時間は限られてるからいつまでもやってるわけにはいきませんし、こんな判定もありなんですね。

この研修については「厳しくて毎年延々やらされて泣く人もいる」なんて脅されてましたが、このときの講師の先生がやさしかったせいかそんなことはなく、むしろ終わった後はすっきりした気分になりましたし、なんとなく「自分もやればなんでもできる」という不思議な気分になりました。

4日目はOA機器を扱うということもあり、最初は座学でコンピュータやFAXなんかの説明で、ちょっとだけ専門的な内容だったので面白かったです。まあ、MMR(FAXなどで用いられる白黒画像の圧縮方法)って聞いて「ああ、あれね」と思えたのは多分ぢろーらもだけだっただろうな・・・。ぢろーらもが質問する内容にまわりもちょっとひいていたのがわかりました。まあ、だから何、って話なんですけどね・・・。

で、そのあとは「5日目に行なうセールストーク実習のための準備」に時間が割かれます。カタログとか渡されて、「これをいれると料金が安くなるからお得です」みたいなことを説明しなくてはいけないんですね。確かこのときに「リース」についても説明され、そのへんをからめて説明できれば、ということも言われましたけど、「実際の料金よりも高いお金を払うことになるから、普通に買った方が安くね?」と思ってしまい、「リースのメリット」というところまで理解することはできませんでした。というか、そういう発想自体がなかったですね。まあ、短時間でその内容の説明だから仕方ないけどさ・・・。

5日目は、2人ひと組で、営業マンとお客さん役でそれぞれ3回ずつセールストークの練習をし、お客さん役の人が項目ごとに点数をつける、ということをやりました。ぢろーらもはお客さん役のときは割と話にものってあげたし、点数も比較的高めにつけたからやさしかったんじゃないかな・・・。一応、相手がもってきた製品も「(ロールプレイング上)買ってあげる」ことにしてましたし。

逆にぢろーらもが営業マン役のときはけっこうみんな厳し目だったかな・・・だいたい平均して60点~65点くらいしかつけてくれなかったし、話にものってくれませんでした。一応、買ってくれた人もいましたが。まあ、現実はそんなもんかもしれません。

指摘されたことといえば、「せっかくもってきた資料を、自分だけがわかるように指をさしてて、こっちには全然見えなかった」ということで、「ツールの使い方」の欄で五段階中の「1」をもらってしまったことがありました。それは厳しいな・・・でも、自分のことしか見えてなかったぢろーらもが悪いんですよね。

あとは、3回目にしゃべる前に、講師の先生がお客さん役の人だけを集め、何か「入れ知恵」をしました。なんだろうね?

そう思ってこちらが営業マンとして挑むと、今まではこちらがお客さん役の人を訪問し、名刺を渡したら相手もくれたのですが、今回のお客さん役の人は名刺をくれません。「?」と思ったのですがそのまま進めると、あとの総評のときに「さっき(講師の先生に)言われたのは”営業マンであれば名刺が大事。相手が名刺を出さなかったら、自分からいただけるように申しでなくてはいけない。だから、わざと名刺を渡さないでみてほしい”」ということだったようです。そのときは納得いかなかったんですけど、今なら「なるほどな・・・」とは思います。

そういえば、最後の会に1人あぶれた人が、相手役として同じ新人ではなく、そのときに来ていた営業部長相手にトークしないといけなくなってました。その人、かなり厳しく対応されたようです。「俺は忙しいんだ、帰れ!」みたいな感じで、お客さん役の営業部長は厳しく接します。そして、採点項目に関してはことごとく「1」をもらったそうです。かわいそうに・・・。

こんな感じで、4泊5日の長い研修は終わり、ようやっと自宅に帰ることができました。

ぢろーらもはそのあとは技術担当のはずなので営業職として働くことはない、と思っていましたが、なんだかんだで多少なりともためにはなりました。

ただまぁ、お恥ずかしながらその会社は4月にはいって、一か月もしないうちに辞めてしまいました。そのときも今ほどではありませんが景気が悪くなっていたときなので、その後なかなか就職が決まりませんでした。そしてその後、パソコンスクールでIT系の資格をとり、そのままそのスクールでインストラクターとして働くことができましたが、それまではアルバイトすらことごとく落とされ、絶望的な状況が続きました。

そのときの「無職時代の苦労(?)話」については、別の機会に記事にしようかと思います。


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学生時代のアルバイト

2010-11-04 00:00:45 | 資格・転職・就職

今日、お散歩で郵便局の前を通ったら「年賀状仕分け、配達バイト募集中」と掲示してありました。そっか、もうそんな季節ですよね・・・。それを見て、つい昔のことを思い出してしまいました。

ぢろーらもが高校2年のころ、世の中はまだバブルな時代でした。学校の部活帰りで大森駅前を通ると、大森郵便局の職員さんがビラを配ってます。年賀状の仕分け、配達バイトの募集です。「おにーちゃん、頼むよー。若い人の力が必要なんだよねー」という感じで、本当に人が足りないみたいでした。

ただ、ぢろーらもが大学生になったとき、バブルが崩壊してしまいました。この年は年賀状バイトも早々と締め切っていたかと思います。

ぢろーらもは結局、高校生のころはアルバイトはしませんでした。そして、大学にあがってからも「学業に専念してほしい」という両親の意向のもと、授業終わりとかのバイトは一切してませんでした。今考えると、大学生のころに時給にこだわらずにもっと接客とかいろいろやっておけばよかったなぁ・・・と思います。

そんなぢろーらもがはじめてアルバイトをしたのは、大学一年の夏休み、しかも夏休みも終わりかけの9月に1日だけでした。

大学生の夏休みは長いです。ぢろーらものところは1ヶ月半くらいありました。ただ、そうするとやはり「短期のバイト」を探します。当時からそんなに自分で人当たりのいいほうではない、むしろ短気なほうだと思っていたので、接客とかは厳しいかな、と考えていました。また、ぢろーらもは高校からフィットネスクラブに通っていたので、体力には自信がありました。引っ越し屋さんのバイトをしたという高校の同級生から「けっこう時給いいよ」と聞いていましたし、「ぢろーらもなら大丈夫」というお墨付き(??)ももらっていました。だから、「やっぱり力仕事でしょ(^^)」と勝手に考えてました。

ただ、大学1年の夏休みには、すでにバブルがはじけていました。バブル時だったら力仕事もきっと引く手あまただったのですが、バイト誌をみながら「そちらでバイトさせてほしいのですが・・・」と電話をしても、特に短期バイトはすぐに締め切り、という状況でした。本当に全然決まりませんでしたね・・・。

で、1社だけ見つかりました。某大手流通会社の日雇いのバイトです。確か日給で6500円だったかな・・・。「明日の朝7時半にはんこをもってきてちょうだい」と言われました。今考えると「ああ、身分証明一切必要ないんだ・・・」と、ちょっと不思議な感じです。

そして当日7時半、大森駅近くのその会社に行きました。そこで制服に着替えるように言われ、その後しばらく待たされました。引っ越しの手伝いをするのかな・・・と思っていましたが違ったみたいです。8時半ごろにマイクロバスに乗せられ、そのまま平和島の流通センターまで連れていかれました。そして、その後「呼ばれるまで休んでていいよ」ということで部屋で休んでました。マンガとか置いてあって、本当に自由にできる空間でした。

今日いっしょにバイトするのは4人、ぢろーらも以外の3人はみんなある程度経験がある人みたいです。といっても、彼らもぢろーらもと同じ日雇いのはずですが。一番年上だと思われる方に、以前バイトしたときの話なんかも聞けました。「たまに午前中だけで仕事終わることがあって、そのときも日給いっしょだからラッキーだった」なんていうこともあるようです。

で、いよいよ出番になったのは10時すぎてからだったかな・・・。多分、中身は文房具かなんかだったのですが、フォークリフトで運ばれる箱をひたすらトラックのコンテナに詰めていく、そんな作業でした。みなさん慣れてますね・・・。さすがに体力でみなさんを圧倒することはできなかったのですが、途中でへばることもなく、みなさんについていってました。

先輩(?)バイトさん「この仕事がくる、ってことは、多分ほかに仕事ないんだろうな・・・」と、けっこう今は仕事が少ないね、っていう事情を教えてくれました。

おひるごはんは流通センターの食堂で食べました。その後も休憩で、おそらく1時間半以上は休んでたかな・・・。それで、そのあと1回、休憩をはさんで一回で、午後3時過ぎに作業は終わり。なんか、休んでばっかりでこれでいいのかな・・・。

じゃあ、これから事務所に戻るんだね。そういえば、流通センターから大森駅までの交通手段はどうすればいいのかな・・・まあ、歩けと言われれば歩くけど・・・そうすると別のバイトさんから「ここから大森駅までバスで帰って、”バスで帰ってきました”といえば交通費もらえる」と教えてもらいました。当然、4人全員がバスで戻ります。

事務所に戻って着替えて制服を返し、日給の6500円とバス代をもらってはんこを押してバイトは終了です。そうね・・・実働は3時間ちょっとなので、そう考えるとお得かもしれないけど、拘束時間自体は9時間近いです。時給換算で700円台か・・・それは全然おいしくないな・・・。まあ、生まれてはじめてのアルバイト、いい経験をさせてもらった、ということにしておくか・・・。

でもまあ、本当に仕事ないみたいです。社員の方から「明日はないんだな。あさってはわからないから、明日電話してみて」といわれました。そして、次の日に電話をしてみたのですが「ないんですよー」とのこと。その夏、本当にバイトができたのは1日だけになってしまいました・・・。

結局、大学4年間で力仕事のバイトをしたのはその日1日だけでしたね・・・。やっぱり多少なりとも学業に関連したバイトのほうがいいのかな・・・。

そんなこともあり、大学1年の冬、大学2年の冬には「QCサークルとISO:お世話になったバイト先」で書いたとおり、電子機器の製造、検査のバイトでまとめて稼ぎました。

あと、ぢろーらもは大学を卒業してから直接就職はせず、そのまま大学院にあがったのですが、そのときにはお金を稼ぐ、というよりは「お世話になった先生のお手伝い」ということで、C言語の授業のTA(Teaching Assistant)のバイトを前期の授業時の週一回だけやっていました。このときの話は「続、学生時代のアルバイト:大学のTA(Teaching Assistant)」で紹介しています。


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なぜか有限会社?

2010-10-18 20:47:06 | 資格・転職・就職

今日はぢろーらもの前の会社のことをちょっと話します。

そこは会社、というよりも、個人経営の「事務所」みたいなところです。所長以下、全部で10人ちょっとしかいなかったでしょうか。1人に1つパソコンはあるのですが、メールアカウントは会社に1つしかありません。連絡事項はなんとすべて「回覧板」でした。今と違ってほとんど電話が鳴ることもなく、落ち着いて仕事ができる空間ではありました。

ただまぁ、そこはいろいろあっと3カ月、試用期間終了と同時に辞めることになりました。ここには詳しくは書きませんが、どっちかというとその業界にはあわず、半分追い出されてしまったような感じです・・・

基本的には今まで、数十人~100人程度の規模の会社しか属したことはなく、やっぱり独特なところでした。「最初に聞いていたことと違う」ということは多々あったり、その他不思議な慣習はありましたが、一番不思議だ、と思っていたのは、「所属が別の会社」にされたことです。

確かその話をされたのが入った当日だったのですが、そのときに説明があったのは「同じ所長が社長になっている有限会社から、その事務所に派遣する、という形式になる。」「採用のときに話していたのと、一切条件はかわらない。それでも構わないか?」ということです。まあ、条件かわらないんですよね、だったらへんに断ってもねぇ・・・そのままOKしました。

ま、実際に条件はかわらなかったんで構わないんですけど、「なんでそんなことするのかなぁ?」と、辞めたあとも長年不思議に思っていました。

そして、確か去年「会計天国」という本を読んだ時、「もしかして・・・」と思った内容がありました。この本、会計分析についてストーリーを交えてわかりやすく書いています。もちろんこれ一冊で会計のすべてがわかる、というわけではありませんが、ある程度知識がある人が「実務にあてはめるとどんな感じだろう?」と、その部分に関してとっかかりをつかむためにはいいかもしません。

ちょっと話がそれましたが、その本の192ページに気になる内容がありました。「2年ごとに会社をつくりかえているので、消費税を払わなくていい。(資本金が1000万円以下の会社は最初の2年間は消費税は免除される)」というようなことです。つまり、仕事は(ダミーの)有限会社に外注という形で、外注費の分の消費税は払わなくていい、ということか・・・。

で、このケースですが、実際に検挙例もあるようです。http://tateyamanomizu.blog52.fc2.com/blog-entry-107.html 

まあ、もちろんぢろーらもがこの会社に2年間いたわけではないので、確証はありませんし、何らか別の理由でそんなことをしていたのかもしれません。ただ、これが本当だとしたら、みんな2年ごとに別の会社に転籍させられてるのか・・・それは嫌だな・・・。

ちなみに、このケースでは、消費税だけでなく、社会保険なども免除されるようです。まあ、ぢろーらものときはちゃんと保険は入っててくれたのでよかったですが。

あともう1つ不思議だったのは給与の支払いです。給与は会社指定の口座に振り込みはされる(それはそれで労働法違反です)のですが、なぜかそれとは別に毎月、「給与袋」を渡されました。そして、この給与袋はどうするかというと、実際の口座に給与の振込がされていることを確認したら、はんこを押して会社に返します。

要するに「第三者がみると、見掛け上は現金払いしているように見える」ともいえるわけですね。理由は何かな・・・と考えてみましたが、多分こんなことでしょう。

これも労働法の範囲だと思いますが、給与は原則としては「手渡し」で、それだと不便な場合もあるので「振り込みでもいいよ」という感じのはず。まあ、いまどきはほとんどの会社が振り込みでしょうね。

だけど、「振り込み先の口座を強制するのはNG」のはずです。まあ、会社としては同じ銀行の口座に一括で振り込んだほうが手数料がおさえられるので、なんだかんだで入社時に「口座作ってね」ってやってる会社が多い気はします。

けっこうこのあたりは「堂々と」やっている会社が多いとは思うのですが、ここまで面白い(?)隠し方、なんだかなぁ・・・と思ってしまいます。

何はともあれ、こんなところは辞めてよかったぁ・・・。


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