ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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浅羽由紀さん曲紹介

2010-05-23 22:22:00 | インポート

はじめに

浅羽由紀さんにご興味を持たれたみなさまへ

 こちらに紹介させていただいた曲であれば、今ならほとんどの曲を曲youtubeでも聴くことができます。聴いてみて、気に入ったら路上ライブやライブハウス、イベント等にも足を運んでみてください。さらに感動できること、また、さらに楽しいこと間違いなしです。

 また、浅羽由紀さんのデビューCDも非常に完成度の高い作品です。こちらもお勧めです。

 浅羽由紀さんについての詳しい情報、ライブ・メディアスケジュール情報については浅羽由紀さんご本人のページをご参照ください。



浅羽由紀さん、プロデューサーのT-1さん、浅羽由紀応援団のみなさまへ

 お世話になっています。ライブ、打ち上げの場など、いつも楽しませていただきとても感謝しています。

 このたびこのようなページを作ってみました。由紀さんご本人のお話やWebサイトの情報など、できるだけ情報源については注意深く見ているつもりですが、まだまだファン歴の浅いぢろーらもですので、何かと至らない点はあるかと思います。
 情報の誤りや誤解を招く不適切な表現等ありましたらご指摘ください。都度修正します。 
 
(更新日:2012/12/13)



曲紹介


ほら、ここにいる
デビューCD収録曲)
 
 由紀さんの代表曲です。

 子供を亡くした母親に向けた、天国にいる子供からのメッセージソングです。
 おかあさんは自分を責めてしまいがちだけど、子供は天国に行ったとしてもおかあさんが大好き、元気でいてほしい、そう願っているはず。
 だからこれからもぼくのことを忘れず笑顔で生きてほしい、そんなメッセージを伝えている曲です。
 これまでも多くの方々に感動を与えた曲ですが、T-1さんのおっしゃるとおり、この歌を必要としている方って全国にほかにもいると思います。そういう方にぜひ知ってもらいたい曲です。また、由紀さんがライブでよく話されるように、子供を失った方でなくても、大事な方やペットなどを亡くされた方も、その人達を思い出して聴くと一層感情移入できるはずです。

 2009年10月にはジョイサウンドのカラオケにもはいりました。
 また、有線放送にも登録されているので、リクエスト可能なお店であればぜひリクエストしてみてください。(詳しくはこちら

 歌詞のメッセージ性の強さもさることながら、ぢろーらもははじめて聴いたとき、由紀さんのやさしい歌声、きれいに澄んだ高音、変化に富んだピアノの構成に聴き入ってしまいました。ぢろーらもは学生時代は部活で合唱をやっていて、そのときに歌っていた曲と共通点があったかはわかりませんが、なぜかこの曲の旋律を聴いて懐かしい気持ちになりました。

 浅羽由紀さん自身も、このようなメッセージを伝えています。こちら、そのまま引用します。” 【流産・死産・病死】身近に子どもを失って悲しんでいる女性がいらっしゃったら「ほら、ここにいる」を聞かせてあげて下さい”


鎖 -KUSARI-
デビューCD収録曲)

 こちらも代表曲。ライブなどで歌う回数も非常に多い曲です。

 人はストレスの多い環境で育つと、そのストレスを自分の子供に対して発散しようとする傾向があるそうです。そして、その子供が親となり、またその自分の子に対してストレスを発散する。もちろん、子供は親の世代からいい影響をたくさん受けるはずですが、こういった悪い連鎖もあります。
 この「負の連鎖」を由紀さんは「鎖(KUSARI)」と表現。愛する自分の子供を守るため、この鎖は自分が断ち切らなくてはいけない、というメッセージを歌にしています。

 「ほら、ここにいる」とは対照的に、マイナー調で少し重い雰囲気の曲です。
 ですが、自分も鎖に巻かれそのまま次の世代に繰り返すのではなく、自分が断ち切りたい、という強い決意が伝わってきます。また、こちらも対照的なのですが、この曲ではその思いが由紀さんの力強い低音で表現されているように思います。

 世の中DV(Domestic Violence)が問題になっていますが、1人1人が鎖を断ち切ろう、と努力することで少しずつでも減っていけばよいですね。

 追記:JOYSOUNDの2010年7月度投票で、7000曲以上のエントリの中から、なんと2位という好成績をおさめ、見事にカラオケ配信が決定しました!!おめでとうございます(^O^)

(浅羽由紀さんのブログ記事、http://blog.livedoor.jp/asabayuki/archives/51498102.html に喜びの声があがっています)


Four-leaf clover
デビューCD収録曲)

 浅羽由紀さんはFour-leaf clover=四葉のクローバーをシンボルとして活動を続けています。また、Four-leaf clover(四葉のクローバー)は、由紀さんがかわさきFMで持っているラジオ番組名にもなっています。
 (現在も好評放送中)

 Four-leaf clover=四葉のクローバーの「幸運」という意味は知らない人はいないくらいでしょうが、4枚の葉の1枚1枚にも別の意味があります。この曲にはそんなメッセージも詰まっています。その4つの意味、ライブなどでぜひ由紀さん本人から聞いていただき、そのあとこの曲を聴いていただければと思います。

 ぢろーらもは時として気持ちの浮き沈みが激しいことがあります。「昔のほうがもっと自分に自信があったな…あの頃はよかったな…」とつい落ち込んでしまうとき、この曲のように四葉のクローバーがクローバーの国からやってきて、昔なくした大事なものを届けてくれたらな…としみじみ考えます。この曲のすごく前向きな歌詞が大好きです。


藤色の風

 ラジオNIKKEIさんの新番組、「藤色の風」を記念して作成した楽曲。藤枝の町おこし、藤枝への愛、という重要なテーマを表現した曲です。

Aメロは若干ネガティブな歌詞からはいるのですが、だんだん盛り上げていき、サビでは「起こせ、起こせ、風を起こせ」とすごく盛り上げていきます。とてもパワフルな曲で、ぢろーらもは鳥肌が立つだけではなく、全身にパワーがみなぎっていくような快感を覚えました。さらに曲中の二回の転調でさらに気持ちを盛り上げていきます。「みんなで盛り上がれる曲」というのも納得です。

  そして、2011年5月1日の藤枝音楽祭からは、サビの部分を会場のみなさんといっしょに歌うようになり、それも定着してきました。そのときの映像がこちらです(横濱の誠さん撮影)。

 歌の輪が広がり、もっともっと大きな風になれば、と願います。


毛布

 由紀さんが11歳のときに亡くなった母方のおじいさまに向けて作った曲です。おじいさまの生きた証が、ずっと使い続けた毛布ということでこの題名のようです。

 由紀さんが子供の頃、遊びに行くときにはいつも着いてきてくれた優しいおじいさまだったそうですね。晩年、認知症にかかってしまったのですが、まだ子供だった由紀さんにはその状況が理解できず、おじいさまにひどいことを言ってしまった、そして、亡くなってはじめて後悔したそうです。歌詞を聞いてわかるとおり、大好きだったおじいさまへ「ごめんなさい」と「ありがとう」の気持ちを伝えている曲です。「投げた言葉の槍」「子供に帰った」など、表現も巧みですね。

 もちろん歌詞も素敵なのですが、曲としても、サビにかけてけっこう力強く盛り上げていく感じでより気持ちが強く伝わってくる感じがしますね。ラストのほうでは「最後の言葉はありがとう、こちらこそありがとう」と優しい感じで歌っています。強弱をうまく使った引き具合で、そのあとのサビの部分が一層引き立ってます。


大好きだったあなたへ

 「あなたのおかげ」のモデルとなった人が最近になって由紀さんに「結婚しました」メールを送ったことがきっかけで作った曲です。あなたのおかげは言うまでもなく感謝の気持ちを歌った曲ですが、それとは別の感情で「本当はあなただって苦しんでいたはず。もっとあなたの弱さをみせてほしかった。どうしてそう言ってくれなかったの?」というような、ある意味ネガティブな感情をぶつけた曲です。ただし、裏を返せば「私の前では弱いあなたを見せてもいいんだよ。そんなに強がらないで」という、ポジティブなメッセージもあるわけですね。なかなか感慨深いです。

曲調はほかのしっとりした曲に比べると若干たてノリ(?)で少しテンポも速いように思います。なだらかな流れの曲をイメージしていましたが、いきなりスタッカートを多用した前奏だったので意外な感じがしました。セットリストの中でこういう曲が途中ではいるのも新たなアクセントが加わってよいのではないかと思います。


青い鳥

 「みんなが幸せになるために自分が我慢することもある」という思いから作った曲のようです。「私は大丈夫だから、飛びたいところへ行って。次の誰かに愛を届けてほしい」と、その気持ちを「青い鳥」と表現しています。

 最初はピアノのトレモロからはいり、サビでは広い大空をイメージできるような壮大かつ爽やかなメロディーです。全体的に歌詞は重いのですが、どちらかというとノリがいい曲ですね。ラストの高音も効果的で、何かをふっきった、でも完全には吹っ切れてないのかな・・・という微妙な表現ができているように感じました。


おっぱい

 2012年12月9日、由紀さんのバースデーライブで初披露した曲です。最初に由紀さんが予告していたように、このタイトルは決しておふざけではありません。

 由紀さんのおかあさまが由紀さんを身ごもったときに病気を患っていたにもかかわらず、いろんな葛藤を押しのけて命懸けで産んでくれた、そして、なぜか由紀さんが赤ちゃんのころにすでにそれを認識していたのか、「おかあさんに負担をかけまい・・・」と思ったのか母乳を拒み、粉ミルクしか飲んでいなかった、ということがあったそうです。今までおかあさまに対して怒りの感情を持ったこともあったけど、最近になって少しずつ母の気持ちがわかるようになり、おかあさまに対して謝罪と感謝の気持ちを込め、この歌を作りました。

 前奏はなんとなくキラキラしたイメージで、メロディーもなんとなくなじみやすい感じがします。歌詞は最初は情景を歌いつつ、悲しみ、不安、感謝といった強い感情をつづっています。メロディーのなじみやすさに反して、歌詞はけっこう重みがあります。本当のことがわかることにより、ママのおっぱいの味もかわっていく、という描写もいいですね。

 2012年12月9日の初演は由紀さんもお客さんも涙、涙の感動のステージとなりました(T_T)

 ・・・・・ 

 ええと、まあ、予想どおりといえば予想どおりなのですが、案の定この素敵な歌、タイトルはもちろんメロディーのなじみやすさもあり、「替え歌」にもしやすいようです・・・ぢろーらもは参加できませんでしたが、打ち上げでも思いっきりネタになっていたようでした。いいのかそれで・・・「(^^;)

 


私へ

 由紀さんが2008年のバースデーライブ前日に自分自身に向けて作った曲。
 本当はわがままなのに、人に頼ったり甘えたりできなくて、心身ともに疲れ切り、一度は音楽を辞めて実家に帰ってしまった由紀さんですが、その後見事に復帰を果たしました。
 その時に考えた、「今まで自分の中に封じ込めていた自分の偽りのない感情や本音を聞いてあげよう、見てあげよう、受け入れてあげよう」という気持ちを歌にしています。

 心が折れそうなとき、何もかも疲れ切ってしまった時、やすらぎを与えてくれる曲です。「ほら、ここにいる」の上に抜けるような透き通る高音と比べ、この曲の高音は前にスコーンと飛ぶ高音にも聞こえます。
 ぢろーらもはこちらも好きですね。由紀さんの表現力の多彩さを感じます。

 


あなたのおかげ

 由紀さんが大好きだった昔の恋人を想い作った曲。
 あなたのおかげで今私がここにいられる、そのことに今でも感謝している、そんな甘い青春のころを思い出させてくれそうな曲です。この歌詞に共感される方も多いと思います。
 (といっても、ぢろーらもは過去にそんな素敵な恋愛をした経験がないので、あくまで想像の世界です・・・。もちろん、一緒になってくれた妻なおには感謝してますよ)

 この曲を生で聴いたのは2010年の5月1日に行われた、渋谷ハチ公前ライブ(LIVE in SHIBUYA)だったのですが、なぜか今までの曲にも増してさらに由紀さんの気合を感じたような気がします。演奏終わった後、鳥肌が立ちました。


ナカンタ(中ん田)

 おばあちゃんの畑「ナカンタ(中ん田)」について歌った曲です。由紀さんのおばあさまが自分の畑のことをこう呼んでいるようです。おばあさまは長年の農作業で腰を悪くし畑にいけなくなってしまい、荒れた畑も出てきてしまいました。由紀さんはそんな「おばあちゃんの畑」を考え、歌にしました。
 
 聞いていてなんだか心地よい3拍子の歌です。おばあちゃんが来なくなり、ナカンタは寂しがっていましたが、ある日大きくなった女の子(おばあちゃんの孫)が帰ってきて、おばあちゃんも帰ってきた、そのあたりの曲調の変化にも引き込まれます。


奥州の歌

 岩手県の奥州市でコンサートの話をいただき、そこでとても親切にしてくれた地元の方へ由紀さんがお礼の意味を込めて作った曲。都会にでてきても故郷を愛する心を忘れない、そんな気持ちをうまく表現した名曲です。
 
 Aメロ、Bメロ、サビを繰り返す、非常に馴染みやすい曲です。Bメロからサビへの盛り上がりの部分がとても気持ちがよいです。由紀さんの歌の中でも、高音の部分(歌い慣れてない人にはG音の繰り返しはきつい・・・)を除けば普通の人でも歌いやすい曲かもしれません。


子供の声

  「親からきつく当たられても、子供はそれを我慢している、我慢し、いい子にしてさえいれば丸く収まる。だけど本当は甘えたい、我慢したくない」というように、人が心の中に抑えている感情について考えさせられる曲です。

 最後のサビの部分ではそれまでより1オクターブ高い音域で歌うので、かなりのハイトーンボイスが聴けます。それまでは「我慢している」、最後に「だけど本・・・」と、感情を発散させたいという気持ちが伝わってきます。

 それにしても由紀さんってば音域広っ・・・。それだけ音楽性を広く表現できる人、ということなのでしょう。


ヤマアラシ(山嵐)

  ヤマアラシが哲学、心理学で「ジレンマ」をあらわすとおり、この曲でも心の中の葛藤がテーマのようです。「大嫌い、好きでいて、そばに来ないで、そばにいて…」でも、最後には、あなたの愛でとげを溶かしてほしい、と揺れ動く気持ちと心の奥底にある素直な気持ちが表現されています。
 
 出だしが一瞬「ほら、ここにいる」と思いきや、こちらは二長調(Dメジャー)ではなくニ短調(Dマイナー)。アップテンポなリズムと激しい曲調が葛藤をうまく表しているようです。

 

星のかけら

 なきうさぎさんが作詞した曲。「ほら、ここにいる」を聴いて感動し、 "もう少し生きてみよう"と思えたなきうさぎさんがお礼として作ったポエムを由紀さんにプレゼント。そのポエムに由紀さんが曲をつけました。2番は由紀さんからのお返事を歌詞にしています。

 非常になじみやすい曲です。聴いていて暖かい気持ちになります。自分の大事なもの、たとえそれが有形であっても無形であっても、いつまでもなくさぬように・・・。

 

お幸せに

 自分が辛いときは、人の幸せに言葉では「おめでとう」といっても、心ではそうは思ってない、悔しい、恨めしい、そういう複雑な心理(建前と本音?)を歌った曲です。責任のとれない人が責任がとれる人をうらやましく思っている、大人になりきれない子供の立場の曲ともいえるようです。

 ピアノの不協和音がなんともいえない複雑な心境を表しているようです。由紀さんの歌い方、曲調からもそんなことが感じとれます。

 しかも、演奏にゆらぎをもたせたり曲の中でのメリハリをよりつけることで、おどろおどろしさが増しているのがわかります。

 ちなみに、なぜか最近はこの曲に笑いの要素が加わります。まあ、歌う前に「うらめしい気持ち」のエピソードを由紀さんが面白おかしく話すからなんですけどね・・・(笑)。

 

I wanna be free

 今は何かにしばられているけど、本当は自由になりたい、翼広げて羽ばたきたい、というメッセージ。もともと由紀さんが自分用に作った曲ではないが、今の自分にはちょうどいいかも、とのこと(2008/03/30:スタイルリベロ静岡)。

 低音域からはじまり、だんだん気持ちが解放されていく様子が高音域や転調で表現されているように思います(由紀さんの曲でここまでわかりやすい転調がはいる曲は珍しい?)。壮大なスケールを感じます。
 やっぱりサビ→Cメロ→サビの盛り上がりの部分がいいですね。個人的には2010/01/30のスロブの演奏が特に好きです。最後のサビの部分の超高音(B♭音?)、度肝ぬかれました。

 

光のほうへ

 原史奈さん・安倍麻美さんの主演映画「ホールインワン 女子ゴルファー 千春」の主題歌(2005年)。映画のタイトルからもわかるように、ゴルフを頑張っている女の子をイメージして作った曲です。

 ぢろーらもはこの映画を見ていないのでどういうところをイメージしたか、というのはあまりわかりませんが、この曲からはとても爽やかでかっこいい印象をうけます。現在主に由紀さんが歌っている曲とは全く雰囲気は違いますが、これはこれで心地よいメロディーです。

 

産声

 若くして自ら命を絶ってしまった由紀さんの友人への思いが込められた曲。誰もが最初は生きたいと叫んでこの世に生まれてきた、ということを忘れないでほしい、と思い由紀さんが作った曲です。

 歌だけでなく、途中の間奏部での由紀さんの語りにも非常に強いメッセージを感じます。月並みなコメントかもしれませんが、命の大切さを改めて考えさせられます。また、ピアノだけ聴いていてもとても芸術的です。それがより一層メッセージ性を強くしているようです。

 

自否

 由紀さんが自分の感情を素直に出せなかったという昔に作った曲。詩も曲も全体的に重たい感じの曲です。

 けっこう力強く歌っている部分より、ささやくような「僕など消えてしまえばいい…」という言葉が非常に印象的です。
 救いがない心境を表した曲で、こちらも今の曲の傾向にはあまり見られませんが、そんな時代を経て 「私へ」のような自分に安らぎを与える曲や、「」のように重いテーマながらも「自分がやらなくては」というように、歌う歌自体にも前向きで素直な気持ちを表すような名曲が生まれた、と考えると感慨深いものがあります。 

 

捨てましょう

 由紀さんが昔の恋人にうけたひどい仕打ちに対して、怒りをこめて(?)作った曲です。ご本人いわく「すべて実話」だそうです・・・。ゴールデンウィークが来ると歌いたくなる、とか・・・。
 
 その当時の由紀さん自身はきっと辛い思いをしたかとお察ししますが、この曲は長調で明るいメロディーで 歌詞も歌い方もある意味コミカル(?)な感じです。由紀さんには申し訳ないのですが、こちらをはじめてyoutube(2008/05/11:スロブ)で聴いたときには思わず笑いがでてしまいました。

 サブタイトル、”怨念”???

 由紀さんのおっしゃるように、こういう状況に身に覚えにある男性諸君(なぜ上から目線??)は今夜の夢に出てくるのでご注意ください(笑)。ちなみにぢろーらもは、この曲を聴いて、「絶対由紀さんは敵にまわしちゃいけない」と思いました(笑)。みんなまとめて焼却炉、です(笑)。

 

エミへ

 由紀さんの友人の男性が新婦の「エミさん」に向けて書いた詞に由紀さんが曲をつけました。男性の結婚式では、新郎ご本人が由紀さんの伴奏で歌ったとのこと。その曲をセルフカバー(?)し由紀さんが歌っています。

 歌詞もメロディーも割とストレートでわかりやすい曲です。聴いているととてもほのぼのした気持ちになります。これを結婚式で、と想像するだけで胸が熱くなります。


始まりの声

 「静かにあるきだす。悲しみは消えていく」。今まで大変だったけど、これからはゆっくりでもいいから前を向いて気持ちをして頑張ろう、という気持ちが感じられるようにも思います。

 この曲でも最後にかけてどんどん勢いがついて盛り上がりますが、割と最初のほうから力強さを感じる歌声が聴けます。出だしから「もう割り切った、覚悟を決めた」という決意を決めた、というのが伝わってくるようです。

 ちなみに、こちら、由紀さんが20歳で弾き語りを開始して、はじめて作ったです。泣きたい気分のとき、この曲を歌います。前向きな気持ちになれそうですね。


合図

 前奏がとてもきれいです。最初から由紀さんの持つ世界に引き込まれるようです。歌詞はいくぶん抽象的な感じがしますが、旋律がとても素敵な曲です。後半部分の力強さもまたよいですね。


子守唄

 「いやなことがあったとき、失恋したときに海に行った。その海を思って、”子守唄”を歌う。」と由紀さんが語っていたように、子ともを寝かしつけるための唄、というより「海」をイメージした、いくぶん大きいスケールの曲に聴こええます。ピアノもそんな雰囲気を出しています。

 特に2008/3/29の武生クラシックスでは、非常にこぶしをきかせた(?)演奏がなんともいえない魅力です。


風原

 歌詞と曲がきれいな景色を思わせます。風景が浮かびそうです。由紀さんの曲は非常に強いメッセージ性を持った、重いテーマのものが多いですが、この曲をリラックスして聴くと気持ちが癒されそうです。最初から最後まで穏やかな感じの曲です。


原音

 由紀さんが以前に抽象的な音楽を作っていたときの曲。「人間にとって最初の音ってなんだろう・・・」と思ってできたのがこの曲です。

 前奏は「カオス」な雰囲気を感じます。また、「脈打つ音」の表現も世界を作っているように思います。


怒りの子

 怒りを噴火させることは悪いことではない、自分を守るためには怒ることも必要、ということを表現した、力感あふれる曲です。

 まだ演奏が由紀さん、T-1さんが納得の行くレベルに達していないせいか、未完成、とされていますが、メッセージ性の強さも、旋律も、曲の展開も素晴らしいです。ぢろーらもはとても好きな曲です。

 いつか完成版の演奏を聴かせてください。気長に待ってます。


火神

 「ひかみ」と読みます。由紀さんが2004年に、3500人の中からオーディションでオムニバスアルバムCD参加メンバーの10人に選ばれ、「東京臍帯血バンク支援 二十一世紀新音樂展2004」zepp tokyo へ出演したときの曲。民族音楽にはまっているときに作成したという、不思議な雰囲気の曲です。火神・・・ハワイにいる神様のようです。ただ、由紀さんのイメージとしては火=太陽のような明るいイメージではなく、地を這うマグマのようなイメージだそうです。

 サンスクリット語(嘘)で歌っているせいか、ぢろーらもは一文字も聴きとることはできませんでした。ただ、歌の雰囲気、曲の勢い、リズムのよさなど、つい聴き入ってしまい、その不思議な世界に引き込まれていきます。

 T-1さんからは「歌はとてもうまいが、何が伝えたいかがわからない。見栄張り。こけおどし」という、とても厳しい評価を受けました。由紀さん自身も2004年のzepp tokyoのときは「このときは(曲でメッセージを伝えるよりも)自分をかっこよく見せなくてはいけないと思っていた。」と語ります。

 T-1さんのひとことで音楽の方向性をかえるきっかけになった、という意味でも、「浅羽由紀の歴史」を知るうえでまた歌ってほしいです。


(新曲、新しい情報があれば逐次追記、更新予定)


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