ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

URLフィルタリングソフト

2010-07-23 20:39:43 | IT(ネットワーク&セキュリティ)

突然ですが、みなさんは会社でアダルトサイトをみたことがありますか?

ぢろーらもは・・・・・あります(きっぱり)。

・・・。

いえ、別に「明るいド変態宣言(笑)」をしているわけではありません(汗)。

ちゃんとした仕事です!・・・っていっても、意味わからんですよね・・・。

実はぢろーらもは、以前の仕事でURLフィルタリングソフトに携わっていたことがあるのです。けっこうお聞きになったことがある方も多いかと思いますが、企業とか学校とかのシステムにはいってて、従業員さんや生徒さんが業務や学業に不適切なサイトを見ようとしたら「そのサイトの閲覧は禁止されてます」というようなメッセージを出して閲覧できないようにする、というものです。けっこう新しいPCを買った場合にもお試し版ではいってたりとか、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)さんがhttp://www.alsi.co.jp/news/isps_100714.html に掲載しているように、家庭用のURLフィルタリングソフトを子供の夏休み期間中に無料配布する、という話もあるようですね。

各サイトは「カテゴリ」という形でわかれてデータベースされています。「アダルト」「ギャンブル」「旅行」「広告」「ゲーム」「スポーツ」「IT」「音楽」「ショッピング」などなどたくさん定義されています。まあ、アダルトサイトや犯罪、テロなど、明らかに会社等で見るべきものではないものは終日禁止でもいいと思いますが、広告とか旅行とかのサイトだともしかすると営業さんとかは業務で必要になるかもしれないし、昼休みや定時以降だったらスポーツサイトくらいだったら見せてあげてもいい、そのほうが業務にもメリハリがつく、という考え方もあると思います。

なので、通常のURLフィルタリングソフトであれば「ユーザやグループ毎に許可するカテゴリを変更する」「時間帯によって特定カテゴリを許可する」といった機能はサポートされています。このへんのポリシーはその組織の考え方次第でいかようにもなります。

ぢろーらもはそのときは、URLフィルタリングソフトの使い方をお客さんに説明したり、問題があったときのトラブルシューティングなどをしてました。まあ、どっちかというとテクニカルな話が多いんですけど、問い合わせの中には「このサイトはアダルトサイトっぽいのに遮断されない」とか「アダルトサイトではないのにアダルトサイト扱いで遮断されてしまった」とかという、URLデータベースの誤り指摘/修正依頼を受けることもありました。

URLのデータベースはメーカーの大事な資産ですので、「データベースの中身をすべて公開しろ」といっても絶対に公開してくれることはありませんが、おおむねどうやって作っているかというと、自社で作成したロボットソフトで検索エンジンなどのリンクをたどってURL情報を集めてきて、自動判別が可能なもの(特に、ウィルス感染の危険があるスクリプトが含まれているもの)などは自動的に振り分け、そうでないものは実際に人の目で目視しているようです(実際はもっと細かい作業のようですが)。

Webサイトは世界のどこかで毎日絶えず公開されていますし、その中のコンテンツも日々更新されています。当然、世界にあるすべてのWebサイトを更新内容まで含めて1つの漏れもなく登録する、というのは現実的ではありません。なので、不適切なサイトで登録されてないために「未分類」になってしまうとしても、それは仕方ないのかな・・・と思います。そして、そういったものの報告があった場合、最終的にはメーカーに報告し、データベースに加えてもらいます。

一方、「明らかにアダルトサイトではないのにアダルトにされてしまった」という場合ですが、けっこうありがちなパターンでは、「ホスティングを行なっている1つのサーバが、複数の顧客の複数のサイトを管理しており、そのうちの1つにアダルトコンテンツが含まれているがために他のものもアダルトに分類されてしまった」という感じです。通常はそのあたりもきちんと分類されるはずなのですが、たまにうまくいかないことがあるようですね。

あと別のケースだと、とあるPC関連製品、ソフトなどの販売サイトが「アダルト」と分類されてしまった、という報告がありました。こちらは同僚が調べてみたのですが、確かにトップページなどは通常の製品を売っていますが、よくよく見ると一部アダルトゲームなども販売していたため(まあ、普通のPCソフト屋さんでもアダルトソフトくらい扱っているでしょうが)、全体がアダルトサイトに認識されてしまったようです。このときは、サイト全体としては再分類を行ない、アダルトソフトを扱っている部分(たしか同じFQDNでサブディレクトリでわかれていた)のみ制限した、という対処でした。

そういえば、以前メーカーの方からURLフィルタリングソフトの使い方の講習を受けたとき、実際にソフトを動かしてみる際に、アダルトサイトの例として無難なところ(?)で「プレイボーイ」のサイトを試してみました。当然、そのままだと見れてしまいますが、確かにURLフィルタリングソフトをいれると遮断してくれます。メーカーの方からは「じゃあ、みなさんが普段見ているサイトをどんどんいれてみましょう!」と、とんでもない発言がありました(笑)。というか、それだったらアダルトサイトではなくてギャンブルとかゲームとか別のカテゴリのものを試しますって・・・。

で、このソフトをお客さん先にインストールしたとき、立ち合っていた業者さんの前でも無難なところ(?)で「プレイボーイ」のサイトのURLをいれていました。そうしたらその業者さんから「じゃあ、ぢろーらもさん”お得意”の”プレイボーイ”で・・・」と、からかわれてしまいました・・・(滝汗)。まあ、あまり変なサイトいれるのもどうかと思うんで、無難な線ですってば・・・きっと・・・。

なので、冒頭に書いたとおり、仕事でアダルトサイトが見れちゃうわけです(笑)。もちろん、まじまじと見たりはしませんけどねー(笑)。だって、そのときは同じ部署に自分より若い女性陣もけっこういたんです。正当な理由で確認してるとはいえ、さすがにヒヤヒヤものですよ・・・。まあ、事情を説明したらわかってはくれるのでしょうが・・・・。


この記事が気に入りましたら、また、お役に立ちましたら、以下のアイコンをクリックしていただけると嬉しいです(^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ