昔、川越方面に用事があり、3年ほど通っていたことがあります。そのときに使っていたのは東武東上線です。朝もラッシュの時間からは若干外れていましたし、夜は帰り道にあるフィットネスクラブ「わらわらふじみ野」に寄ってから帰路に着くため、東上線に乗るのは10時過ぎでした。帰り道、ぢろーらもは終点の池袋まで乗ってるわけなので、30分そこらは空いた電車に揺られることになります。
どういうわけかその3年間、帰り道に他のお客さんから話しかけられることが何回かありました。他のお客さんも暇なんでしょうかね・・・、話し相手を探しているようにも見えました・・・まあ、いずれも男性ですけどねぇ・・・。
行きの話ですが、その日大学受験に遅刻してあわてて電車に乗った、というおにーちゃんから話しかけられました。「今日、大東文化(大学)の受験なんですけど、遅れちゃったんですよー」と・・・。ただ、今いけば途中からなら受けられそうだからとりあえず向かっているという感じだったようです。で、池袋から志木までぢろーらもはお話ししてました。多分、大学行ったらどうするとか、こういうことを勉強したい、みたいな話を聞いていたんだと思います。彼、どうしたかなぁ・・・。試験受けさせてもらえたかなぁ・・・。
あと、帰りに外国人さん(英語がネイティブの人)に新宿までの乗り継ぎについて英語で聞かれました。多分いまだったらつたない英語ですがなんとか案内はできるとは思うのですが、そのときは一言もしゃべれずに情けない思いをしました・・・。近くにいた女性が見かねて案内してあげてましたが、その女性と外国人の方は池袋まで仲良く(?)英語でしゃべってました。いいなぁ・・・。
これとは別に帰り道に外国人さん(多分インドとかイランとかかな?)に英語で話しかけられたこともありました。このときは学校で習うような会話でいくつか話しかけてくれたので、多少会話ができました。それこそ”How old are you?”とか"Are you married?"とかそんな感じです。最後にその方が”See you again.”と言ってくれたのが印象的でした。電車で偶然会っただけなので、もう一度会える可能性は限りなく低いはずですが、(社交辞令であっても)こういう対応も悪くないな・・・と思いました。
一番印象に残っているのが、ぱっとみちょっとガラの悪そうな、作業着をきたおにーちゃんでした。「もしからまれたら、どうにかならなくはないけど、面倒だなぁ・・・」と思ってきたらそのおにーちゃん、普通にぢろーらもに話しかけてきました。やっぱり暇だったんでしょう。話し相手がほしかっただけのようですね・・・。
彼は自分で「鉄骨屋」だと言っていました。ぢろーらももそのときは今よりもウェイトトレーニングをメインでやっていたので、今よりも体格はよかったと思いますが、「いい体してますねー、鉄骨屋になれますよー」と・・・、そういう業界でも雇っていただけるんでしょうか・・・。
また、中学を卒業してそのまま就職したそうです。会話の中でこちらが大学生(当時)であることを告げると「すごいですねー。俺、勉強嫌いでしたからねぇ・・・」という感じで(ある意味)尊敬のまなざし、というかなんというか・・・、まあ、別にすごかないんですけどねぇ・・・。
彼はぢろーらもより2つ年下でした。そんな彼が言った印象に残った言葉、それは「お年玉、”あげますか?”」でした。甥っ子とかにあげないといけないみたいです。「ああ、僕はまだ親戚の小さい子とかいないから・・・」というのがせいいっぱいでした。まさか、そのときまだ「あげてる、じゃなくて、自分がもらってる・・・」とは言えませんでしたよ・・・。
そんなこんなで池袋まで仲良く(?)しゃべっていました。
今考えると、どれも面白い経験でした。今は京急と山手線を使ってますが、さすがに通勤途中あるいは帰路で誰かに話しかけられる、ということはないです。やっぱり都会はせわしないな・・・、というか、行きの京急とか毎日ラッシュでつぶれそうですしねぇ・・・
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