『びんちょうタン』第５話

今回の話は、びんちょうタンの着物にまつわる話でした。

その話に辿り着くまでに、びんちょうタンはくぬぎタンの通う学校の給食を配る仕事をすることになって学校まで行くのですが、あいにくとその日は雨…。鳥さんのバスは雨天欠航なので、蓮の葉っぱを傘にして歩いて町まで降りていきます。町の中までは、何とか濡れずに歩いていたのですが町中でくぬぎタンの馬車が撥ねた水を被ってしまいびしょ濡れになってしまったのです。そのびしょ濡れになった姿とびんちょうタンの質素な服装を見て、学校の事務員は『綺麗な格好で来てくださいって話、聞いてなかったですか？』などと言ってしまいます。彼女はびんちょうタンの暮らしぶりなどお構いなしなんですね。本来学校に行っているはずの子がお仕事をしに学校に来ている時点でもう少し気がつけないのかなぁ～と本気で思ってしまいます。びんちょうタンもその言葉に少し気を悪くしたみたいで小声で『ちゃんと洗ったもん…私の宝物だもん』呟いたくらいです。
お仕事が終ったのと、学校の授業が終ったのがほぼ同時だったのでくぬぎタンはびんちょうタンを門で待って朝のこと（馬車で水を撥ねてしまったこと）を謝り、お詫びに代わりの服を買うためのお金を渡そうとしますが、びんちょうタンは今着ている服の思い入れが強いためにそのお金を『いらない』とそっけなく断ってしまうのです。

それにしても、貧富の差が激しい町と言うのもなんか嫌だなぁ～。
例によって絵の動きは非常に滑らかでここまで滑らかなアニメは、見た覚えがありません。今回は特にくぬぎタンにびんちょうタンが声をかけられて振り向くシーンの動きが非常にスムーズで驚きました。

この話は、アニメ版公式ＨＰ、アルケミスト「びんちょうタン」ＨＰ、作者の江草天仁氏のＨＰも参照してみると面白いと思います。ストーリーについてはここにＴＢを張ってくれた方々のブログを参照してみてください。